今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ナイキ VR X3X ウェッジ です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは56度、クラブ長さは35.25インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は119g、トルクは1.8、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は478gです。
ナイキの美しいウェッジです。
以前、同じ名前のウェッジを試打したことがあるのですが、違うタイプだということで、このクラブを試打することにしました。
どこが違うのだろう?と思ったのですが、すぐに解りました。
かなりソールが凹んでいます。
とても珍しい形状です。
『トゥ スウィープ ソール』という名前なのだと教えてもらいました。
かなり個性的な形状ではありますが、私はこれまでウェッジのソールを削るときに、ヒール側を多く削ることが多かったので、このような形状には興味をもちます。
以前試打したこともあるキャスコのドルフィンウェッジとは、正反対のような気がします。
あのウェッジは『開かなくてもいい』というタイプでしたが、このウェッジは『開いたほうがいい』というタイプなのかもしれないな・・・。と思いました。
ヒール以外は、オーソドックスな感じがします。
シンプルでカッコいいウェッジだと思いました。
ソール幅(トゥ側)は、少しワイドに見えましたが、サンドウェッジということで考えればノーマルな部類なのかもしれません。
やはり変わっているな・・・。と思いましたが、構えたときに違和感が無いのであれば、何の問題もありません。
ネックも、適度な長さがあります。
しっかりとスピンを掛けていきたいウェッジには、ある程度のネックの長さがあると安心できます。
これは、これまでの経験によるところなのかもしれません。
フェース面にはミーリングは見られませんでした。
こういったところは、以前試打したモデルと同じです。
トゥ側には『X3X GROOVES』と記されていました。
これも同じです。
ナイキ独自の工夫がこらされているのだと思うのですが、ルールの範囲内で、メーカー独自の工夫をどんどん行って欲しいと思っています。
オリジナルグリップも、とてもいい感じです。
ベルベットタイプで、しっとりとしています。
手によく馴染みます。
オーソドックスな構え感だと思いました。
ソールの形状も忘れさせてくれます。
ヘッドの据わりもいい感じでした。
ヒール側の凹みのインパクトがとても大きいですが、こうして構えると正統派のウェッジだという感じがします。
開いて構えてみたのですが、いい感じでした。
ヒールが邪魔しません。
以前、ドルフィンウェッジを試打したときに、やや開きづらいな・・・。と思ったことをよく覚えているのですが、このウェッジはとても開きやすいです。
ウェッジを開いて使いたくない・・・。なるべくシンプルに打っていきたい・・・。バンカーでもなるべく開かずに打っていきたい・・・。という方はドルフィンウェッジのようなタイプのほうが合いやすいのかもしれません。
しかし、私はウェッジを開いたり閉じたり、いろいろと使い分けたいと思っているので、このウェッジには好感がもてました。
何といいますか、ソールを『丸く使える』ウェッジだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトでした。
以前試打したモデルと、イメージがダブります。
スピン性能も、いい感じでした。
フェースを開きやすいので、上手く乗せやすい感じがします。
球も拾いやすいと感じました。
構えたときのイメージが、上手く活かせたような気がします。
『安定性』という点では、標準的だと思いました。
特に難しく感じることもありませんでした。
操作性は高いと思いました。
フェースを開きやすいので、ショットのバリエーションを増やしていけます。
マニュアルタイプのウェッジだと思いました。
いろいろと細工をしたい私にとって、楽しめるウェッジです。
距離感も合いやすいです。
奇をてらった感じは全くなく、親しみやすいウェッジだと思いました。
今日はバンカーで試すことができなかったのが残念だったのですが、どのような感じになるのか、とても興味深いです。
また試打する機会があれば、是非トライしてみたいと思いました。
ナイキ VR X3X ウェッジ(トゥ スウィープ ソール)
- 2014年7月12日
- ナイキ
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