ゴルフクラブ試打日記。          

バルド TT PROTOTYPE UTILITY WOOD

バルド TT PROTOTYPE UTILITY WOOD 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは BALDO TT PROTOTYPE UTILITY WOOD です。
UST Mamiya PROFORCE VTS SILVER

シャフトは UST Mamiya PROFORCE VTS SILVER HYBRID です。
ロフトは24度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は81g、トルクは3.2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は370gです。
正面

バルドの新しいユーティリティクラブです。
バルドはドライバーのイメージがすごく強いのですが、今日はユーティリティクラブを試打する機会に恵まれました。
最近は色々なメーカーから、多くのユーティリティクラブが発売されています。
それだけ、この番手のクラブの重要性が高まっているからだと思います。
もう、既にそうなのかもしれませんが、いずれ『ロングアイアン』という言葉は死語になってしまうかもしれません。
2番アイアンだけをクラブケースに入れて自転車で練習場に通った日々は何だったんだろう?と思ってしまいます。
昔は『難しくても練習を積んでクラブを使いこなす』という考え方が多くのゴルファーにあったように思うのですが、今は全く逆で『いかにゴルファーに易しいクラブを造るか?』というメーカー側の工夫が強く感じられます。
クラブが易しくなったことは、とてもいいことだと思うのですが、難しいクラブを何とか打てるようになった時の喜びはとても大きいものがありました。
難しいクラブだからこそ、芯で捕まえることができたときの、何物にも代えがたい打感が大きなご褒美でした。
今はそんなことは流行らないのかもしれませんが・・・。
側面

以前試打したドライバーと同じ、白い色がベースになっています。
やはり、これからは、こういった色が基本となっていくのでしょうか?
白いヘッドのユーティリティ(ハイブリッド)といえば、先日試打した ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid を思い出します。
ソールのウェイト

ソールにはウェイトが組み込まれていました。
この位置にあるということは、ある程度の重心の深さがあるということなのでしょうか?
ドライバーに限らず、フェアウェイウッドでも、最近はフェース寄りについているものが増えてきました。
どちらがいいかは一概に言えないと思いますが、より易しくて敷居が低いのは後ろについているタイプではないかな?と思っています。
セミディープバック

セミディープバックといっていいのでしょうか?
私はディープ感よりも、シャロー感を感じてしまいますが、今はこれよりもかなりシャローな物も増えてきているので、そういった物と比べると、幾分かはディープに見えます。
球をじゅうぶん上げてくれそうです。
顔

顔は、今時の顔だな・・・。と思いました。
白いヘッドなので、オフセットが余計感じられます。
私はこの部分はなるべく目立させないで欲しいと思っています。
黒い色だと、目立ちにくい利点があるように思うのですが、このままでいい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。
いいにつけ、悪いにつけ、白という色は黒よりもあらゆる面で目立ちやすいのだと思いました。
白いヘッドも大人気ですが、クラブヘッドの色として、ナチュラルなのは黒い色のような気がしました。
先日試打した『TT PROTOTYPE VT511 DRIVER』は、白い塗装の汚れや傷が目立っていて、とても気になったのをよく憶えているのですが、幸いにもこのユーティリティには、目立つような傷は見当たりませんでした。
やはり、クラブは大切に扱いたいものです。
振り感

素振りをしてみても、いい感じです。
振り慣れたシャフトと、ヘッドの相性もいいようです。
白いヘッド特有の『残像効果』が感じられました。
白いヘッドを好まれる方の多くは、この効果に魅力を感じておられるのかな?と思いました。
構え感

ボールを前にして構えてみると、まずまずだな・・・。と思いました。
白いヘッド特有の『和み感』といいますか、ハードそうな感じが伝わってこないのもいいのかもしれません。
先日試打したアダムスのユーティリティとは違う構え感ですが、最近はこういった感じのクラブが多くなってきました。
敢えて私の好みでいいますと、アダムスのほうがクセの無い顔なので、いい印象をもちました。
このクラブはロフトが24度ということもあり、フェース面がとてもよく見えます。
クラウンの白と、フェース面の黒のツートンカラーがとても綺麗だな・・・。と思いました。
『出っ歯系』であり、球が拾いやすそうな印象をもちました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は柔らかくて、とてもいい印象をもちました。
ドライバーと同じく、『好打感系』のクラブといえるように思いました。
打球音

『音』も、おとなしめでありながらも、聞きごたえのある小気味いい音に、しばし暑さを忘れました。
トゥ側

球もかなりあがりやすくて、易しいクラブだと思いました。
ロフトが24度ということは、私の感覚では『4番アイアン』ということになるのですが、普通の4番アイアンとは比べものにならないほどのあがりやすさ、弾道の高さです。
この高さが出せればグリーンでも、しっかりと止めてくれそうだな・・・。と思いました。
今はアイアンを6番から入れておられる方も多いですし、そういった方々には、このようなクラブがとても合いやすいのではないでしょうか?
バックフェース

『安定性』という点では、今のユーティリティクラブの中では、標準的な感じかな?と思いました。
特に難しくなく、ある程度の寛容さを感じました。
今は易しいユーティリティがとても多いので、このユーティリティの易しさがそれほど目立ちにくいのかもしれません。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、高いと思いました。
ドライバー同様、弾きのいいクラブです。
フェース面がすごく仕事をしてくれます。
このクラブは『4番アイアンの代わり』ということになるのかな?と思っていたのですが、飛距離性能という点では、明らかに4番アイアンを凌駕していました。
今はアイアンの『スタンディングロフト化』が進んだせいもあって、4番アイアンを見かけなくなりましたが、そういった時にも、このクラブは大活躍してくれそうです。
操作性

『操作性』という点では、まずまずといいますか、予想していた通りでした。
特に鈍感さは感じなかったですし、敏感過ぎることもなく、上手く反応してくれました。
こういった長い番手なので、あまりインテンショナルに打っていく場面は多くないと思いますし、もしそういった場面であれば、かなりトラブルの時だと思います。
なるべくフェアウェイのいいところから、易しくオートマチック的に打っていきたいな・・・。と思いました。
使い込んでいけば、もっといい反応をしてくれそうなのですが、何となく、このクラブはあまりシビアな場面は似合わないような気がしました。
ヒール側

私はこのロフトの番手は4番アイアンをまだまだ使っていきたいと思っているのですが、今はとてもニーズが高いのだと思います。
ドライバーの飛距離を少しでも伸ばす・・・。というよりも、FWやUTを使いこなしていくことのほうが、スコアアップでも有利になるのではないかな?と思います。
競技では、パー3でもフルバックから200ヤード以上が多いので、そういった時に、こういったクラブが活躍してくれるのだと思います。
BALDO TT PROTOTYPE UTILITY WOOD

球が楽にあがってくれますし、左右にブレにくいので、プレイヤーはライン出しに集中していけそうだと思いました。
出球の方向さえ間違えなければ、大きなミスにはつながりにくいように思います。
バルド TT プロトタイプ ユーティリティ

バルドのクラブなので、多少ハードめのクラブなのかな?と思っていたのですが、実際は全くそんなことはありませんでした。
すごく親しみやすいクラブだと思います。
白いヘッドが大好きな方にも、とても合っているように思いました。
バルド TT PROTOTYPE UTILITY WOOD

今日は24度というロフトのクラブでしたが、今度機会があれば、違うロフトでも試してみたいと思いました。
ユーティリティは『20度以下』を使っていきたいと、私は思っています。
それよりも、寝たロフトのクラブはアイアンでいこうと思っています。
これから先どうなるか解りませんが、アイアンが打てるうちはアイアンでいこうと考えています。
『ラインの出しやすさ』『着地地点のイメージしやすさ』『保険のかけやすさ』という点で、どうしても私はアイアンに頼ってしまいます。
BALDO TT PROTOTYPE UTILITY WOOD

先日のラウンドで、あるメーカーのユーティリティを試してみたのですが、とてもいい感じでした。
予想していたよりも、かなり球があがってしまったので、風がアゲているときは少し使いづらい感じもしたのですが、全体的な印象として好感がもてました。
そのクラブは白いヘッドだったので、このクラブとイメージがオーバーラップしてしまいました。
BALDO TT PROTOTYPE UTILITY WOOD
 
今日は練習場でしたが、コースでもきっと大活躍してくれるだろう・・・。と思いました。
正直、私はこの番手のユーティリティの必要性を感じていないので、購買意欲はそれほど湧かなかったのですが、違う番手だと、また違った印象をもったと思います。
ユーティリティやフェアウェイウッドの練習時間をもっと増やして親しみがもてるようになれば、このクラブに対する親近感もより強く湧いてきたような気がします。
ボールの変化などにも伴い、どんどんアイアンの本数が減ってきているように思います。
いずれ、『2~3本』という時代も来るのかもしれません。
しかし、私はそうあって欲しくはありません。
やはりアイアンをたくさんバッグの中に入れておきたいと思っています。
これからどのようにクラブが変化・進化していくのか解りませんが、カッコよくてイメージが出しやすく、グッドフィーリングのクラブを使っていきたいです。