今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド GAPR HI の5番 です。
シャフトは N.S.PRO 950GH です。
ロフトは25度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS です。
ちょっと変わったデザインのテーラーメイドのクラブです。
緑のラインが印象的なのですが、テーラーメイドのイメージカラーではないようです。
大きさは標準的で、オーソドックスな形状のユーティリティです。
テーラーメイドのクラブなので、おそらく『レスキュー』というカテゴリーに入るのだと思います。
ソール形状は丸みを帯びているというよりは、平らに近い感じで、今時のユーティリティだな・・・。と思いました。
ソールには独特な工夫が見られます。
フェース寄りに何か見えますが、これは過去のモデルにも見られた工夫です。
どのような効果が期待できるのでしょうか?
バックフェース寄りにはウェイトが配置されていました。
数字がないので、重さは判りません。
交換するタイプではないのかもしれません。
ネックには調整システムが搭載されています。
ノーマルバックといっていいように思います。
ドライバーやフェアウェイウッドではヘッドを大きくできるので、もっとシャローバックにできると思うのですが、大きさの制限がきついユーティリティでは、それほど大きくはできないようで、重心深度もそれほど深くはできないのかもしれません。
顔はまずまずですが、あまり好感は持てませんでした。
ずばり質感が良くないからです。
とてもチープで安っぽく見えてしまいました。
私は『つや消し』タイプが好きで、このクラブもそうなっているのですが、この質感は好きになれません。
クラウンが大きく凹んでいるのが特徴的です。
今まで無かったわけではないですが、最近では珍しいです。
カーボンコンポジットの代わりに、このように凹ませて、低重心化しているのでしょうか?
フェース面のデザインはシンプルです。
このフェース面もチープに見えてしまいました。
あまりいいイメージが浮かんできません。
ボールを前にして構えてみた感じはまずまずです。
特に構えづらいこともなく、普通でした。
クラウンの凹みも、それほど気になりません。
ヘッドも大きくなく、ボールとのバランスもとれています。
素振りをしてみると、スチールシャフトが挿してあるということもありますし、大顔タイプではないので、アイアンに近いイメージで振っていくことができました。
大きくブンブン振り回すというよりは、小気味良くタイミング重視で振っていく感じです。
最近はUTも軽量カーボンが挿されていることも多いですが、このようにスチールシャフトが挿してある物を振ってみると、アリだな・・・。と思いました。
試打を開始しました
『打感』は、なかなかいい感じでしたが、今のユーティリティの中では普通といっていいかもしれません。
ボヤけた感じはなく、しっかりしているのですが、かといって硬くて手に響くこともなかったので、好感が持てました。
『音』も、ややはっきりした小気味良い音でしたが、大きすぎず、いい感じです。
『球のあがりやすさ』という点では、普通です。
ただ、どちらかといえばヒッター向けなのかな?と思いました。
『安定性』という点では、特別高いとは思いませんでしたが、ラインも出しやすいですし、気難しさはありませんでした。
ただ、高い直進性があるというタイプではないので、『曲がりにくさ』を求めておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。
『飛距離性能』は標準的です。
特別によく飛ぶという印象はありませんでしたが、だいたい想像していた通りに飛んでくれたので、『イメージ通り』でした。
高~くキャリーを稼いで飛ばすというよりは、どちらかというと、ややライナー系に近い強い球が打てるクラブです。
飛ばすというよりは、『狙う』ことに集中できるクラブといっていいかもしれません。
『操作性』は、なかなかいい感じでした。
左右への曲げるのが易しかったですし、ボールを拾いやすかったので、安心感がありました。
ボール手前からソールを滑らせる感じで、易しく運ぶことができました。
試打後の感想
最初見たときは変わったデザインだな・・・。と思ったのですが、全体的に見て、バランスがとれているように感じました。
ヘッドの質感が好きになれなかったですし、購買意欲を刺激されることはなかったのですが、面白いクラブで、一度見たら記憶に残りやすいクラブです。
これからもテーラーメイドには、私たちゴルファーをワクワクさせてくれるクラブを作り続けて欲しいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。