今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ピン G25 ドライバー です。
シャフトは TFC360 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは4.8、キックポイントは中調子、クラブ総重量は316g です。
PINGらしい、黒くて大柄なドライバーです。
やや『トライアングル系』なのも、これまでのモデルと共通するところだと思います。
ピンのドライバーは、これまでも何度か試打しているのですが、特に前のモデルのi20にはいい思い出が残っています。
独特な顔です。
一瞬ちょっと、身体がビクッとなりましたが、PINGらしい顔といえるのかもしれません。
ヘッド後方がとてもよく伸びています。
こういったところにも、このドライバーの性格が解るような気がします。
最近のPINGらしい『トライアングル顔』ですが、『異型ヘッド』の中で、唯一打てそうな感じがするのが、この顔です。
時が経てば、またいずれ『四角顔』のクラブが登場してくるのかもしれませんが、その時、私はまた『お手上げ状態』になってしまうかもしれません。
構えづらいクラブは、どんなに性能が良くても、その性能を活かしきれません。
『絵に描いた餅』になってしまいます。
構えやすさがあって、それからの物理的な性能だと思います。
構えやすさをどこまで崩すことなく、性能をアップできるか?ということが重要になってくるのではないでしょうか?
そういった点で考えてみても、このドライバーはあくまでも私の中では『ギリギリ』の範囲に収まっていました。
このヘッドも他のメーカー同様クラウン部分が、いわゆる『艶消し』になっています。
これからは、こういったドライバーが増えてくるのではないでしょうか?
クラウンには光沢感が無いけど、ソールには光沢感があるのが面白いと思いました。
こうして見ても、かなり平べったい感じがします。
今は少しずつ、ディープ系のヘッドが復活してきたように思うのですが、このドライバーはかなりシャローです。
これがPINGの主張なのでしょうか?
昔から『大は小を兼ねる』といいますが、やはり大きいことはいいことなのでしょうか?
『超』が付くくらい、シャローバック形状です。
今はシャローバックのほうが多いように思いますが、このドライバーはかなり薄さを感じます。
こういったところは、やはり海外メーカーなんだな・・・。と思いました。
ヘッド後方にひとつだけウェイトが組み込まれていますが、今は複数組み込まれている物もたくさんあるので、ひとつだけだと、すごくシンプルに見えます。
これも計算された位置に、計算された重さが配置されているのでしょうか?
こうして見る限り、交換はできないようです。
ネックには調整システムが搭載されていて、こういったところは、今の流れのような気がします。
国内外問わず、こういったタイプのドライバーが増えてきました。


ネックには『○』『+』『-』の3つがありました。
どういった意味なのでしょうか?
よく解らないまま、そのままの状態である『○』で試打することにしました。
ネックの長さは短めです。
今は、調整機能のせいか、やや長めの物も増えてきましたが、このドライバーは短めです。
やはり、シンプルな調整機能だからでしょうか?
私はヘッドの形状もそうですが、ネック部分があまりゴチャゴチャしているのが好きではないので、こういったシンプルさが感じられると好感がもてます。
素振りをしてみても、思っていたよりも重く感じませんでした。
前のモデルやその前のモデル同様、このドライバーもいわゆる『重ヘッド』ということなのだそうですが、こうして振っていても、特別ヘッドが効いているとか、バランスがシャフトの先に集中している感じはしませんでした。
すごく楽に振っていくことができました。
むしろ、もっと重量があってもいいのかな?と思いました。
特にそれはシャフトに関してですが・・・。
フレックスも『S』ということになっていますが、軟らかく感じました。
やはり『JAPAN SPEC』なのでしょうか?
ボールを前にして構えてみても、やはりこのヘッドの大きさを形状が際立っているように感じられました。
ボールの大きさは『不変』なので、このドライバーとの大きさの対比がはっきりと感じられました。
何と言いますか地面を掘るときに、普通の大きさのドライバーだと『スコップ』に感じるのに対し、このドライバーだと『ショベルカー』のようなイメージをもってしまいました。
ちょっと極端な例ですが、それくらい、このヘッドの大きさを感じました。
『繊細さ』というよりは『大らかさ』が感じられるヘッドです。
普通に構えたときに、少しフェースが上を向きやすいので、気持ち被せ気味にいきたい感じがしました。
フェースが被っているようには見えなかったので、上手くタイミングさえ取れれば、ラインは出しやすそうだな・・・。と思いました。
左右に大きく曲げるイメージは出しづらかったのですが、まずは真っ直ぐ気持ちよく振りきっていこう・・・。と思いました。
『ピストル』というよりは『大砲』を打つくらいの気持ちでいました。
試打を開始しました。
まず感じたのが、このドライバーが、とにかく『易しい』ということです。
すごく易しいです。
いい意味での『オートマチック感』があります。
今は『オートマチック系』のドライバーはたくさんありますが、その中でも好感のもてる物と、そうでない物があります。
このドライバーは前者の好感がもてるタイプです。
こういったオートマチック系ならば、練習場だけでなくコースでも使ってみたいな・・・。と思いました。
大型ヘッドではあるのですが、球のつかまりも結構いいです。
右に抜ける感じはしませんでした。
スイートエリアもかなり広いような気がします。
寛容さが感じられるドライバーです。
『打感』はまずまずだと思いました。
柔らかい感じではあるのですが、もうひとつ主張してこない感じです。
嫌な打感ではないのですが、もう少し訴えかけてくるものがあってもいいかな?と思いました。
ただ、基本的にはこちらの邪魔をしない打感なので、好感がもてました。
『音』は、少し大きめではありますが、いい感じでした。
気持ちよくインパクトを迎えることができました。
インパクトが詰まったり、緩んだりすることもありませんでした。
しっかりとフィニッシュまで振り切ることができました。
『球のあがりやすさ』という点でも、この外観通り、とてもよくあがります。
最初に構えたときに、フェース面が結構上を向いているな・・・。と思ったのですが、実際に打ってみても、その通りでした。
少し上から被せて打ってみたのですが、それでもよくあがってくれました。
『ライナー系』というよりは、明らかな『ハイキャリー系』といったらいいでしょうか?
『飛距離性能』という点でも、いい感じでした。
球はよくあがるのですが、それほどスピンは多くないように感じられました。
こういった大型シャローなので、吹き上がる感じを予想していたのですが、思っていた以上に弾道がしっかりとしていて、必要以上に上にあがるのではなく、確実に前に運んでくれるドライバーです。
黒いヘッドですし、叩けそうな雰囲気があったので、結構叩いていったのですが、それでもしっかりと前に運んでいってくれました。
最近よく見かけるようになった、『頼れるシャロードライバー』といえます。
『操作性』という点では、大型ヘッドにしては、まずまずだと思いました。
とりあえずは左右に打つこともできたのですが、やはり、このオートマチック性能を活かしたいと思いました。
いつものように、あまり極端なことはしたくないと思いました。
大型ヘッドでシャロー系が好きだけど、球のつかまりがいいドライバーを使いたい・・・。という方には、とても合いやすいのではないでしょうか?
最近のPINGの充実ぶりを証明するかのような、高性能なドライバーだと思いました。
PINGは海外有名メーカーのひとつですし、老舗といっていいメーカーですが、テーラーメイドやキャロウェイなどとは一線を画すような気がします。
それは老舗メーカーらしい『ポリシーをもっている』ということです。
勿論、他のメーカーがポリシーをもっていないのではなく、それぞれのポリシーがあると思うのですが、PINGには単に流行に乗らない・・・。といいますか、『いいものはこれだ』というものがあるように思います。
今は『浅重心』のドライバーが少しずつ増えてきて、その火付け役は『テーラーメイド RBZ FW』だと思うのですが、PINGは『重心が浅いよりも深いほうがいい』というポリシーをもっているのだそうです。
なので、当然ながら、このドライバーも深重心になっているのだそうです。
浅い重心にも大きなメリットがあり、飛距離性能のアップがその代表的なところだと思います。
ただ、一方で重心の浅いドライバーを難しく感じられる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
昔から浅い重心のドライバーはありました。
しかし、それは一部の方に受け入れられたように思います。
人によっては敷居の高いドライバーだったのかもしれません。
しかし、このPINGのドライバーのように、重心を深くすることによって、敷居も低くなっているのではないでしょうか?
敷居が低くなっていても、飛距離性能は劣っていません。
むしろ、優れている感じがします。
何と言いますか、『オートマチック的に飛ばせる』ドライバーだと思いました。
ドライバーによっては、『飛んだ』『飛ばなかった』の差が大きい物もありますが、このドライバーにはそういったことが感じられません。
『最大飛距離』と『最低飛距離』との差が小さいような気がします。
私は大柄なシャローヘッドを、どちらかというと苦手にしている部分があるのですが、このドライバーには何故か好感がもてました。
この『オートマチック感』に身を任せてみたい・・・。と思いました。
間違いなく、ティショットが楽になるだろうな・・・。と思いました。
そして、このドライバーの値段が性能の割には低く抑えられているのも魅力的です。
コストパフォーマンスの高さはピカイチです。
親しみやすい価格設定になっていますが、このドライバーがチープな感じは全くしませんでした。
むしろ、高性能さを充分感じることができました。
最近のPINGは本当に充実していると思います。
性能の高さに加え、コストパフォーマンスの高さは凄いです。
先ほども書きましたが、メーカーにポリシーが感じられるところもいいです。
ゴルフクラブは、ひとつのメーカーがヒット作を出すと、他のメーカーも追随しやすいように思いますし、個性的なクラブが少なくなってきました。
そういった点でも、PINGには個性が感じられます。
『重ヘッド』というのも、とても素晴らしいことだと思います。
今度できれば、違うシャフトでもっとしっかりとした物で再び試打してみたいと思っていますが、全体的にはすごくいい印象が残りました。
とにかく『易しい』ドライバーです。
それでいながら、基本的な性能はしっかりと押さえられています。
すごくいいドライバーだと思ったので、明日友人たちに、このドライバーのことを話してみようと思いました。
ピン G25 ドライバー
- 2013年3月17日
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