ゴルフクラブ試打日記。          

フォーティーン GelongD CT-315 ドライバー

フォーティーン GelongD CT-315 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは フォーティーン GelongD CT-315 ドライバー です。
MD-350KD
シャフトは MD-350KD です。
ロフトは9度、クラブ長さは47.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、バランスはD7、トルクは3.3、クラブ総重量は303gです。
正面
フォーティーンのニュードライバーです。
名前からも、外見からも GelongD CT-214 の後継モデルだということが解ります。
214から315に名前が変わりましたが、数字にはどういう意味があるのでしょうか?
光沢感が抑えられた感じですが、質感は前のモデルの214のほうがいいな・・・。と思いました。
この質感の変化にも、何らかの理由があるのでしょうか?
表現はちょっと良くないかもしれませんが、少し『くすんだ』といいますか、『中古クラブ』的な印象をもちました。
新品ではあるのですが、少し『使い込んだ感』がありました。
側面
形状的には、214と同じように見えます。
実際に見比べてみると、いろいろな違いが解るのかもしれませんが、こうして単体で見る限り、大きな変化は無いように見えます。
マイナーチェンジといった感じがしました。
ネック長さ
ネックの長さも短めです。
214と共通するところです。
ネックには調整システムが搭載されていません。
今は多くのメーカーが採用しているので、ある意味新鮮に見えます。
ヒール側の凹み
ヒール側
トゥ側の凹み
トゥ側
ヒール側とトゥ側には凹みがありました。
これも214と共通します。
シンプルな形状ですが、この形がベストなのでしょうか?
フェース面のデザイン
フェース面のデザインも、フォーティーンらしい感じがします。
214はIP加工されていたのでしょうか?
黒いフェース面でしたが、このニューモデルがオーソドックスなフェース面に戻っています。
これまでたくさん経験してきて、いい印象があるので、こうして見ているだけでも、柔らかそうな感じがします。
シャローバック
シャローバック形状です。
今は超シャローがたくさんあるので、そういう意味では少し厚みもありますが、私の感覚ではシャローな部類に入ります。
球があがりやすそうです。
顔
とてもいい顔をしています。
フォーティーンのドライバーなので、最初から安心していました。
落ち着いた、いい顔をしています。
振り感
素振りをしてみても、やはり長さを感じますが、前のモデルでも経験しているので、あらかじめ予想はしていました。
やや軽さはありますが、これだけ長尺になると、軽くしないと振りづらくなってしまうのだと思います。
フォーティーンはずっと『長尺』にこだわっているようです。
長尺ブームの最初の頃は、振りづらいものが多かったですが、最近は振りやすくなったな・・・。と感じることが多くなりました。
シャフトが進化しているからだと思います。
このドライバーも長尺タイプではありますが、強い苦手意識は芽生えてきませんでした。
構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
ヘッドとの距離が少し遠いので、460ccと聞いていても、少し小顔に見えてしまうのですが、違和感などはありませんでした。
リラックスして構えることができました。
いい顔をしていますが、あまり曲げたい感じはせずに、まずは真っ直ぐ振り抜いてみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はソフトで、いい感じでした。
ただ柔らかいだけでなく、しっかりと『芯』のあるフィーリングです。
打球音
『音』は大きすぎず、はっきりした感じです。
いくらでも叩いていける音です。
トゥ側
『球のあがりやすさ』は、まずまずだと思いました。
タフな感じはしませんでしたが、無駄にあがり過ぎない感じがしました。
キャリーも、しっかりと出していくことができました。
ライナー系ではなく、中高弾道といったところかな?と思いました。
バックフェース
『安定性』は、まずまずだと思いました。
長尺でも振りやすいので、難しく感じることはありませんでした。
前のモデルの214よりも、球がつかまりやすい感じがしました。
214も難しい感じはしませんでしたが、少し逃げる感じがしたのを覚えています。
しかし、このドライバーは少しつかまりやすくなっているように感じました。
ヘッド形状などに大きな変化は見られないのですが、見えないところにも色々な工夫がしてあるのでしょうか?
シャフトも進化しているのかもしれません。
飛距離性能
『飛距離性能』は、優れていると思いました。
かなり飛びにこだわっているように感じます。
私はあまり長尺を手にすることがないのですが、この長さ(47.75インチ)を苦にされない方でしたが、かなり大きなパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?
長尺による効果も大きいと思いますし、弾きもいいです。
ボールの勢いを感じました。
ただ、前のモデルの214も優れているので、それよりも大きく進化しているようには思えませんでした。
『飛距離の伸び』よりも、『つかまりやすさ』が向上しているように感じました。
易しさがアップしているような気がします。
操作性
『操作性』という点では、長さを感じたせいか、少し難しく感じたのですが、球数をこなしていくうちにだんだんと慣れていくことができました。
しかし、今日は練習場だったので、ある程度思い切ったことができましたが、もしコースだったら、少し怖いだろうな・・・。と思いました。
ヘッドの形状はとても整っていて曲げられそうな雰囲気もありますが、これだけ長尺にしてあるということは、メーカーもそれほど操作性には力を入れていないのかな?と思いました。
FOURTEEN GelongD CT-315 DRIVER
フォーティーンはウェッジのイメージが強いですが、ここ数年、ドライバーの傑作モデルが続いています。
特に印象深いのは『DT111』『CT112』と、前のモデルの『214』です。
私はまだフォーティーンのドライバーを購入できていませんが、購買意欲を刺激されたものがたくさんあります。
FOURTEEN GelongD CT-315 DRIVER
今は調整機能などが付いていて、いわゆる『変化球』といいますか、ちょっと目先を変えた印象のドライバーが多いなか、このドライバーは『直球』で勝負しているように思えました。
できるだけシンプルに、『飛距離』だけをひたすら追求しているように見えました。
昔は長尺といえば、ベテランゴルファー向けという印象がありましたが、このドライバーもそうですし、最近はアスリートモデルと呼ばれるドライバーでも見られるようになりました。
このドライバーはある程度HSのある方が、さらなるスピードアップを目指して距離を伸ばしていけるような感じがします。
FOURTEEN GelongD CT-315 DRIVER
先ほども書きましたが、全体的な印象としては、あくまでも『マイナーチェンジ』なのだと思いました。
大きな変化というよりは、『小さな改善点』といったところでしょうか?
前のモデルよりも易しくて、素直に振っていける感じがしました。
FOURTEEN GelongD CT-315 DRIVER
かなり高価なのかな?と思い、値段を聞いてみたのですが、思っていた以上にリーズナブルな設定になっていました。
これまでのフォーティーンのドライバーに共通するところですが、コストパフォーマンスがとても高いな・・・。と思いました。
今の私にはまだ長尺は早いですし、スペック的にもやや合いづらいところがあるので、今すぐこのようなタイプのドライバーを購入することはないと思います。
できれば『45インチ台』でも試してみたいと思ったのですが、おそらくこのドライバーは最初から『長尺仕様』で設計されているのではないかな?と思いました。
私にとって『ど真ん中のストライク』という感じではなかったのですが、とても『理に適っている』といいますか、ポテンシャルの高いドライバーなので、アスリートゴルファーの方はもちろん、ベテランゴルファーの方にも多くの支持が得られるのではないでしょうか?
『長尺の進化形』といった印象をもちました。