今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド M1 フェアウェイウッド の3番 です。
シャフトは TM1-116 です。
ロフトは15度、クラブ長さは43.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、トルクは4.2、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は323gです。
テーラーメイドM1シリーズのフェアウェイウッドです。
ドライバーと同じく、機能性溢れるデザインとなっています。
ソールには2つのウェイトがありました。
これを見て、昨年試打したR15ドライバーを思い出しました。
R15フェアウェイウッドといってもいいように思いますが、R15のウェイトはひとつだけでした。
M1ドライバーのように重心深度を調整できないようです。
フェアウェイウッドには必要ないということなのでしょうか?
それともドライバーに比べ、ヘッドが小さいFWでは、設計自由度が低いので、組み込むことができなかったのでしょうか?
しかし、次のモデルでは登場してくるのかもしれません。
こういったところを見ると『Rシリーズ』とか『M1シリーズ』とか、名前はあまり関係ないんだな・・・。と思いました。
ディープさはなく、シャローな印象のほうが強いです。
今は、こういったタイプが圧倒的に多いです。
ネックの長さは標準的です。
ネックには調整システムが搭載されていました。
テーラーメイドらしいです。
試打するのは、この『STD LOFT』のポジションです。
クラウンには、ドライバーと同じくカーボンがコンポジットされていました。
ソールを見ると『R15』を思い出しましたが、クラウンを見ると、やはり『M1』なんだな・・・。と思いました。
クラウンにカーボンをコンポジットする効果は、おそらくドライバーよりは大きくないと思うのですが、それでも取り入れているところにメーカーのこだわりを感じます。
なかなかの顔です。
黒い色がよく効いているのか、適度に小顔な感じがしました。
M1 460ドライバーは、ヘッド後方が伸びている印象があったのですが、このFWにはそれが無かったので、好感がもてました。
このツートンカラーも見慣れてきましたが、おそらくまた次のモデルでは違うタイプになるだろう・・・。と思いました。
常にひとつのところにとどまらず、変化し続けている印象がテーラーメイドにはあります。
シャローバックタイプです。
球がよくあがりそうな印象を受けます。
昔のスプーンでは考えられなかったことですが、今はこのような形状が当たり前になりました。
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
ドライバーを以前試打していますし、その流れで構えていくことができました。
予想通りの構え感でした。
カーボンの面積は小さくなってしまいますが、これがもし逆の色だったら、どんな構え感になるんだろう・・・。と、ふと思ってしまいました。
色々なバリエーションも見てみたいです。
形状自体はオーソドックスなので、特に構えづらいとか、違和感があるということはなく、普通に構えることができました。
試打を開始しました。
『打感』は結構しっかりしているな・・・。と思いました。
すごく硬くて、手に嫌な衝撃が残るというほどでもなかったのですが、柔らかいというよりは『しっかりめ』な印象をもちました。
これまで、テーラーメイドのクラブに感じてきた、テーラーらしいフィーリングだと思いました。
『音』は、やや『はっきりめ』ですが大きすぎず、インパクトが緩むこともありませんでした。
この音も、テーラーメイドらしいな・・・。と思いました。
『球のあがりやすさ』という点では、結構タフなタイプだと思いました。
3Wということもあると思うのですが、直打ちでは結構低く飛び出していきました。
球があがりやすいタイプではなく、ヒッター向けのFWだと思いましたが、違う番手(5Wなど)では、また違うのかもしれません。
好みが分かれるところかもしれません。
『安定性』は普通だな・・・。と思いました。
ラインも出しやすくて、特に難しく感じることはありませんでした。
ドライバーのイメージを、そのままこのFWにも、もっていける感じがしました。
高い直進性があって、曲がりにくい・・・。という印象はありませんでした。
『飛距離性能』は、これまでテーラーメイドの飛距離系FWにたくさん出会ってきているので、特に驚くことはなかったのですが、やはり優れているな・・・。と思いました。
しかし、球が浮きづらいと感じられる方もいらっしゃると思いますし、『深重心系のFW』を好まれる方には、やや馴染みづらいところがあるかもしれません。
性格がやや尖ったところもあるように思いますが、ポテンシャルは高いと思いました。
『操作性』は、まずまずでした。
できればあまり曲げたくはないな・・・。と思いました。
一応、左右に曲げることはできましたが、なるべく細工をせずに自然な感じで振り抜いていきたい・・・。と思いました。
テーラーメイドらしい、機能性溢れるFWです。
ソールにある2つのウェイトと、クラウンのカーボンコンポジットが特徴的でしたが、それ以外はこれまでのテーラーメイドのFWとイメージが被りました。
今日は試すことができませんでしたが、ウェイトを移動させたり、ロフトを変えたりすることによって。どのように弾道が変わっていくのかが、とても興味深いです。
一時期に比べ、調整機能も少し落ち着いてきた印象があるのですが、テーラーメイドはまだまだこのシステムを続けていくのではないでしょうか?
テーラーメイドの『個性』といってもいい、機能性の高いクラブです。
面白いクラブだな・・・。と思いましたが、購買意欲が強く刺激されることはありませんでした。
しかし、また試打することがあれば、違うシャフトでも試してみたいですし、ウェイトを移動させたり、ロフトを変えたりして打ってみたいと思いました。
次のモデルがどのようなタイプになるのか、今からとても楽しみです。
テーラーメイド M1 フェアウェイウッド
- 2015年12月2日
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