今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは フォーティーン DJ-11 ウェッジ です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは52度、クラブ長さは35.25インチ、シャフト重量は132g、バランスはD2、クラブ総重量は469gです。
フォーティーンのニューウェッジです。
フォーティーンらしく、とても美しい仕上がりになっています。
このバックフェースにある凹みが、よく目立っています。
最近はウェッジでもキャビティタイプが増えてきていますが、このウェッジはそれらの中でも、かなり目立つタイプだと思います。
昨年試打した、D-030 HW ウェッジ を思い出しました。
形状的に整っていながら、輪郭が丸みを帯びていて、曲線が美しいな・・・。と思いまいた。
トップラインがテーパーになっていて、厚くなっているところも、フォーティーンウェッジの特徴です。
絶妙な重心設計の結果なのでしょうか?
ワイドソールです。
こうして見ても、グースが効いているのが解ります。
ソールも滑りが良さそうです。
バックフェースの形状も個性的です。
D-030 HW ウェッジほど極端にはなっていませんが、やはり似ている感じがします。
ネックの長さも、しっかりとあるので、スピンを掛けやすそうです。
程良い長さだと思いました。
フェース面にミーリングがあるか、よく見てみたのですが、ありませんでした。
やはり、メーカーによっても、いろいろと違いがあるものだな・・・。と思いました。
ボールを前にして構えてみると、『据わり』がいいな・・・。と思いました。
ちょっとバンスが効いている感じもありましたが、違和感はありません。
こうして見ていても、やはりグースの効きが目立ちます。
『セミグース形状』といっていいでしょうか?
できれば私はストレートなタイプがいいな・・・。と思うのですが、このようなセミグースタイプを好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。
グースのきついタイプよりも、またストレートなタイプよりも、このウェッジのような『セミグースタイプ』が一番いい・・・。という方はとても多いのではないでしょうか?
この形状こそが『ジャパニーズウェッジのスタンダード』といえるのかもしれません。
日本人の多くのゴルファーの好みを分析して作られた形状のような気がします。
フォーティーンのウェッジは私の周りでも大人気です。
私はストレートネックタイプを使い慣れているので、少し構えづらいところもあるのですが、大きな違和感はありませんでした。
これまでたくさん経験している顔です。
不安感などはありませんでした。
試打を開始しました。
『打感』はとてもソフトで、いい感じでした。
このウェッジの『質感』に見合う打感だと思いました。
『球のあがりやすさ』という点では、52度のウェッジとしては普通だと思います。
これ以上グースがきつくなると、私は少し難しく感じるだろうと思うのですが、これくらいであれば対応できます。
グースタイプウェッジの特長のひとつといっていいと思うのですが、やや低めに出していきやすいところも魅力的です。
低めに打ち出していったほうが距離感が合いやすい・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『安定性』という点では、高いと思いました。
整った形状をしていますし、尖った性格をしていないと思いました。
キャビティ効果もあるのかもしれませんが、どちらかといえばオートマチック系だな・・・。と思いました。
かなりまとめやすいタイプのウェッジだと思います。
『スピン性能』は、なかなかいい感じでした。
フェースへの『乗っかり感』もありますし、ソールがよく滑ってくれるので、抜けもいいです。
いろいろなライからでも、安定してスピンが得られるように思いました。
『食いつき感』はあまり感じなかったのですが、『乗っかり感』はありました。
右の手のひらの感覚が活かせるウェッジだと思いました。
距離感も、すぐにつかむことができました。
それは、このヘッドの性能によるところもあると思いますが、やはり適度な重量のあるシャフトのおかげもあると思いました。
軽すぎたり、走りすぎてしまうシャフトだと、どうしても動きが安定しづらくなりますが、DGだと安定しているので易しく感じます。
これは人によって好みの違いなどもあると思いますが、やはり使い慣れたシャフトだと安心感があります。
ウェッジはシビアな場面で使うことも多いので、慣れ親しんだスペックがベストです。
『操作性』という点では、まずまずでした。
扱いづらいタイプではありませんが、どちらかといえばオートマチック的に打っていきたい感じがしました。
ウェッジでは、いろいろな細工をしていきたいと考えることが多いのですが、今日はあまりしたいとは思いませんでした。
様々なウェッジメーカーの中でも、フォーティーンの注目度はとても高いと思います。
やはり『MT-28』の影響は未だに大きいのかもしれません。
『革命』を起こしたウェッジといえるのではないでしょうか?
このニューウェッジ DJ-11も、既に高い人気を得ているのだそうです。
私が練習場の打席からアプローチグリーンにやってくると、時々小鳥がどこからかやってきます。
今日もやってきました。
結構人に慣れているらしく、なかなか逃げません。
『つかず離れず』の距離にずっといます。
私のアプローチ練習を見守ってくれているようです。
『鳥の視線』を感じながら練習しています。
私は鳥のことについて詳しくないので、この小鳥の名前が分からないのですが、すごく親しみを感じています。
小鳥(バーディ)は、私たちゴルファーにとって、とても縁起のいい鳥です。
他にもゴルフには『イーグル』、『アルバトロス』、『コンドル』など鳥の名前が使われています。
フォーティーンのウェッジといえば『上級者用』というイメージをもっておられる方もいらっしゃるかもしれません。
敬遠しておられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このDJ-11は敷居も決して高くないですし、親しみやすい部分はたくさんあると思います。
メーカーも、幅広い層を意識して開発しているような気がします。
このウェッジもいい感じでしたが、どちらかといえば私は昨年試打した RM-12のほうが合いやすいかな?と思いました。
今度機会があれば、打ち比べてみたいと思いました。
易しいウェッジを探しておられる方。
オートマチック的に球を運んでいきたい方。
スピンだけでなく、打感も求めたい方。
セミグースネックタイプを好まれる方。
そういった方々に、是非試していただきたいウェッジです。
フォーティーンのクラブは『実用性の高さ』と共に、『カッコいいクラブ』が多いです。
フォーティーンのクラブがバッグに入っているだけで、この人は『やるな』『できるな』と思います。
入り口は広くて、ゴルフをとことん突き詰めておられる方にも、人気の高いクラブです。
今日はバンカーからの練習が出来なかったのですが、次回また試打する機会があれば試してみたいと思いました。
易しく球が出るんじゃないかな?と思いました。
マニュアルタイプというよりは、オートマチックタイプのウェッジだと思います。
私はウェッジの練習が大好きで、練習時間の殆どを割いています。
なので、どちらかというとオートマチックタイプよりも、いろいろと細工をしていきやすいマニュアルタイプに魅力を感じるのですが、オートマチックタイプを求めておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
上級者の方はもちろん、ビギナーの方にも試していただきたいウェッジです。
幅広い層に対応できているウェッジだと思います。
フォーティーン DJ-11 ウェッジ
- 2014年5月31日
- フォーティーン