ゴルフクラブ試打日記。          

テーラーメイド M1 430 ドライバー

テーラーメイド M1 430 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは テーラーメイド M1 430 ドライバー です。
TourAD GP-6

シャフトは TourAD GP-6 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、トルクは3.1、バランスはD4.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は316gです。
正面

テーラーメイドM1シリーズのドライバーです。
先日460を試打したのですが、今日は430を試打する機会に恵まれました。
今は多くのメーカーが同時に違うタイプのドライバーを発売することが多くなりましたが、このM1ドライバーも、その流れを汲んでいるようです。
メーカーによっては『三兄弟』のところもありますが、このドライバーは『二兄弟』のようです。
豊富な調整機能があるので、それほど増やす必要はないのかもしれません。
側面

大きさが違うだけで、デザイン的には全く同じといっていいと思います。
シャロー系であることも同じです。
ネックの長さ

ネックの長さも標準的です。
見比べてみないと詳しいことは分かりませんが、おそらく460と同じ長さだと思います。
こうして見ても、やはり深い溝であることが解ります。
ウェイトを移動させる溝であると同時に、飛距離性能を高める為の溝なのだと思います。
ネックの調整システム

当然ながら、ネックには調整システムが搭載されていました。
STD LOFT

試打するのは、この『STD LOFT』のポジションです。
この位置がおそらく『ベスト』といいますか、『基本』なのだと思いますし、一番高いパフォーマンスが得られるのではないかな?と思っています。
他のポジションにするのは、『アレンジ』といった感覚でいいでしょうか?
クラウンの模様
カーボンコンポジットのような模様のクラウンも共通しています。
これにより、どれくらい『低重心化』が図られているのでしょうか?
黒い部分のほうが軽いのであれば、このドライバーは、より『浅重心』になっているということなのでしょうか?
顔

顔は460よりは、少しすっきりしているな・・・。と思いました。
シャロータイプであることは変わりないですし、大きく変わった感じはしませんが、少しすっきりした感じがします。
ただ、『小顔』というほどでもないと思いました。
この白と黒の『パンダカラー』もいいですが、もうできればいっそのこと全部『黒(カーボンコンポジット)』でもいいんじゃないかな?と思いました。
しかし、逆にカーボンコンポジットのところを白く着色して、全部『白』がいい・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
シャローバック

シャローバックタイプで、かなりのディープフェースです。
クラウンの盛り上がり

クラウンが、かなり盛り上がっています。
最近は少しずつ、このようなタイプを見かけるようになりました。
ディープフェースにすることのメリットはとても大きいのだと思います。
振り感

素振りをしてみても、いい印象をもつことができました。
ハードな印象はありませんが、しっかりとついてきてくれます。
カラフルなデザインが特徴的なシャフトですが、タイミングはとてもとりやすいと思いました。
構え感

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
これまであまり目にしなかった『新顔』といえるでしょうか?
大味な感じはしなかったので、落ち着いて構えることができます。
以前も書きましたが、この白と黒の組み合わせが、構えやすさ(ラインの出しやすさ)を向上させているのかもしれません。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、しっかりしていたのですが硬すぎず、好感がもてました。
打球音

『音』は、はっきりしているのですが、耳に響くような嫌な音ではありませんでした。
しっかりとインパクトを感じとることができました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、ややライナー系だな・・・。と思いました。
しっかり叩いていけるタイプです。
ただ、今日は全て『スタンダード』なポジションで打ったので、ウェイトを移動させると、もっとあがりやすくなるだろう・・・。と思いました。
バックフェース

『安定性』という点では、どちらかといえば正直なところがあるな・・・。と思いました。
決してシビア過ぎることはないですが、460よりは明らかに正直さがあると思いました。
今は高い寛容性のあるドライバーが多いですが、この430は、それらとはちょっと違うな・・・。と思いました。
飛距離性能

『飛距離性能』は、いい感じでした。
力強く活きのいい弾道です。
一球目から、いい感じの球を打つことができました。
これはいいな・・・。と思いました。
460もいい感じでしたが、私にはこの430のほうが合っていると感じました。
操作性

『操作性』は、なかなか良いです。
つかまり過ぎないので、右にも曲げやすいです。
『気持ちつかまえ気味』くらいで、ちょうど良いと思いました。
ヒール側

先日試打した460と、この430とでは、おそらく460のほうが、人気が高いだろう・・・。と思います。
しかし、私は430のほうが気に入りました。
ただ、装着されているシャフトが違うので、こちらのほうが、好感度が高かったのかもしれません。
今度は同じシャフトで試してみたいと思います。
TaylorMade GOLF M1 430 DRIVER

テーラーメイドは以前から『試験的』にクラブを作って、それを市場に流通させてテストしているように感じることがあります。
それがすごくヒットしたこともあると思いますし、ヒットしなくても、データが蓄積されて新たなクラブの開発に活かされているように感じます。
テーラーメイド M1 430 ドライバー

しかし、できればいつか『特別なシャフト』にも出会ってみたいな・・・。と思いました。
以前も書きましたが、テーラーメイドは昔からシャフトにもこだわりを見せていました。
その代表格が、いわゆる『ツチノコシャフト』です。
製造元は確かフジクラだったと思いますが、シャフトの可能性はまだまだ未知数のような気がします。
カスタムシャフトを選択するのもいいですし、『純正シャフト』がもっとパワーアップしたらいいな・・・。と思います。
ヘッドのポテンシャルと、純正シャフトとのバランスがあまり取れていないと感じることが、テーラーメイドのクラブには多いです。
テーラーメイド M1 430 ドライバー
これだけ性能や機能がはっきりしているのは、解りやすくていいです。
テーラーメイドらしい感じがします。
今日はできませんでしたが、いつか機会があればウェイトを移動させて試打してみたいと思いました。