テーラーメイド MG4 クローム ウェッジを試打レビュー テーラーメイドファンで、契約プロと同等の高いスピン性能を求めておられる方におすすめしたいウェッジ

先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド MG4 クローム ウェッジ です。

シャフトは Dynamic Gold EX TOUR ISSUE です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、バランスD5、クラブ総重量は476g です。

テーラーメイドの、シンプルでカッコいいウェッジです。
テーラーメイドのアイアンやウェッジはどちらかというと大味な感じの物も多く、私はあまり好きではないのですが、このウェッジのように、オーソドックスでカッコいいクラブも発売しています。
ゴルフクラブに対して、ゴルファーの好みが多様化しているので、それに対応しているのではないでしょうか?
テーラーメイドのアイアンはステンレスのイメージが強いですが、ウェッジは軟鉄のイメージのほうが強いです。
このウェッジも軟鉄のような質感で好感が持てます。
ただ、できればもう少し質感を良くできないかな・・・。と思いました。
表現が良くないかもしれませんが、少し『くすんでいる』ように見えます。
私はピカピカ光る『ミラー仕上げ』よりも、光を反射しない『艶消しタイプ』のほうが好きで、このウェッジもその艶消しタイプなのですが、『ど真ん中のストライク』ではありません。
しかしテーラーメイドのウェッジは、この仕上げが多いので、あえてそうしているような気もします。
このウェッジに『黒染め』や『カッパー仕上げ』があれば、そちらも見てみたいです。

オーソドックスなタイプのウェッジです。
大きさも標準的で、『奇をてらった』ところがありません。

全体的にシャープな形状でソールに丸みがあり、滑り(抜け)が良さそうです。
トップラインがテーパーになっていて、微妙に厚さが違い、『いい味』を出しています。
『縁のラインの出し方』が綺麗だな・・・。と思いながら見ていました。

トゥ側には『MILLED GRIND』の文字があります。
これは刻印ではなく、プリントのようです。

ヒール側には『MG4』のマーク。
『MG』とはどういう意味なのでしょうか?
プロレスやボクシング好きな私は『マジソンスクエアガーデン』を思い出します。

トップラインは厚すぎず、いい感じです。
トップラインの幅はトゥからヒールにかけて『一定』ではなく、トゥ側にいくほど『幅広』になっています。
今はこのようなウェッジをよく見かけますが、トゥ側に重心がくるようにしているのでしょうか?
ウェッジに限らずアイアンでも今は、『小回り』が利くタイプよりも、『少し大回り』するタイプに人気が集中しているのかもしれません。

ソール幅は少しワイドに見えますが、SWということでいうと、ノーマルといっていいと思います。
トゥからヒールにかけてソール幅が狭くなっているものもありますが、このウェッジは『ほぼ同じ』で、真ん中付近が少し広く見えました。


ソールには溝といいますか、ミーリングが施されています。
これは過去に出会った、テーラーメイドのウェッジにも見られた工夫です。
このソールを見るだけで、テーラーメイドのウェッジだな・・・。と分かります。
ウェッジは開いて使うことが多いクラブなので、この溝も『斜め』に入っていてもいいのかな?と思いましたが、あえてこのように『平行』にするには、それなりの理由があるのではないでしょうか?
実際に計測したわけではないので、何ともいえませんが、このソールになって、かなり抜けやすくなっているような気がします。
ライや天候・芝が濡れている・・・。など、その日のコンディションにもよると思いますが、数値的に変わってくるのではないでしょうか?

ソール形状は平らではなく、『山』のようになっています。
ソールの中央から、やや『トレーリングエッジ寄り』が最も高くなっていて、少し変わっているな・・・。と思いました。
しかし、このソールなら『刺さるイメージ』は湧かないですし、『滑ってくれる』イメージが出て親近感を持つ方は多いのではないでしょうか?

ネック長さはとても良いです。
この長さは『安心感』を与えます。
ショートネックだと、スピン不足で途中でほどけてしまいそうに感じるのですが、このように適度な長さがあると、そのような不安はありません。
こうして見ると、ほんの少しだけ『オフセット』になっていますが、『ほぼストレートネック』といっていいと思います。

ホーゼルにTaylorMadeのロゴが入っているのがとても珍しいですし、カッコいいですね。
これまでだと『FORGED』が刻印されることが多かったのですが、こちらのほうが嬉しいというテーラーメイドファンの方は多いのではないでしょうか?
私たちゴルファーはクラブにもこだわりますが、そのメーカーのファンということがとても多いからです。
時には『信者』といえるほど、熱心に使い続けておられる方もいらっしゃいます。
今はフォージドタイプのウェッジが多くなりましたが、このウェッジはフォージドではないのでしょうか?
テーラーメイドは素材もそうですが、『鍛造』ということについても、他のメーカーと比べて、それほどこだわっていないような印象があります。
軟鉄だからいい、鍛造だからいい・・・。というわけではないですが、やはり人によってこだわりたい部分はあるのではないでしょうか?

写真では見えづらいのですが、フェース面には、とても細かなミーリングがありました。
スコアラインと平行になっているのではなく、斜めになっていて、これは他のメーカーでも、よく見かけます。
やはり『開いて使う』ことが前提なのでしょうか?
だとしたら、先ほどのソールの溝は違う目的があるのかもしれません。

ツアーベルベットが挿してあるので、私の中での好感度爆増です。
もちろん、他のグリップにも素晴らしいものがたくさんありますが、私はアイアンとウェッジには、このツアーベルベット一択です。
TaylorMadeのロゴが入っているのもオシャレですね。
この手にしっとり馴染む感じがたまりません。
ただ、ツアーベルベットは他のグリップよりも、寿命が短いように感じるので、グリップ交換の頻度は高まります。
しかしこれもこだわらない、少々硬くなってもいい・・・。多少滑ってもいい・・・。という方であれば、あまり気にならないところかもしれません。

ボールを前にして構えてみても、とても良いです。
これぞ、『TaylorMadeウェッジ顔』といっていいでしょうか?
これまでのテーラーメイドウェッジによく見られる、シャープでキュッと引き締まった美顔です。
特にヒールところが幅広でなく、絞り込まれているところに魅力を感じます。
ここが幅広だと『ボテッと』した印象をもってしまいますが、このウェッジは『キュッ』という感じで、『キレの良さ』もイメージさせてくれます。
以前、前のモデルであるMG3を試打したことがあるのですが、同じような顔だったと思います。
実際に見比べてみると細かな違いが分かるのかもしれないですが、今日はなかったので正直よく分かりません。
目に見えないところに新たな改善点があるような気もします。

『開きやすさ』という点では、なかなか良いです。
少しバンスが強く感じられましたが、気になるほどではないですし、むしろこれくらいあったほうが『滑らせやすい』という方も多いのではないでしょうか?
このようにネックが適度に絞り込まれていると、『フェース開閉のスピード感』といいますか、『反応の速さ』をイメージできるのがすごくいいです。
実際には、ここの部分が幅広になっていても、大差ないのかもしれませんが、『見た目によるイメージ』はとても大切なので無視できません。
いくら物理的・データ的に易しいといわれるクラブでも、構えづらかったり、良いイメージが出なかったりするクラブは難しいものです。
ミスを誘発してしまうから。
なので、マシンテストとヒューマンテストは『別物』と考えたほうがいいと思いますし、各メーカーそのようにしていると思います。
そういった点で考えても、このウェッジは好感が持てました。
ストレートに打つときはそうでもないですが、カットに打つときはヒールからトゥへ『抜くイメージ』が欲しいです。
そういった点でも、このウェッジは好感が持てました。

『打感』はソフトで、グッドフィーリングです。
ボールへの食いつきが良く、『押していける』打感です。
ウェッジは元々ロフトが寝ているということもあり、シャンクは別として、右には逃げにくい構造になっています。
しかし『押していけるか?』ということは別問題で、中には『スリップ』してしまうようなフィーリングで、上手く押していけないウェッジにもたくさん出会ってきて、それらは好感が持てません。
そういったウェッジは少し気を遣うところがありますが、今日は気を遣わず楽な気分で『ターゲットの円』まで押して運んでいくことができました。

『スピン性能』は、かなり高いです。
食いつきが良く、ボールに上手くコミットしてくれています。
実際にはそんなことはないですし、ほんの一瞬ではありますが、フェース面に『トリモチ』が付いていて、ボールがくっついてそのままフォローで運んでいく感じ・・・。といったらいいでしょうか?
フェース面が上手く仕事をしてくれている感じがします。
ボールがピタッピタッと、よく止まってくれました。

『球の上がりやすさ』は標準的です。
必要以上のあがりやすさは無いですが、これくらいでちょうどいいのだと思います。
グースがきついウェッジだと、この感覚は出しづらいのですが、このウェッジはほぼストレートなので『先(リーディングエッジ)で拾っていく感じ』で運んでいけます。
練習場だと、いいライで打てますが、実際のコースだと球が浮いていることもあれば、沈んでいることもあります。
運が悪ければディボット跡やベアグランドから打たなければならないときもあります。
私はディボット跡(特に後ろのほう)で、ヘッドが上手く入らない場面にもたくさん出会っているせいか、やはりストレートネックのほうが球を拾いやすくて易しく感じます。
ノーマルな良いライのときはもちろん、悪いライでも、100点はとれなくても、60点以上を目指して頑張れます。
強いグースネックだと、それが難しいのですが、上手に使っておられる方はたくさんいらっしゃいます。

『安定性』という点では、ノーマルタイプなので正直さはありますが、顔が良くイメージが出しやすいので、気難しさは感じません。
顔が良くて、もっと大らかなオートマチックタイプを求められておられるのであれば、PRGR 0 ウェッジのほうが合いやすいような気がします。

『操作性』は素晴らしいです。
最初構えたときに、少しバンスの利きが強く感じたのですが、実際に打ってみると、特に邪魔に感じることもなく、色々な球に対応してくれました。
実際のラウンドにおいて、SWで転がすこともありますが、それほど多くなく、8IやPWを使うことが多いです。
それよりもSWでは、ピッチショットやロブショットをいかに確実に易しくできるか?ということを重視しているのですが、このウェッジはとても適していました。
球を弾くタイプではなく、球持ちが良いウェッジで、そのほんの一瞬にあらゆるものがギュッと凝縮されているように感じます。

『距離感』も出しやすいです。
最近は軽量スチールが挿してあるウェッジを試打することが多くなり、それはそれで素晴らしいと思うのですが、私的には重量が足りず、こちらが少し力を足していかなければならないことがあります。
その点、このウェッジは適度な重量があるので、『重力任せ』にできるところが多く、軽量スチールだと『5』の力を出していくところを、『2』くらいの感覚で済むので楽です。
常に一定の重力に任せるところは任せて、それ以外の足りないところをこちら(プレイヤー)が補うというのが、究極の安定感につながっていくのではないでしょうか?
人によってクラブの重さの好みは違ってくると思いますが、重すぎるのも軽すぎるのも難しいものです。
特にキャリアの浅いビギナーの方は、自分のマッチした重さというものを把握しておられないのではないでしょうか?
14本のクラブの中で、一番重いクラブはダントツでパターですが、もしパターがドライバー並に軽くなったらどうなるでしょうか?
かなり混乱するような気がします。
試打後の感想

男前で扱いやすく、スピン性能が高いウェッジです。
テーラーメイドファンの方はもちろん、それ以外の方も、このウェッジに魅力を感じられる方は多いのではないでしょうか?

今はウェッジのレベルもかなり上がっています。
見た目は昔とあまり変わらないようでも、実際は比較にならないほど進化していて、私たちユーザー側に寄り添ってくれています。
昔はある程度『使い込んでからが勝負』みたいなところがありましたが、今は『購入直後』がベストな状態です。

このウェッジはノーマルサイズですが、ラージサイズや、グースの強いウェッジを好まれる方には合いづらいかもしれません。
とにかく易しさ重視で、キャビティでないと嫌だ・・・。という方にも合いづらいような気がします。

何度も書きますが、軟鉄は自分に合わせてライ角やロフト角を微調整できるのがいいですね。
フィーリングが良いということもありますが、この調整機能が最大の利点といえるのではないでしょうか?
簡単なチェック・調整だけで、自分だけに合った『魔法の杖』が手に入れられるのだから、やらない手はありません。
個人経営のお店だけでなく、今は大手の量販店や練習場でも工房を構えているところが多くなっているので、利用すべきだと思います。
私は昔からお世話になっているクラフトマンがいますし、そういう人がいない方でも、個人の工房に行かれるのも良いと思いますし、量販店などに行かれてチェックされると、普段使っている相棒がさらにパワーアップするのではないでしょうか?
どうしても寄らない・・・。ミスが出てしまう・・・。という方は、ご自身のスイングよりも、まずはクラブをチェックされることをオススメします。
私の後輩たちにもよく勧めていますが、みんな持っているクラブの微調整が必要で、調整後はみんな使いやすくなったと言っています。
ゴルフというスポーツは確かに上手くいかないことが多く、難しいスポーツですが、ちょっとしたことがきっかけで、大きくレベルアップするということはよくありますね。
そういったことから、私はステンレスのアイアンやウェッジは購入しません。
作る前に、私の体格にピッタリと合い、その後調整が不要であれば、また話は別です。

このウェッジは最初見たときから、シブいなぁ・・・。カッコいいなぁ・・・。と思っていたのですが、使っているうちに、どんどん好きになりました。
テーラーメイドは、昔からドライバーやフェアウェイウッドのイメージが強いですが、ウェッジも充実しています。
「テーラーメイドのクラブで何を真っ先に思い浮かべる?」と質問されたときに、多くの方がたくさんのクラブの名前を挙げられるのではないでしょうか?
RBZであったり、M3やM4・M1・M2・Qi35・ステルス・グローレ・SIM・SLDR など数え上げたらきりがないほどたくさんあります。
しかし私が一番印象的なのは『ツアープリファード』です。
パーシモンからメタルへの転換点となったクラブですが、これが一番印象に残っています。
ゲタバキソールが一世を風靡しましたね。
あとはV10や『ツチノコシャフト』でしょうか?
記憶に残る名器をテーラーメイドは、たくさん世に送り出しています。

そんな先駆け的なメーカーであるテーラーメイドには、これからもすごく期待しています。
これまでに無い、斬新なアイデアで、画期的なクラブを世に送り出して欲しいです。
今日は、このウェッジに出会えて、とても楽しい時間を過ごすことができました。
このクラブが気になる方は
こちら をご覧ください。
☆
構えやすさ・・・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
テーラーメイド MG4 クローム ウェッジ完全レビュー:プロが選ぶ理由と実力徹底解析
はじめに
テーラーメイドのMG4(ミルドグラインド4)クローム ウェッジは、2023年9月に発売された同社のフラッグシップウェッジです。本記事では、公式スペック、実際の使用者の口コミ、プロテスト結果を基に、このクラブの実力を詳細に分析します。購入を検討されている方の疑問や不安を解消する情報をお届けします。
MG4クロームウェッジの基本スペック
ヘッド仕様
- ヘッド素材: 軟鉄[8620] (鋳造)
- フェース素材: ノンメッキ加工 軟鉄[8620]
- ヘッド仕上げ: TOUR SATIN CHROME(ツアーサテンクローム)
- 販売価格: 29,700円(税込・本体価格27,000円)
ロフト・バウンス展開の詳細仕様
MG4クロームウェッジは、多様なプレースタイルに対応する豊富なロフト・バウンス展開を実現しています。
標準バウンス(SB)モデル
- 46°SB: バウンス9°、ライ角64°
- 48°SB: バウンス9°、ライ角64°
- 50°SB: バウンス9°、ライ角64°
- 52°SB: バウンス9°、ライ角64°
- 54°SB: バウンス11°、ライ角64°
- 56°SB: バウンス12°、ライ角64°
- 58°SB: バウンス11°、ライ角64°
- 60°SB: バウンス10°、ライ角64°
ハイバウンス(HB)モデル
- 54°HB: バウンス13°、ライ角64°
- 56°HB: バウンス14°、ライ角64°
- 58°HB: バウンス12°、ライ角64°
- 60°HB: バウンス12°、ライ角64°
ローバウンス(LB)モデル
- 56°LB: バウンス8°、ライ角64°
- 58°LB: バウンス8°、ライ角64°
- 60°LB: バウンス8°、ライ角64°
シャフトラインナップと詳細スペック
Dynamic Gold EX TOUR ISSUE(S200)
- シャフト重量: 131g
- フレックス: S200
- キックポイント: 元調子
- 長さ:
- 46°-50°: 35.75インチ
- 52°-54°: 35.5-35.25インチ
- 56°-60°: 35-35.25インチ
- クラブ重量: 約465-479g
- バランス: D3-D5
N.S.PRO® MODUS3 TOUR 105(S)
- シャフト重量: 106.5g
- トルク: 1.7°
- フレックス: S
- キックポイント: 元調子
- クラブ重量: 約446-460g
- バランス: D3-D5
N.S.PRO® 950GH NEO(S)
- シャフト重量: 98g
- トルク: 1.7°
- フレックス: S
- キックポイント: 元調子
- クラブ重量: 約444-458g
- バランス: D2-D4
グリップ仕様
全モデル共通で「TM Tour Velvet 360 Black 60R」を標準装着。径60R、重量50gの仕様となっています。
MG4クロームウェッジの技術的特徴
RAWフェーステクノロジー
MG4シリーズの最大の特徴は、進化した「RAWフェーステクノロジー」です。フェース表面にノンメッキ加工を施すことで、以下の効果を実現しています。
- 高いスピン性能: 乾燥・湿潤条件を問わず安定したスピン量を確保
- 優れたコントロール性: ボールとの摩擦係数向上によるコントロール性能向上
- 耐久性: 使用によるスピン性能の劣化を最小限に抑制
ミルドグラインドソール
精密なCNC機械加工により、一貫した品質とバウンス角を実現。各ロフト角に最適化されたソール形状により、様々なライからの打ちやすさを確保しています。
実際の口コミ・評価分析
高評価ポイント
スピン性能の高さ
「スピンはかかりやすいです」という口コミが多数確認されており、濡れた条件下でのスピン性能の高さが特に評価されています。
打感の良さ
難しい場面でもやさしく打ててかなり好感触との評価があり、軟鉄鍛造による優れた打感が実証されています。
外観の評価
ツアーサテンクロームの外観は、プロ仕様の高級感を演出し、多くのゴルファーから支持されています。
注意点・課題
飛距離の変化
「飛距離も前に使っていたウェッジよりも飛ぶので練習して感覚をつかみたい」という声があり、従来使用していたウェッジからの変更時には、飛距離調整が必要な場合があります。
習熟期間の必要性
「前評判がいいので期待してますがまだ使いこなせてないです」との口コミから、性能を最大限活用するには一定の練習期間が必要であることが分かります。
ヘッドスピード別推奨使用法
ヘッドスピード40m/s以下
- 推奨ロフト: 52°、56°、60°の3本体制
- バウンス選択: 標準バウンス(SB)またはハイバウンス(HB)
- 特徴: 球の上がりやすさを重視した構成
ヘッドスピード40-45m/s
平均スコア83-92、ヘッドスピード43-46m/sのゴルファーにとって、以下の構成が効果的です。
- 推奨ロフト: 50°、54°、58°の3本体制
- バウンス選択: コース条件に応じてSB/HB/LBから選択
- 特徴: バランスの取れた飛距離とスピン性能
ヘッドスピード45m/s以上
- 推奨ロフト: 48°、52°、56°、60°の4本体制
- バウンス選択: 多様なライに対応できるよう複数バウンスを組み合わせ
- 特徴: 高いボール初速に対応したスピン性能重視
このクラブが合うゴルファー
最適なゴルファータイプ
スピン性能を重視する中級者以上
MyGolfSpyの『Most Wantedウェッジテスト』で唯一連覇を達成した実績が示すように、高いスピン性能を求める技術的なゴルファーに最適です。
様々なコンディションでプレーする競技ゴルファー
「濡れた状況」におけるテストでも素晴らしいパフォーマンスを発揮することから、天候に左右されない安定したパフォーマンスを求める競技志向のゴルファーに適しています。
アプローチの精度向上を目指すゴルファー
「正確性」と「スピン」でトップのスコアを記録した性能により、ショートゲームの向上を重視するゴルファーに推奨されます。
注意が必要なゴルファータイプ
初心者・高ハンディキャップゴルファー
高性能ゆえに扱いが繊細で、基本的なスイング技術が未熟な段階では性能を活かしきれない可能性があります。
飛距離重視のゴルファー
スピン性能とコントロール性を重視した設計のため、飛距離を最優先とするゴルファーには他の選択肢も検討が必要です。
長所・短所の詳細分析
長所
卓越したスピン性能
ウエットなコンディションでもラフからでもスピンが掛かるという特性により、様々な状況で安定したスピン量を確保できます。
優れた品質管理
ミルドグラインド加工による精密な仕上がりにより、個体差の少ない安定した性能を提供します。
プロ仕様の信頼性
選手からのフィードバックを基に確実に進化した設計により、プロレベルの要求にも対応する信頼性を実現しています。
豊富な選択肢
15種類のロフト・バウンス展開により、個々のプレースタイルや使用環境に最適な1本を見つけることが可能です。
短所
高価格設定
29,700円(税込)の価格設定は、エントリーレベルのゴルファーには負担が大きい場合があります。
メンテナンス性
RAWフェースの特性上、定期的なメンテナンスが推奨され、管理に注意が必要です。
習熟期間
高性能ゆえに最大限の効果を得るまでに一定の練習期間が必要です。
番手別推奨使用場面
46°-50° (ピッチングエリア)
- 使用距離: 80-120ヤード
- 推奨場面: フェアウェイからのフルショット、ラフからのコントロールショット
- 特徴: 安定した弾道と適度なスピン量
52°-54° (ギャップウェッジエリア)
- 使用距離: 60-100ヤード
- 推奨場面: アプローチショット、バンカーショット(標準的なライ)
- 特徴: 汎用性の高い使いやすさ
56°-58° (サンドウェッジエリア)
- 使用距離: 40-80ヤード
- 推奨場面: グリーン周りのアプローチ、バンカーショット
- 特徴: 高いスピン性能とコントロール性
60° (ロブウェッジエリア)
- 使用距離: 20-60ヤード
- 推奨場面: 短い距離のピン攻め、高い球が必要な状況
- 特徴: 最高レベルのスピン性能と停止力
他社製品との比較優位性
vs. タイトリスト ボーケイシリーズ
PGAツアーではタイトリスト「ボーケイ」の使用率が高いですが、MG4は特に濡れた条件下でのスピン性能において差別化を図っています。
vs. 前作MG3との比較
2021年と2022年に渡って他モデルから逃げ切りた実績を持つMG3からの進化ポイントとして、RAWフェーステクノロジーの更なる改良が挙げられます。
購入前の注意点・検討事項
シャフト選択の重要性
3種類のシャフトオプションそれぞれで重量・バランスが大きく異なるため、自身のスイング特性に合った選択が重要です。
バウンス角の選択基準
- 硬い地面・薄い芝: ローバウンス(LB)
- 標準的なコース: 標準バウンス(SB)
- 柔らかい地面・厚い芝: ハイバウンス(HB)
試打の重要性
高性能ゆえに個人のスイングとの相性が重要なため、購入前の試打を強く推奨します。
メンテナンス・管理方法
RAWフェースのケア
- 使用後の乾拭き必須
- 定期的な専用クリーナーでの清掃
- 錆び防止のための適切な保管
グルーブメンテナンス
- ラウンド中の適切な清掃
- グルーブクリーナーの使用
- 摩耗状態の定期チェック
まとめ
テーラーメイドMG4クロームウェッジは、MyGolfSpyテストで連覇を達成した実績が示すように、現在市場で最高レベルのスピン性能とコントロール性能を持つウェッジです。
特に中級者以上で、アプローチの精度向上やショートゲームの安定性を重視するゴルファーにとって、29,700円という投資は十分に価値のあるものと判断できます。ただし、その性能を最大限活用するためには適切な技術習得と継続的な練習が不可欠です。
購入を検討される際は、自身の技術レベル、プレースタイル、使用環境を十分に考慮し、可能な限り試打を行った上で最適なロフト・バウンス・シャフトの組み合わせを選択することを強く推奨します。
出典元
- テーラーメイドゴルフ公式サイト – MG4クロームウェッジ製品ページ
- ゴルフダイジェスト – レッスンサイト ユーザーレビュー
- みんなのゴルフダイジェスト – プロ試打レポート (2023年8月29日)
- MyGolfSpy – MG4ウェッジテスト結果 (2023年9月6日)
- ゴルフギアトップ – MG4ウェッジ試打評価 (2024年7月17日)
- ゴルフサプリ – MG3/MG4比較記事 (2024年4月2日)


