ゴルフクラブ試打日記。          

テーラーメイド M4 アイアン

テーラーメイド M4 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは テーラーメイド M4 アイアン の7番 です。
REAX90
シャフトは REAX90 です。
ロフトは28.5度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は99g、トルクは1.8、バランスはD1.5、キックポイントは中調子 です。
正面
テーラーメイドの新しいアイアンです。
先日M4ドライバーを試打したのですが、今日はアイアンを手にすることができました。
なかなかシブいデザインです。
側面
テーラーメイドらしい、機能性を感じさせるデザインです。
易しく打てるような工夫がたくさんされているように見えます。
輪郭もシャープなタイプではなく、かなり丸っこいです。
こういったところも、テーラーアイアンの特徴です。
ソールにあるウェイトのようなもの
ソールにはウェイトのようなものが組み込まれているように見えました。
重心の深さ・低さを実現させる為の物でしょうか?
彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりとあります。
今風のアイアンです。
ポケットの中のパーツ
黒い樹脂のようなものがありました。
これはどういう役目を果たすのでしょうか?
インパクトの衝撃を和らげる為のものなのかな?と思いました。
近くで見てみると、結構仕上がりにムラがあって、雑に見えました。
性能とは直接関係ないと思いますが、少し気になりました。
ソール幅
ソール幅は広めですが、極端な感じはしません。
ネック長さ
ネックの長さは普通です。
こうして見ても、かなりグースが利いているのが分かります。
テーラーアイアンらしいです。
ソールの溝
ソールにある、この溝もお馴染みです。
トレーリングエッジの丸みも目立っていました。
ネックの溝
ネックにある溝も見慣れた感じがします。
ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。
ステンレスらしい、冷たさを感じさせるフェース面だな・・・。と思いました。
すごくクールで、何といいますか、こみ上げてくるものはありませんでした。
ヒール側の溝
ヒール側
トゥ側の溝
トゥ側
フェース面にある、この溝もテーラーメイドらしい個性です。
PINGアイアンのネックの凹みのように、他のメーカーでは見られない工夫です。
この溝のあるアイアンを何度か試打しているのですが、未だにその優位性を見いだせずにいます。
やはり実戦で使い込んでいって初めて感じ取れるのかもしれません。
オリジナルグリップ
装着されているグリップはシンプルな物でした。
ソフトなフィーリングで好感がもてます。
振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
今の主流ともいうべき、軽量タイプのアイアンです。
構え感
ボールを前にして構えてみると、トップラインの厚さや丸み。
そしてグースの利きが目立ちましたが、思っていたよりもクセがきつくないので、好感がもてました。
これならば普通に打てそうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は、まずまずでした。
ステンレスらしいといいますか、後を引かないあっさりとした打感でした。
フォージドアイアンのあの独特の、いいフィーリングが少し糸を引くような感じで残るのではなく、インパクト後すぐに無くなる感じです。
ちょっと例えは違いますが、イメージとしてはオクラや納豆のような糸を引く感じではなく、素麺をつるっと喉に流し込む感じに似ているといったらいいでしょうか?
インパクトの余韻を楽しむタイプのアイアンではないですが、これはこれでアリなのだと思います。
これまで多く経験してきました。
真夏に砂浜を歩いていると、波打ち際で砂が濡れてもすぐに乾いていくのをよく見かけますが、それを連想しました。
砂が乾くスピード感と、打感が消えるスピード感が似ているように感じました。
軟鉄素材以外の、オートマチック系アイアン独特のフィーリングといえるかもしれません。
トゥ側
球はとてもあがりやすいです。
自然に球があがっていく感じです。
タフな感じは全くしませんでした。
バックフェース
『安定性』も高く、寛容なタイプのアイアンです。
ここに一番、メーカーも力を入れているのではないでしょうか?
スイートエリアも、かなり広い感じがします。
いい意味で、アバウトに打っていけるアイアンです。
飛距離性能
『飛距離性能』も優れていて、完全に『飛び』と『安定性』に優れたアイアンです。
今は多くのメーカーが、こういうタイプを採用しています。
そういう意味で、最新モデルではありますが、目新しさのようなものは感じませんでした。
ただ、これを『7番アイアン』として考えると『飛ぶ』ということになりますが、ロフトで番手を考え『5番アイアン』とすると、やや飛ぶタイプといえるように思います。
今始まったことではないですが、アイアンのロフトと番手の関係は完全に崩壊してしまっているといえるような気がします。
早く、ウェッジのようにロフトで呼ぶ時代になればいいな・・・。と思います。
操作性
『操作性』は、それほど操るタイプではないですが、何とか左右にも曲げることができました。
自在に、そして敏感に反応するタイプではないので、大らかさの中から何とか曲げている感じ・・・。といったらいいでしょうか?
明らかにオートマチック性が勝っていました。
ヒール側
テーラーメイドらしい、易しさと飛びに長けた、高い機能性をもったアイアンです。