今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-FW Type-T フェアウェイウッド です。
シャフトは TourAD BB-6 です。
ロフトは14度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.5、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は326gです。
ツアーステージのとてもカッコいいフェアウェイウッドです。
とてもシンプルなデザインですが、それが却って高性能であることを伺わせます。
ツアステの初期の頃のデザインに戻ってきているような気がしました。
思っていたよりも、かなりシャローに感じられました。
今はどのメーカーのフェアウェイウッドも『シャロー化』が進み、球があがりやすくなっているのですが、このフェアウェイウッドもその流れを汲んでいるのでしょうか?
X-DRIVEのフェアウェイウッドでは、かなりシャローなほうだと思います。
ソール中央にある、この部分はウェイトなのでしょうか?
これまでもタングステンが組み込まれたフェアウェイウッドがたくさんありましたし、私も一時期使っていたことがあったので、とても懐かしく思いました。
『Type-T』とは、どんな意味なんだろう?と思っていたのですが、店員さんから、
「このフェアウェイウッドはチタンですよ・・・。」と教えてもらいました。
その『チタン(TITAN)のT』なのかな?と思いました。
ネックの長さは、ツアステのフェアウェイウッドらしい長さだと思いました。
こうして見ていても、とても美しいクラブです。
『顔』は、やはりシャロー感を感じてしまいますが、特に変なクセもないので、マイナスな印象は持ちませんでした。
形が美しくて、タフな印象のするクラブを『男前』とするならば、このクラブのように形が美しくて、易しそうなクラブは『美人』といえるのかな?と思いました。
楽器や車などは女性に例えられることもあるそうで、ゴルフクラブにはあまり当てはまらないようにも思ったのですが、人によって感じ方は色々とあるのかもしれません。
ただ、ゴルフクラブは私にとっては単なる道具ではなく、大切な『相棒』であることは、ゴルフを始めた頃から変わっていません。
時にはスイングを教えてくれるコーチのような役目も果たしてくれています。
素振りをしてみた感じは、とても好感がもてました。
試打クラブには、もうひとつ『Tour AD B12-01w』というシャフトもあったのですが、私はこちらの『BB-6』にして正解ではないかな?と思いました。
リズムよく振っていくことができました。
ボールを前にして構えてみても、形自体は美しいのですが、やはりやや投影面積が大きく見えてしまいました。
構えづらく感じることはなかったですし、こういった顔を好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。
こうして構えてみると、ツアステとは思えないな・・・。というところもあったのですが、これもやはり時代の流れなのでしょうか?
こういった形状のクラブだから、敢えてチタンにしているのかな?と思いました。
今のドライバーはほぼ100%チタンだと思いますが、フェアウェイウッドは今でもメタルがたくさんあります。
それは、やはりそれほどヘッドを大きくする必要がない・・・。というのも理由のひとつだと思いますし、価格も比較的抑えられているのが嬉しいです。
しかし、このクラブはチタンということですし、シャフトに貼られているシールには『59000』と表示されていたので、やはりフェアウェイウッドの中では高価だな・・・。と思ってしまいました。
フェアウェイウッドにチタンが使われいることは、決して珍しいことではないですし、これまでもありましたが、これからも使われ続けるのではないでしょうか?
試打を開始しました。
『打感』は、まずまずだと思いました。
『極上の打感』だとは、正直思わなかったのですし、何球でも球を打っていたくなるようなフィーリングではありませんでしたが、特に大きな不満もありませんでした。
『音』は、打つ前の予想とは少し違っていたのですが、特に違和感などは感じませんでした。
『球のあがりやすさ』という点では、こういったシャロー形状ですし、ある程度のあがりやすさも感じることができましたが、最近の『何が何でも上げる』といったタイプのフェアウェイウッドではないと思いました。
何と言いますか、ツアーステージらしい、『骨太感』といったらいいでしょうか?
多少タフな部分も感じました。
ロフトが『14度』ということで、やや立っているということもあるのかもしれないですし、『直打ち』が苦手な方は難しく感じられるかもしれません。
このフェアウェイウッドは、ロフトが14度なので、スプーンと考えていいと思うのですが、最近のスプーンの中では、ややあがりにくいタイプといえるような気がしました。
シャロー形状ではありますが、『高~くあがって終わり』という打球でなく、ライナー系の球が打ちやすいところに好感をもちました。
私はこういったタイプのフェアウェイウッドが大好きなので、購買意欲を刺激されてしまいました。
『安定性』という点では、ごく標準的といいますか、ある程度予想していた通りでした。
シャフトもしっかりしていますし、細工をし過ぎずに普通に打つならば、何ら不便に感じることはありませんでした。
ラインも出しやすかったですし、大暴れするクラブではないと思いました。
シビアな印象はありませんでした。
『飛距離性能』という点では、最近のスプーンの中でも、かなり期待できると思いました。
ツアーステージらしい、高性能なフェアウェイウッドです。
ロフトが立っているせいか、多少タフに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、この『ストロングロフト』を味方にできる方には、とても心強いパートナーになってくれるのではないでしょうか?
前へ進む力が強く、上にあがり過ぎないので、プレイヤーからクラブ、そしてボールに伝わる『エネルギー効率』もいいように感じられました。
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
こういったシャロー形状なので、どちらかといえば、『左右に曲げる』というよりも、『直線的なイメージ』を持ちやすかったのですが、曲げることもそれほど難しいとは思いませんでした。
直進性の強さも感じられましたが、操作しやすい一面も感じられました。
やはり、この操作性の高い、青いシャフトが大きく力を発揮しているのではないでしょうか?
ただ、特に操作し過ぎず、普通に打っていく限りではそれほど暴れる感じがしないので、やはりこの『直進性』を活かしていったほうが、得策なのではないか?と思いました。
久しぶりのツアーステージのフェアウェイウッドだったのですが、とてもいい印象が残りました。
私はツアステのフェアウェイウッドを愛用していた時期があるので、今日はとても懐かしく感じました。
あの頃とデザインなども大きく変わっていないところにも好印象をもちました。
性能自体はすごくアップしていると思うのですが・・・。
ツアステらしからぬ、『シャロー感』いっぱいのフェアウェイウッドでしたが、とても高性能だと思いました。
これからもこういった形状で、しかもチタンのフェアウェイウッドが登場してくるように思います。
今のところ、私はフェアウェイウッドでチタンにする必要性をそれほど感じてはいないのですが、いずれは主流になるかもしれません。
ツアステファンの方は勿論、飛距離の出せるフェアウェイウッドを探しておられる方は、是非一度試してみられてはいかがでしょうか?
どちらかというとヒッタータイプの方に合いやすいのかな?と思ったのですが、それは青いシャフトが挿してあったからかもしれません。
もうひとつのおそらく『純正』シャフトだと、また違った印象をもったかもしれません。
機会があればそちらも試してみたいと思いますが、おそらく今日の感じだと、この青いシャフトのほうが、私にはよりマッチしやすいように思いました。
ブリヂストン ツアーステージ X-FW Type-T フェアウェイウッド
- 2012年2月18日
- ブリヂストン
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