ゴルフクラブ試打日記。          

プロギア iD ナブラブラック フォージド アイアン

プロギア iD ナブラブラック フォージド アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは プロギア iD ナブラブラック フォージド アイアン の7番 です。
NS PRO 950GH
シャフトは NS PRO 950GH です。
ロフトは30度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子、クラブ総重量は423gです。
正面
プロギアの軟鉄アイアンです。
軟鉄アイアンは、これまでもたくさん見かけてきましたし、プロギアからもたくさん発売されてきたので、特に変わった感じはしないのですが、プロギアだから、きっと何か大きな工夫が施してあるに違いない・・・。と思います。
名前に『ナブラ』とあるように、この真ん中の三角も、その工夫のひとつなのではないでしょうか?
側面
腫れぼったい形状ではありませんが、それほどシャープで尖がっている感じはしません。
これまで出会ってきた、易しさ重視の軟鉄アイアンといった感じがします。
馴染みの深い、プロギアのクラブなので興味津々ではありますが、正直あまりカッコいいデザインではないな・・・。と思いました。
ソール幅
ソール幅は、広すぎず狭すぎず、ごく標準的な感じがします。
ネックの長さ
ネックは短いです。
不恰好ではありませんが、何となく『ずんぐりむっくり』した体型だな・・・。と思いました。
彫りの深さ
彫りは浅く、『ハーフキャビティ』といっていいのだと思いますが、何となく易しそうな感じがしました。
難しそうな印象はありませんでした。
ヒッティングポイントの後方が肉厚になっているので、打感にも配慮した設計になっているようです。
ミーリング無し
今はウェッジに限らず、アイアンにもミーリングが施された物が増えているので、このアイアンも確認してみたのですが、ミーリングは入っていませんでした。
常に研究熱心で、その時の『ベスト』のクラブを造り続けるという印象のあるプロギアですが、こうしてミーリングが入っていないところを見ると、それほどミーリングは重要なことではないのかな?と思いました。
しかし、次のモデルではきちんとミーリングが入っているのかもしれません。
構え感
ボールを前にして構えてみても、構えやすくていい印象をもちました。
見惚れてしまうような美しい顔だとは思わなかったのですが、苦手意識は全く感じません。
結構グースも効いているので、グースネックを好まれる方には、親しみやすい形状なのではないでしょうか?
色々ないいイメージが次から次へと浮かんでくるようなことはなかったのですが、落ち着いた気分でショットに備えることができました。
何と言いますか、淡々とした感じで見つめていました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はソフトな感じで好感がもてました。
軟鉄ということや、ヒッティングポイントが肉厚になっているところが大きいと思ったのですが、店員さんの話によると、このアイアンはヘッドの内部に衝撃吸収材のような物が組み込まれているのだそうです。
それが、このアイアンの打感の柔らかさにつながっているのかどうか、正直私にはよく把握できませんでした。
おそらく、そのような工夫が無くても、きっといい打感は得られたような気がします。
しかし、現状に決して満足せず、常に新しい素材・製法・技術などを組み込んでいくプロギアのメーカーとしての心意気のようなものを感じます。
見た目はごく普通でも、目に見えないところにもこだわっているところが、他のメーカーとの大きな違いだと私は思います。
トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、ある程度予想していた通りで、タフな感じはしませんでした。
重心も高いというよりは、低く感じます。
見た目は結構難しそうに見えるかもしれませんが、かなり受け皿の大きいアイアンだと思いました。
バックフェース
『安定性』という点でも、シビアな感じは全くしません。
ハーフキャビティというカテゴリーに入ると思うのですが、実際には普通の『彫りの深い』キャビティと変わらないほどの易しさを感じます。
やはり、ここにもプロギアらしい技術が組み込まれているのでしょうか?
飛距離性能
『飛距離性能』にも優れているので、多くのユーザーの支持を集められそうです。
私は7番アイアンに、ここまでの飛距離を求めていませんが、今はこれくらいが普通なのかもしれません。
このアイアンはいわゆる『アスリートモデル』といえるアイアンだと思いますが、距離の稼げるタイプです。
先日試打したヤマハのアイアンとはコンセプトが違うように感じました。
操作性
『操作性』という点でも、いい感じでした。
左右に曲げていくことも難しくありません。
寛容さが感じられますし、どことなく『オートマチック感』が強いのですが、球を操作する性能は犠牲になっていません。
ヒール側
プロギアらしい、高機能なアイアンだと思いました。
見た目はシンプルな軟鉄アイアンですが、プロギアの創意工夫が強く感じられました。
PRGR iD nabla BLACK FORGED IRON
私は購買意欲が刺激されることはなかったのですが、とても面白いアイアンだな・・・。と思いました。
これからのプロギアのニューモデルにも、期待大です。