ゴルフクラブ試打日記。          

フォーティーン DT111 ドライバー(Royal Decoration)

FOURTEEN DT-111 DRIVER 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは フォーティーン DT111 ドライバー です。
CRAZY Royal Decoration

シャフトは CRAZY Royal Decoration です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46.5インチ、シャフトフレックスはX、シャフト重量は49g、トルクは4.8、キックポイントは中調子、クラブ総重量は304gです。
正面

久しぶりに出会った、フォーティーンのDT111ドライバーです。
このドライバーはすごく気に入っていて、今年出会ったドライバーの中でも、間違いなくトップクラスに入ります。
今日はこの極上のドライバーに加え、まだ手にしたことのなかったクレイジーの新しいシャフトが挿してあるので、思わず手にしてしまいました。
側面

何度見ても美しいヘッドです。
フォーティーンのドライバーは、他の大手有名メーカーと比べ、それほど数は多くないものの、優れものが多いです。
その中でもDT111は間違いなく『傑作』と呼べるドライバーだと思います。
ヒール側

このディープバック形状は、とても個性的です。
しかし、こういった『叩ける』雰囲気をもったヘッドはとても信頼できます。
『吹き上がり』など、余計な気を遣うこともなく、気持ちよく振り抜いていけるので、インパクトが緩むこともありません。
振り感

素振りをしてみると、まずその『軽さ』と『長さ』を感じました。
やはり『46インチ以上』は、とても長く感じてしまいます。
これくらいの長さは、今ではとてもポピュラーな感じがするのですが、最近はあまり試打していなかたので、少し不安に感じる部分がありました。
クレイジー ロイヤルデコレーション
 
このシャフトのフレックスは一応『X』というなのですが、Xらしい『硬さ』や『重量感』などは感じられませんでした。
クレイジーのシャフトは、これまではどちらかというと、しっかりとしている印象があるのですが、このシャフトは『別物』といいますか、『新ジャンル』といった感じがします。
やはり他のメーカー同様、同じメーカーでも、そのモデルによってフレックス表示などが異なってくるのだと思いました。
私は今、自分のエースドライバーに、クレイジーのシャフトを挿しているのですが、このシャフトはずいぶんと印象が異なり、何と言いますか、とても『しなやか』な感じがしました。
構え感

ボールを前にして構えてみると、相変わらずの『美顔』だと思いました。
シャフトが長い分、少しヘッドが『遠い』感じがしたのですが、特に不安に感じることはありませんでした。
もう少しシャフトが短いと、色々なイメージが鮮明に出せたと思うのですが、今日はそれが少し難しく感じられました。
やはり同じ『顔』でも、その『長さ』によって、イメージは大きく変わってくるものだと思いました。
『長さ』や『軽さ』に対する不安を多少感じていたものの、顔がとても美しいので、セットアップがとても楽に完了しました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』はこれまでの印象通り、すごく好感がもてました。
初めて試打したときの記憶が蘇ってきます。
とても心地いい感触を楽しむことができました。
打球音

『音』もいい感じで、気持ちよくインパクトを迎えることができました。
いくら叩いていっても、違和感を感じさせない音です。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、とても高いと感じました。
今年の4月に、このDT111というドライバーを初めて試打したとき試打クラブのロフトも『10.5度』だったのですが、今回のほうが少しあがりやすくなっているような印象を持ちました。
勿論、ヘッドだけでいえば、明らかにヒッタータイプ向けだと思いますし、いわゆる『叩ける設計』になっていると思うのですが、今日はこの『しなやかなシャフト』のせいなのか、とてもイージーな感じがしました。
『タフ』な感じはしませんでした。
当たり前のことではありますが、やはりシャフトによって、そのクラブの特性は大きく変わってくるものだと思いましたし、この『クレイジー ロイヤルデコレーション』というシャフトがとても不思議に感じられました。
バックフェース

『安定性』という点では、この『長さ』『軽さ』から、多少暴れる感じを予想していたのですが、思っていた以上にまとめやすく感じました。
最初のうちはややタイミングがとりづらく感じていたのですが、意外と早く『アジャスト』できたような気がします。
最近の『長尺仕様シャフト』の性能が飛躍的にアップしてきたのが大きな要因だと思いますが、それ以外にも少しずつこの長さに対する『免疫』ができてきたのかな?と思いました。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、このヘッドが持つ高い性能と、この長尺仕様が上手く組み合わさって、かなり高いポテンシャルと持っていると思いました。
時々、すごく驚くような球を打つことができました。
『ツボ』にはまれば、思っていた以上に遠くへ飛ばすことができるドライバーだと思いました。
ただ、それを何球も続けていくことが難しく感じられたのですが・・・。
ヘッドは、どちらかというと『タフ』な部類に属すると思いますが、この『ソフトスペック』な感じのシャフトとの組み合わせが、最初は少し『ミスマッチ』に思えていたのですが、球数をこなしていくうちに、どんどん『呼吸が合っている』ように思えてきました。
まさに『阿吽の呼吸』といったらいいでしょうか?
ただ、私にはやはりこの『長さ』や『軽さ』に対応しきれていないところがありましたが、この長さや軽さに慣れておられる方には、すごく魅力的に感じられるのではないでしょうか?
『長さ』は飛距離を求めていくうえで、とても有利にはたらきますし、『ミート率』がそれほど下がらないので、すごく優れた武器になるように思います。
操作性

『操作性』という点では、今日は難しく感じられました。
初めて試打したときも、それほど易しい印象は残っていなかったのですが、今日はその時よりも難しく感じられました。
改めて『長さ』や『軽さ』に対する難しさを感じました。
一応、左右に曲げてみたりもしたのですが、なかなか実戦で使えそうな感じの球は出づらい感じがしました。
やはり私はこれからもマイドライバーには『45インチ台』にしていきたいです。
『46インチ以上』は、まだまだ経験不足だと思いましたし、もっと練習を積まないと実戦では不安が残りました。
ショートネック

ヘッドはやはり『一級品』ですし、初めて出会ったクレイジーのこのシャフトも、これまでのイメージと違ってとても変わった印象を持ちました。
『ヒッター向けのヘッド』と『スインガー向けのシャフト』の組み合わせで、また新たな一面が垣間見れたような気がします。
かなり軽量感が感じられるシャフトですが、結構しっかりとしているので、それほど難し過ぎる感じはしませんでした。
今日はシャフトの印象が強かったですが、やはりDT111は、また何度でも試してみたい・・・。と思わせる、とても魅力的なドライバーです。
今度はまた違ったシャフトで試すことができたら・・・。と思いましたし、『ロイヤルデコレーション』というシャフトも、違うヘッドでもう一度試してみたい・・・。と思いました。