今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド R15 460 ドライバー です。
シャフトは TM1-115 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は57g、トルクは4.1、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は311gです。
テーラーメイドの新しいドライバーです。
年末の慌ただしい季節に、またテーラーメイドの新しいドライバーに出会えることができ、嬉しく思いました。
テーラーメイドは本当に新商品の出るサイクルが早いです。
しかし、いいかえればそれだけ前のモデルが新商品である寿命も短くなるということなのかもしれません。
このドライバーを一目見て、どれだけ調整機能が進化していくだろう・・・。と思いました。
ソールにあるウェイトが2つになっています。
SLDRはひとつだけでしたが、このドライバーは2つになっています。
より細かな調整ができるということなのでしょうか?
ネックの長さは、これまでのテーラーメイドのドライバーと共通しています。
試打するのは、この『STD LOFT』のポジションです。
シャロータイプのヘッドです。
最近のテーラーメイドのドライバーによく見られる形状です。
ディープなタイプは見なくなりました。
このオリジナルグリップも、まずまずです。
適度に柔らかいですが、雨の日などは滑りやすいだろうな・・・。と思いました。
テーラーメイドらしい、白い顔が印象的です。
この白いヘッドを好まれる方も多いのではないでしょうか?
『テーラーメイド=白』というイメージも、すっかり定着したように思います。
形状もトライアングルっぽくくて、見慣れた感じがします。
クラウンマークがちょっと変わっていましたが、全体的には大きな変化は見られませんでした。
素振りをしてみた感じも、ある程度予想していた通りでした。
結構なソフトスペックに仕上がっています。
テーラーメイドの純正シャフトは、軟らかめが多いです。
これが海外仕様だと、また違う印象なのかもしれません。
ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。
これまで出会ってきたモデルを構えているようでした。
『テーラー顔』といっていいのかもしれません。
ヘッドも大きく見えますし、直進性が高そうです。
あまり曲がるイメージは出ませんでした。
まずは細工をせずに、しっかりと振り抜いていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』は、やや軽めだと思いました。
あまり『球の重さ』を感じさせないフィーリングです。
これまで出会ってきた、テーラーメイドのドライバーと共通する打感だな・・・。と思いました。
『音』は、はっきりとしていますが、大きすぎず邪魔になることはありませんでした。
予想通りの音でした。
『球のあがりやすさ』という点では、まずまずかな?と思いました。
ロフトが10度ということもあると思うのですが、タフな感じはしませんでした。
中高弾道といったところでしょうか?
キャリーもしっかり稼いでいけるタイプのドライバーだと思いました。
『安定性』は、なかなか高いと思いました。
多少の打点のブレにも強く、シビアな感じはしませんでした。
これまでのモデルと共通する寛容さがあると思いました。
『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じだと思いましたが、正直前のモデルよりも大きく進化しているようには思いませんでした。
それほど飛びに特化している感じはしませんでした。
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
曲げることもできましたが、あまり意図的に曲げたくなるドライバーではありませんでした。
小さい曲がり幅で勝負していきたいドライバーです。
テーラーメイドのニュードライバーで、見た目のインパクトがとても大きいと思いました。
一番のポイントは、やはりこの『2つのウェイト』だと思います。
2つにすることによって、より細かな調整ができるのかもしれません。
しかし、正直いって、2つは要らないんじゃないかな?と思いました。
1つで充分のような気がしました。
専用の工具がなかったので、色々と調整してみることはできなかったのですが、もしあったとしても、あまり試してみたいとは思いませんでした。
こういった少しでも新しい技術や工夫が組み込まれているのは、とても素晴らしいことだと思いますし、私たちユーザーにとっては嬉しいことですが、ここまでの工夫は不要ではないかな?と思いました。
調整機能以外にも、基本性能のアップも図られているのかもしれませんが、試打してみて、大きな変化は感じませんでした。
飛距離や安定性、あがりやすさなど、これまでのモデルとイメージが被るところがありました。
テーラーメイドは根強い人気がありますし、このドライバーも注目されていると思うのですが、今回私はそれほど興味深く試打することはありませんでした。
もちろん、このドライバーが優れていないのではなく、素晴らしいと思うのですが、『2つのウェイト以外』大きな変化は感じられず、その2つのウェイトも不要なのではないかな?と思いました。
テーラーメイドは常に進化したクラブを私たちに提供してくれていますし、とてもありがたいと思いますが、今回は購買意欲が強く刺激されることはありませんでした。
もちろん、また試打してみたいと思いますし、コースでも機会があれば試してみたいと思いますが、それほど強く印象には残らないかもしれない・・・。と思いました。
おそらく、今年中はもうテーラーメイドの新しいモデルは登場しないと思うので、今年出会ったテーラーメイドのドライバーの中で一番好感がもてたのは、GLOIRE F ドライバーです。
テーラーメイド R15 460 ドライバー
- 2014年12月9日
- テーラーメイド