ゴルフクラブ試打日記。          

テーラーメイド GLOIRE ドライバー

テーラーメイド GLOIRE ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは テーラーメイド GLOIRE ドライバー です。
GL2200

シャフトは GL2200 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は47g、トルクは4.5、バランスはD4、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は284gです。
正面

テーラーメイドグローレシリーズのニューモデルです。
テーラーメイドは色々なブランドがありますが、グローレもすっかり浸透したように思いますし、ブランドごとの『色分け』が明確にできているように思うので好感がもてます。
これまで試打してきたモデルの印象からだと、私にはやや合いづらい印象もあるのですが、テーラーメイドのニューモデルはどのブランドであっても、いつも興味津々です。
側面

シャロー感溢れる形状です。
形状だけでなく、デザインにも力を入れているのが、よく解ります。
2つのライオンマーク

2つのライオンマークがとてもオシャレです。
とてもいいブランドイメージになっているように思います。
ネック長さ

ネックの長さは、やや短く見えますが、今のドライバーの中では、標準的な部類でしょうか?
ネックの調整システム

これまでのモデル同様、ネックには調整システムが搭載されています。
これはもう『標準装備』として、これからも搭載されていくのでしょうか?
シャローバック

予想通りのシャローバックです。
今ではとても見慣れた形状になりました。
フェース面のデザイン

フェース面のデザインがとても変わっています。
グローレの、これまでのモデルともデザインが変わっています。
色は違いますが、フェース面の素材も、以前試打した『リザーブ』のような質感です。
こうして見ても、かなりスイートエリアが広そうです。
こういった『視覚効果』も狙っているのではないでしょうか?
私の前に試打された方の打痕がヒール側に残っているのですが、どんな弾道だったのかな?と思いました。
ウェイトのようなもの

ヒール側にウェイトのようなものが控えめに配置されています。
こうして見る限り、交換できそうです。
ただ、ヘッドがとてもデザインに凝っているので、ウェイトも、もう少しオシャレでもいいのかな?と思いました。
顔

『白』ではなく、『シルバー』になっているのに、少し驚きました。
先日試打した『SLDR』もそうでしたが、白いヘッドのニューモデルを見かけなくなりました。
私は白よりも、このシルバーのほうが見慣れているので好感がもてますが、白い色を望んでおられる方もいらっしゃると思います。
そして、その色よりも、このドライバーの『つかまえ顔』が気になりました。
トゥ側が、かなり主張しているように見えます。
振り感

素振りをしてみても、やはり軽めではありますが、これがグローレドライバーの標準的な重量なのだと思います。
高級感もあり、敷居の低さもあるドライバーだと思いました。
構え感

ボールを前にして構えてみると、やはりこのフックフェースが気になりました。
左へつかまり過ぎないようにしよう・・・。と思うのですが、こういったシャロー系でラージサイズのヘッドだと、なかなか思うようにいかないことも多いです。
いいイメージが出せなかったですし、緊張感が少しずつ高まってきました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は想像していたよりも、しっかりとした印象をもちました。
フェース面の素材がとても特徴的ですが、ボールが逃げる感じではなく、しっかりと乗せていける感じがしました。
打球音

『音』は、やや大きめだったのですが、特に問題ないと思いました。
こういったタイプのドライバーを求めておられる方は、このようなはっきりとした音を好まれる方も多いのではないでしょうか?
トゥ側

球はあがりやすくて、タフな感じはしません。
はっきりとした『高弾道系ドライバー』だと思いました。
今日試打したクラブは『10.5度』だったのですが、これが『9.5度』だったら、どれくらい変わるのか少し興味をもちました。
バックフェース

『安定性』という点でも、この46.5インチという長尺を感じさせない、高性能さが感じられます。
スイートエリアが、かなり広いと思いました。
私が打つと、最初の数発は打点がブレてしまったのですが、それを感じさせない軌道の安定さがありました。
いい意味で『ごまかし』が利くドライバーです。
どこでヒットしたのかが解りづらい感じもしますが、それは仕方のないことなのかもしれません。
大型ヘッドの長尺で、球をしっかりとつかまえていきたい方には、とてもマッチしているのかもしれません。
私はフッカーなので、つかまり過ぎる感じもしたのですが、スライサーの方には、かなり方向性も出しやすいのではないでしょうか?
シャフトはかなり長いですし、軟らかいですが、遅れすぎる感じはありませんでした。
飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、このスペックが合う方には、かなり心強い味方になってくれるのではないでしょうか?
正直、私では使いこなせない印象もあったのですが、長尺によるヘッドスピードアップと、球のつかまりの良さで飛ばしていけるドライバーだと思います。
弾道は高いのですが、結構前に進む力も強いな・・・。と思いました。
フェース面の素材が個性的ですが、このドライバーで実績を上げれば、いずれアスリートモデルと呼ばれるクラブにも採用されるようになるのではないでしょうか?
『未来』を感じさせるドライバーです。
操作性

『操作性』という点では、なかなか融通が利きづらい感じもしました。
私が普通に打っていくのであれば、明らかにフック系が出やすいです。
気をつけないと左に巻いてしまうおそれもありました。
かなり逃がしていく感じで、ちょうど方向性を出していくことができたのですが、大型ヘッドと長尺による方向性を出していくのには、このようにするしかないのかな?と思いました。
私はこのドライバーで構えたときに不安に感じるところもあり、それが結果となって表れたところもあったのですが、同じようなドライバーを使い慣れておられる方には、とても扱いやすいタイプといえるのではないでしょうか?
ヒール側

いい意味で『制限』が無いように感じました。
それは、このドライバーを使う『プレイヤーに対して』もですし、『開発という点において』もです。
このフックフェースが気にならないスインガータイプの方には、イージーなドライバーといえるのではないでしょうか?
かなり軽量感がありますし、どちらかというとベテランゴルファーの方に合うのかな?と思いました。
TaylorMade GLOIRE DRIVER

色々なクラブを試打していると、あまり『個性』が感じられず、先行メーカーの後追い感が強いクラブに出会うことも少なくないです。
メーカー名やブランド名を差し替えただけのように感じることもあります。
しかし、このグローレは好みが分かれるとは思いますが、とても個性的です。
他のメーカーには見られない作りになっています。
さすがはテーラーメイドといったところです。
テーラーメイド グローレ ドライバー
 
グローレというブランドが誕生して、まだ1年とちょっとだと思いますが、人気も高まっているようです。
コースや練習場でも、多く見かけるようになりました。
先日、一緒にラウンドした方も、ある老舗メーカーのドライバーから、このグローレに変えて、距離が伸びた・・・。と仰っていました。
球がしっかりとつかまったハイドロー系の球で距離を稼いでおられました。
テーラーメイドはニューモデルであっても、価格が抑えられていて、リーズナブルな印象もありますが、このグローレシリーズは価格も高めです。
それだけ最新の技術と、他にはない様々な工夫やアイデアなどが組み込まれているのだと思います。
正直、私には扱いづらいタイプのドライバーではありますが、これからも注目していきたいです。