今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは フォーティーン GelongD CU115 ユーティリティ です。
シャフトは オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは24度、クラブ長さは40.5インチ、クラブ総重量は338gです。
フォーティーンGelongDシリーズのユーティリティクラブです。
フォーティーンらしく、派手さの無い、落ち着いたデザインになっています。
かなりヘッドが大きいです。
ユーティリティで、ここまで大きいのはとても珍しいです。
FWに近いユーティリティだな・・・。と思いました。
ネックは長めです。
調整機能が付いていなくて、ここまで長いのは珍しいように思います。
他のメーカーのような高機能性を感じさせるデザインではありませんが、おそらく見えないところに、メーカーの技術がたくさん組み込まれているのだと思います。
トゥ側
ヒール側
トゥ側とヒール側には凹みがありました。
これまで出会ってきたドライバーなどにも共通するところです。
このディープバック形状が特徴的です。
ディープタイプのヘッドはたくさんありますが、ここまでのディープバックはとても珍しいと思います。
今はフォーティーンだけではないでしょうか?
形状自体はオーソドックスですが、やはりかなり大きさを感じます。
大顔のユーティリティクラブです。
ここまで大きいユーティリティは記憶にありません。
かなりFWに近い大きさだな・・・。と思いました。
振り感は、やや易しめといいますか、ソフトスペックな感じでした。
フォーティーンのクラブには、それほどハードな印象はありませんが、このクラブもその流れを汲んでいるように思いました。
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
見とれるようなことはないのですが、これまでたくさん経験しているので、いつもの感覚で振っていけばいいのだと思いました。
かなり大きさが目立ちますが、特に苦手意識が芽生えることもありませんでした。
あくまでも私の好みとしては、もっと小さめのほうがいいですが、この大きさに安心感をもたれる方も多いのではないでしょうか?
やはり、ユーティリティというよりは、FWに近い感じだな・・・。と思いました。
ここまで思い切った設計ができるのも、フォーティーンの長所のような気がします。
試打を開始しました。
『打感』は柔らかいというよりは、あまり手応えがない感じです。
かなりのソフト系だと思いますが、もう少し手応えがあってもいいのかな?と思いました。
ただ、好感のもてる打感であることは間違いないと思いました。
『音』はとても静かでした。
この静けさも、フォーティーンの特長のような気がします。
フォーティーンのクラブに『異音』は似合いません。
球はイメージしていたよりも、あがりやすい感じがしました。
こうして見ても、かなりディープなヘッドですが、タフな印象は全くありませんでした。
見た目はオーソドックスですが、球があがりやすくなるような工夫がヘッド内部にたくさん組み込まれているのでしょうか?
シャロー系ヘッドによる『いかにも』といったあがりやすさではなく、少し意外性のあるあがりやすさでした。
ロフトが24度のクラブだったから、こう感じたのかもしれません。
もっとロフトが立った番手のクラブだったら、タフに感じたのかもしれません。
ロフトが24度ということなので、私の感覚では『4番アイアン』ということになるのですが、これだけあがりやすくて易しいユーティリティがあるのだから、ロングアイアンを見かけなくなるのは仕方ないな・・・。と思います。
私は今も、3番アイアンからバッグに入れていますが、今のところ球がいい感じで浮いてくれています。
しかし、浮かなくなった・・・。と感じるようになったら、おそらくこのようなクラブのお世話になるんだろうな・・・。と思いました。
ただ、日頃から素振りをしている私は、その日をどんどん先延ばしにしているように思います。
アイアン系のクラブのほうが好きな私は、なるべくアイアンを使っていきたいと考えています。
『安定性』は、まずまずだと思いました。
ある程度予想していた通りでした。
すごくシビアだとか、反応が良すぎる・・・。という感じはしませんでしたが、イージー過ぎてイメージがボヤけるタイプでもないな・・・。と思いました。
ウェイトなどは付いていませんが、このヘッドの大きさによる寛容さは充分持ち合わせていると思いました。
ヘッドの大きさを利用しながら、そのままドーンと運んでいける感じ・・・。といったらいいでしょうか?
いい意味での『大味』な印象をもちました。
『飛距離性能』も、なかなか優れているな・・・。と思いました。
高弾道で、しっかりとキャリーを稼いでいくことができました。
弾道は高いのですが、スピン過多で吹き上がるような感じはしませんでした。
しっかりと前にも進んでいきました。
『操作性』も、いい感じでした。
左右に曲げるのも難しくありませんでした。
これだけ大顔なUTなので、反応が鈍い感じなのかな?と思っていましたが、そうでもありませんでした。
どちらかといえば、細工をしたくない感じがしますが、こちらがイメージを出していけば、それに応えてくれるクラブだと思いました。
一番印象に残ったのは、このヘッドの大きさで、少し驚きましたが、クラブ自体には特に変なクセのようなものは感じられませんでした。
このいい感じのオーソドックス感を出していけるのが、フォーティーンの強みなのかもしれません。
『奇抜さ』とは縁遠い『正統派』といいますか『王道』をいっているような気がします。
今度機会があれば、違う番手も試打してみたいと思いましたし、コースでも試してみたいです。
大きな欠点は見当たらず、あらゆる角度から見ても、上手くバランスの取れたユーティリティだと思いました。
フォーティーン GelongD CU115 ユーティリティ
- 2015年2月11日
- フォーティーン