今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ピン G30 ハイブリッド の3番 です。
シャフトは TFC390 です。
ロフトは19度、クラブ長さは40.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は72g、トルクは2.9、クラブ総重量は370g です。
PING G30シリーズのハイブリッドです。
先日ドライバーを試打したときの好印象が今でも強く残っているので、このハイブリッドにも期待感が既に高まっていました。
昔のPINGのクラブは敷居が高いイメージもありましたが、今はとても親しみやすくなっていますし、性能もすごくアップしています。
『深重心設計』にこだわっていて、PINGらしい個性があって、好感がもてます。
PINGらしく、多少丸みを帯びているものの、平らな感じがします。
地面をスッと滑ってくれそうな感じがします。
ロングネックタイプです。
最近では、ここまでハイブリッドで長いものは珍しいような気もします。
調整機能が付いていない分、すっきりして見えます。
今はハイブリッドにも調整機能が付いているものが多くなりましたが、このクラブにはありません。
これがメーカーの考えなのかもしれません。
バックフェース寄りに、大きなウェイトがひとつだけありました。
よく見ると、交換できそうです。
色々な重さが用意されているのでしょうか?
ヒール側にも、何やら特殊な工夫が見られます。
ここの部分もウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
とても整った顔をしています。
今はハイブリッドも、色々な形がありますが、私はこのようなオーソドックスなタイプが好きです。
近くで見ると、クラウン部分が2ピース構造であることが解りました。
これも、適正な重量配分を得る為の工夫なのでしょうか?
これまでも、よく見かけたような気がします。
このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
ラバータイプで柔らかさがありながらも、適度にグリップ力も感じられます。
雨の日でも活躍してくれそうなグリップです。
シャローバックになっていて、球があがりやすそうな印象を受けました。
今の主流といっていい形状だと思います。
素振りをしてみると、まずまずでした。
タイミングも合わせやすくて、楽に振っていくことができました。
今のハイブリッドの中でも、標準的なスペックに感じられました。
構えやすいです。
ネック周りの印象が、ちょっと『タラコ』っぽいところもあったのですが、自然に構えることができました。
球もあがりやすそうです。
試打を開始しました。
『打感』は、まずまずでした。
ある程度予想していた通りの打感でした。
弾き感も、ありました。
『音』は静かで、いい感じでした。
いくらでも強く振っていくことができる音です。
球はとてもあがりやすいと思いました。
イメージよりも、少し高く上がっていきました。
これも『深重心効果』によるものでしょうか?
充分高さを出していけるハイブリッドです。
見た目はオーソドックスでカッコいいタイプなので、ハードそうに思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はとても親しみやすいタイプなので、敬遠されず多くの方に試していただきたいと思いました。
『安定性』も高いですが、これまでのPINGのクラブは高性能なものが多いので、そういったことを考えると標準レベルかな?と思いました。
『浅重心タイプ』は『諸刃の剣』的なところがあると思いますが、このような重心の深いタイプは、かなり性格的にも丸いので、幅広い層からの支持を集めやすいような気がします。
『飛距離性能』は、今のハイブリッドの中でも、優れているほうだと思いました。
今はドライバーやFWに限らず、ハイブリッドも飛距離性能の高いクラブが多くなってきましたが、このG30というクラブは、それらの中でも、かなり高いレベルにあるように思いました。
フェースの弾きが良く、ボールが力強く飛び出していきました。
見た目はシンプルなハイブリッドですが、見えないところにも色々な工夫が施されているのでしょうか?
『操作性』は、なかなかいい感じでした。
ある程度予想していました。
構えたときの印象が、そのまま弾道に表れたような気がしました。
左右に曲げることも難しくありませんでした。
どちらかといえば、色々と細工をするタイプではないように思ったのですが、けっして『曲がりにくいタイプ』のクラブではないと思いました。
ある程度融通が利く感じがしました。
ソールのウェイトが目立ちますが、それ以外はとてもシンプルでカッコいいハイブリッドです。
私はアイアンが好きなので、アイアンと比べるとハイブリッドを使う回数は少ないのですが、このクラブはコースでも使ってみたいな・・・。と思いました。
ロフトが『19度』ということなので、私の感覚では『2番アイアン』に相当するのですが、これだけあがりやすく飛距離が出やすいのであれば、ハイブリッドの人気が高いのも充分うなずけます。
クラブが進化したことによって、よりアグレッシブなゴルフができるようになりました。
昔、2番アイアンだけを持って、練習場に通っていたことを思い出しました。
このハイブリッドは、構えやすいですし、何より飛距離性能が高いと思いました。
今日試打したスペックだと、ヒッタータイプの方に合いやすいような気もするのですが、色々なシャフトがラインアップされているようなので、かなり幅広い層に対応してくれそうです。
この19度のロフトでも、充分過ぎるほど上がってくれたので、私はこれより下の番手はあまり使わないだろう・・・。と思いました。
私は3番アイアンからバッグに入れているので、その流れにも合いそうだな・・・。と思いました。
PINGは、そのシリーズによっては、『昔ながら』といいますか、『個性的な顔』をしたクラブもありますが、このクラブはとてもオーソドックスで親しみやすい感じがしました。
先日試打したアイアンは、私の好みとはちょっと違う感じがしていたのですが、このハイブリッドは好感がもてました。
この高い飛距離性能を、コースで試したらどうなるんだろう・・・?と思いました。
是非、コースで使ってみたいクラブです。
ピン G30 ハイブリッド
- 2014年9月13日
- ピン