年も明けたということで、今日は昨年出会った、たくさんの素晴らしいドライバーの中から、ドライバー・オブ・ザ・イヤーを発表させていただきたいと思います。
昨年も高性能で素晴らしいドライバーにたくさん出会うことができました。
改めてクラブの進化・技術の進歩を感じた年でもありました。
尚、このランキングはあくまでも私の中でのことで、クラブそれぞれの品質や性能の優劣を示すものではありません。
MVPに選ばれなかったクラブが劣っているということでもないですし、試打していながらここに登場しないクラブもありますが、それらが劣っているわけではありません。
候補はある程度絞らせていただき、その中からMVPを決めさせていただきました。
これまでは、その年のMVPを決められない年もあったのですが、2017年はあっさりと決まりました。
一球打っただけで、2017年のMVPはこれだな・・・。と強く感じました。
それくらい、強烈なインパクトを残しました。
それでは素晴らしいMVP候補たちを発表させていただきます。
尚、掲載順は、試打した順番です。
ミステリー CF-445 Hi IMPACT ドライバー
MIZUNO JPX 900 ドライバー
フォーティーン DT112 ドライバー
Ryoma MAXIMA TYPE-G ドライバー<
trpx S-016 ドライバー
テーラーメイド M2 ドライバー
ミズノ MP TYPE-1 ドライバー
JUSTICK PROCEED TOUR CONQUEST 455R VIII -PREMIUM
プロギア RS 2017 ドライバー
プロギア RS-F 2017 ドライバー
アキラプロダクツ ADR STRONG BLACK ドライバー
ピン G400 LST ドライバー
<
ピン G400 ドライバー
ピン G400 SF TEC ドライバー
キャロウェイ GBB EPIC FORGED ドライバー
キャロウェイ GBB EPIC Sub Zero ドライバー
キャロウェイ GBB EPIC STAR ドライバー
ヤマハ RMX 118 ドライバー
Waoww ドライバー
EPON AF-155 ドライバー
こうして見ていても、素晴らしいものばかりです。
尚、PINGのドライバー(三兄弟)、キャロウェイのドライバー(三兄弟)、プロギアのドライバー(二兄弟)はタイプこそ違いますが、どれも素晴らしい特長をもっているので、同等とさせていただきました。
たくさんの素晴らしいドライバーを試打していて、年末が近くなっていった時点で、今年はこの『3つのモデル』の印象が一番強かったな・・・。この3つの中からMVPが決まるのはもう間違いないだろう・・・。と思っていました。
その3つが、
ピン G400 LST ドライバー
キャロウェイ GBB EPIC FORGED ドライバー
プロギア RS 2017 ドライバー
です。
他のメーカーのドライバーも、とても良かったのですが、この3つのメーカーのニューモデルが、その性能の高さ・斬新さ・個性という点でもずば抜けていました。
この3つのドライバーは初めて試打した後も何度も試打を繰り返し、この3つの中からMVPを決めようと思いました。
そして、この3つの中で、私が最も気に入ったのが、
ピン G400 LST ドライバー
です。
このドライバーの飛距離性能・顔・安定感・打感・音・ハードルの低さがとても優れていました。
今のPINGドライバーの充実振りを何度も体感しました。
PINGのドライバーには昔から好感をもっていて、これまでも好きなモデルがたくさんありますが、このG400シリーズが一番好きです。
その中でも、私はLSTモデルが一番気に入りました。
PINGは元々パターが有名なメーカーでしたが、今はドライバーからFW・UT・アイアン・ウェッジと、高性能な物が充実しています。
2017年のドライバーはPINGで決まりだと思っていました。
あのドライバーに出会うまでは・・・。
年末が近くなり、私は凄いドライバーに偶然出会うことになりました。
『ブルーモンスター』です。
それは、
Waoww ドライバー です。
初めて目にするドライバーで、モデル名なのかメーカー名なのか分かりませんでしたが、その美しいブルーがとても印象的で、実際に球を打ってみても、そのポテンシャルの高さに驚かされました。
初球から、そのすさまじさを体感することになりました。
初速がかなり速くて、弾道が力強いのは他のメーカーのドライバーでも体感しているのですが、このドライバーは『耐える力』といったらいいでしょうか?
球が高く打ち上がって、そこからなかなか落ちてきません。
落ちずに、そのままスッと伸びきってしまう感じです。
普段なら、もうそろそろ落ちてくるだろう・・・。というところでも、このドライバーで放たれた球はなかなか落ちてきませんでした。
急角度で落ちてくるのではなく、かなり緩やかでした。
ちょっと極端な表現かもしれませんが、スキージャンプの、あまり風が良くなかったときの『ノーマルヒル』と、上手く風に乗れたときの『ラージヒル』との違いといったらいいでしょうか?
それくらい大きく感じられ、『K点越え』連発といった感じでした。
そんなことを、このドライバーの放つ力強い弾道を見て感じていました。
『落ち際に強い』ドライバーです。
シャロータイプには無い、ディープタイプの特長のひとつといっていいと思うのですが、『フェース面を縦に使える』というところも魅力的でした。
『球のつかまりの良さ』も、このドライバーの特長のひとつです。
フェース面がかなり仕事をしてくれるドライバーですが、それに加え球のつかまりがいいので、さらに距離が望めるドライバーです。
構えたときは少しフェースが被っているように見え、正直好みではなかったのですが、それほど苦手意識は芽生えませんでした。
これくらいなら、何とかなるだろう・・・。という思いがありました。
それはシャロータイプではなく、適度な厚みがあったからかもしれません。
実際に球を打ってみても、やはり球のつかまりがいいと思いましたが、極端につかまり過ぎて全部左へ行ってしまう・・・。ということにはなりませんでした。
球筋はずっとドロー系でしたが、それが安定しているので安心できました。
ゴルファーにとって、ドライバーへの悩みは色々とあると思いますが、『球のつかまりが弱い』と感じておられる方は多いのではないでしょうか?
練習場やコースでも、そのように感じます。
もっとつかまった球が打ちたい。そうすれば右にコスリ球が出なくて距離も伸ばせるのに・・・。と感じておられる方は多いように思います。
このドライバーはそういった方々にも是非試して頂きたいです。
そして、もうひとつの魅力は、『ハードルが高すぎない』ということです。
どちらかといえばヒッター向けのドライバーだと思いますが、親しみやすさも充分あるのが魅力です。
使い手をそれほど限定しない、『幅の広さ』のようなものを感じました。
飛びの性能がずば抜けているドライバーですが、それが『ハードヒッター限定』ではなくて、親しみやすさがあるところも、この『ブルーモンスター』の特長です。
『超シャロータイプで円盤のような形状』が好きだという方。調整機能付きでないと嫌だという方。そしてフックフェースが苦手で、オープンフェースが好きだという方には合いづらいところがあるかもしれません。
ただ、私はフックフェースを得意にはしていないのですが、このドライバーには親近感をもてました。
構えたときにフックのイメージが湧いてきましたが、それを上手く活用できるのが分かっていたような気がします。
引っ掛かるのではなく、つかまりがいい・・・。という印象をもちました。
ちょっとクセのあるドライバーではありますが、総合力で、この珍しい名前のドライバー『Waoww ドライバー』が、2017年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』に輝きました。
年末近くなって試打したので、印象に強く残っているのだろう・・・。最初のほうに試打したドライバーのほうが不利なのではないか?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
たとえ1月に試打していたとしても、このブルーモンスターの印象が薄くなることはないですし、MVPになっていたのは間違いありません。
それくらい強烈な印象を私に残しました。
このドライバーがとても気に入り、コースでも試す機会がもてたので、年末の仲間達との『忘年ラウンド』に、このドライバーをもっていきました。
その時に、名前は出せませんが、距離に定評のあるいくつかのメーカーのドライバーも持っていって打ち比べてみました。
それは大手有名メーカーの物もあれば、地クラブメーカーの物もありました。
結果、このWaoww ドライバーの全勝でした。
それは、初めて練習場で試打したときに立てた予想通りの結果でした。
ただスペック的に見ると、装着されているシャフトも違えば、長さも違います。
総重量やバランスなども違うので、完全に公平な『ヘッドだけの比較』とはいえません。
それがいつも出来ないのが悩みのタネなのですが、これはかなり難しいことですし、仕方ありません。
しかし、一番飛んでいたのは事実です。
かなり高性能なヘッドなので、高価で手が出しにくいのかな?と思い、ヘッドの値段を訊いてみたのですが、予想していたほどではありませんでした。
距離は圧倒していましたが、値段は他のメーカーとの足並みを揃えていました。
そこにも魅力を感じました。
決して安いヘッドではありませんが、かなりコストパフォーマンスは高いのではないかと思いました。
ただ、装着されているシャフトは、かなり高価なようです。
シャフトにも魅力を感じたのですが、少し親しみづらい価格だな・・・。と思ってしまいました。
しかし、高性能なシャフトであることは間違いないです。
記事にも書きましたが、これだけの長尺で持て余すことなく気持ち良く振り切れたのは、このシャフトがおそらく初めてだろうと思います。
ヘッドとの相性もとても良いと思います。
すごくいいと思いましたし、かなり購買意欲が刺激されているのですが、このまま使うことはないように思います。
私のクラブのセッティングのバランスなどを考えてみても、長さをもっと短くすると思いますし、クラブの重量としても足りないので、もっと重くすると思います。
バランス調整をするのも間違いありません。
このシャフトメーカーの物を試してみたいですが、もし違うモデルがあって、もっと重さと硬さの出せるシャフトがあれば、是非そちらを試してみたいと思いました。
そのシャフトと、この『ブルーモンスター』の組み合わせを考えるだけでもワクワクしてきます。
私が今、一番購入したいドライバーです。
もし、ドライバーをひとつだけ買い足すとするならば、私は迷わずこのWaoww ドライバーを選びます。
それくらい、練習場でもコースでも強烈な印象を残しました。
久し振りに『火を噴いたドライバー』に出会ったような気がします。
友人達にも試してもらったのですが、みんなとても好感を持って気に入り、このまま持って帰れないか?と言われましたが、これは借り物なので、と断りました。
ドライバーに『飛距離』を求めておられる方はとても多いと思います。
そういった方々に、是非このドライバーを試していただきたいと思いました。
決してハードなタイプのドライバーではありませんが、日頃『一桁ロフト』を愛用しておられる方も、まずはこの『10度』で試してみられるのがいいような気がします。
力強い高めの弾道が楽しめるのではないでしょうか?
そして、球のつかまりの弱さに悩んでおられる方にも、このドライバーはとても親しみやすく感じられると思います。
球が自然につかまるので、なかなかスライスが出にくいドライバーです。
私も何度かスライスを打とうと試みたのですが、大きなスライスは打てませんでした。
それと、先ほども書きましたが、どうしてもフックフェースのドライバーが苦手な方には合いづらいかもしれません。
球がつかまり過ぎて左へのミスが大きくなる・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方にはあまりお勧めはできないような気もするのですが、それはシャフトでもある程度対応できる範囲なのではないかな?と思いました。
初めて出会ったメーカーですが、日本には規模の大小を問わず、本当に優れたクラブを造るメーカーがたくさんあるものだと改めて感じました。
こういったところは、外国には無い日本の強みだと思います。
『MADE IN JAPAN』の秀作ドライバーです。
飛びの性能だけでなく、『外観の美しさ』も楽しめるドライバーです。
こうして、このドライバーのことを思い出しながら記事を書いている今も、ワクワクしてたまりません。
寒さが厳しいですが、試打している時も今も、気持ちはホットでした。
たき火にあたりながら、焼き芋を食べている気分・・・。といったらいいでしょうか?
ポカポカとしてきました。
尚、繰り返しますが、他のメーカーのドライバーが優れていないとか、劣っているということではありません。
あくまでも私の感想に過ぎません。
しかし、このブルーモンスターがとても素晴らしいドライバーなのは間違いないので、多くの方に試していただきたいと思いました。
以上が2017年のドライバーオブ・ザ・イヤーです。
いかがだったでしょうか?
今年2018年も、素晴らしいドライバーにたくさん出会っていきたいです。
次回は、『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー 2017』を発表させていただきたいと思います。
ドライバー・オブ・ザ・イヤー 2017
- 2018年1月7日
- クラブ・オブ・ザ・イヤー(ゴルフクラブ ランキング)
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