ゴルフクラブ試打日記。          

ツアーエッジ エキゾティクス CB PRO フェアウェイウッド

ツアーエッジ エキゾティクス  CB  PRO  フェアウェイウッド 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ツアーエッジ エキゾティクス CB PRO フェアウェイウッド です。
FUJIKURA  SPEEDER  757
シャフトは FUJIKURA SPEEDER 757 です。
ロフトは14.5度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は77g、トルクは2.6、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は330gです。
正面
初めて手にする、ツアーエッジのフェアウェイウッドです。
あまり馴染みのないメーカーではありますが、カッコいいイメージがあります。
側面
初めて出会った、このFWも、いい雰囲気を醸し出しています。
高級な感じもしますし、形状美のあるクラブです。
独特なソール
しかし、何といっても、この独特なソール形状が目を惹きました。
このようなクラブを初めて見ました。
まるで波がうねっているようです。
『衝撃的』といっていいくらい、個性的です。
独特なソール
独特なソール
独特なソール
角度を変えてみても、この波のような凹凸がよく目立っていました。
ティアップするときは大丈夫だと思いますが、『直打ち』ではどうなるんだろう?と思いました。
この出っ張った部分が、ソールの滑りを邪魔してしまうんじゃないかな?と思いました。
ソール面は『均一で滑らかに』に仕上げていくもの・・・。という固定概念を根本から変えていくような形になっています。
それとも、この独特な凹凸は、全て計算され尽くしたもので、これによって滑り性能がアップしているのかな?と思いました。
いずれにせよ、この形状には大きな意味があるのだと思います。
ネック長さ
ネックの長さは、標準的といったところだな・・・。と思いました。
こうして見ても、このクラブの美しさがよく解ります。
いいクラブに共通する『何とも言えない雰囲気』をもっています。
丸っこさもありますが、輪郭がシャープで、カッコいいです。
これまで同じような、いい雰囲気をもった名器と呼ばれるクラブにたくさん出会ってきました。
セミシャロー形状
ややシャローな感じがします。
ディープ感というよりは、明らかにシャロー感のほうが強いです。
こういったシャローなところは、今のクラブらしいところなのかもしれません。
昔はシャロー系のクラブは、形がやや崩れてしまっているように感じることもあったのですが、このクラブもそうですし、最近のシャロー系クラブは、本当に形が整ってきました。
こうして見ていても、その美しさに思わず笑みがこぼれてきました。
気持ちが和みました。
やはり、目で見て美しいクラブを試打できる・・・。ということは、気持ちの盛り上がり方も違ってきます。
ヒール側の凹み
ヒール側
トゥ側の凹み
トゥ側
バックフェースのヒール側とトゥ側には、それぞれ丸い凹みがありました。
これは空気力学によるものなのでしょうか?
Limited Edition
ヒールのところには『Limited Edition』と記されていました。
何ともいえない特別感があります。
限定モデルなのでしょうか?
顔
すごくいい顔をしています。
かなり男前で、しかも小振りです。
思わず目尻が下がってしまいました。
『ど真ん中のストライク』といった顔をしています。
この整った顔を見ているだけで、ツアーエッジというメーカーの『品位の高さ』のようなものを感じます。
これまで、機能性にこだわり過ぎるあまり、顔などが置き去りになった感じのクラブにもたくさん出会ってきましたが、このクラブのように顔の美しさがあって、それに機能性が付け加えられていると、好感度が倍増します。
いい顔をしたクラブは、いいインスピレーションを与えてくれますし、それがナイスショットにもつながります。
構えづらいクラブで、たとえナイスショットをしても、高い満足度は得られません。
心の中にモヤモヤしたものが残ることもあります。
そういったことを考えてみても、このクラブはかなり好印象でした。
とはいっても、やはりソールの凹凸が気になっていました。
振り感
素振りをしてみると、いい感じでした。
顔の良さに見合う、振りやすさでした。
タイミングもすぐに合いました。
男前のクラブなので、ハードそうな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はそれほどでもないので、多くの支持が得られるのではないかな?と思いました。
構え感
ボールを前にして構えてみても、すごくいい感じです。
かなり小顔感があります。
このクラブはロフトが14.5度ということで、『3W』という認識でいいと思うのですが、最近の3Wの中では、明らかに小顔です。
ちょっと前までの『5W』のようです。
私は小顔のクラブが好きなので、このFWには好感をもつことができたのですが、この大きさは人によって好みがはっきりと分かれるところではないかな?と思いました。
もう少し投影面積が大きいほうが安心感を得られやすい・・・。という方も多いかもしれません。
大きすぎたり、異型だったりすると、イメージがあやふやだったり、乱れてしまったりすることがあるのですが、このクラブはとてもいい感じでした。
色々な球筋のイメージを色濃く頭の中に描いていくことができました。
曲がりにくくて、真っ直ぐなイメージをもちたい方は、もう少し大きめのほうが合いやすいのかもしれませんが、私はどちらかというと直線よりも、『ちょっとの曲線』をイメージしたいので、このクラブの構え感はとても好感がもてました。
いいイメージしか湧いてこなかったので、とてもリラックスすることができました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は、いい感じです。
いい意味で、あまり衝撃が伝わってこない感じです。
ソフトな打感でした。
打球音
『音』も、とても静かで好感がもてました。
いくらでも振っていける感じがしました。
『構えやすさ』『打感』『音の良さ』という『フィーリングの三要素』が揃っていたせいか、このクラブに『品格』のようなものを感じました。
あまり出会うことのないメーカーのクラブなので、最初は手探り状態で入っていったのですが、どんどん好感度が増していきました。
トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、今のFWの中では、結構タフなほうだと思いました。
ヘッド形状はシャローな印象があったのですが、高~くあがっていくようなタイプではありませんでした。
しっかりと抑えていける感じがしました。
とはいっても、このクラブのロフトが14.5ですし、マットの上からの直打ちだったので、これも当然のことなのかもしれないな・・・。と思いました。
その後、何球か、ティアップして打ったのですが、いい感じで高い球も打つことができました。
しかし、やはりソールの凹凸が気になったので、マットからの直打ちに切り替えました。
バックフェース
『安定性』という点では、今のFWの中でも、はっきりとした『正直タイプ』だと思います。
寛容さが前面に出ているような感じはしませんでした。
ミスヒットに対しても、それを素直に伝えてくれる感じがしました。
FWにもドライバーと同じように高い直進性やミスヒットに対する寛容さなどを求めておられる方には、少し合いづらいところがあるかもしれません。
スイートエリアの広さも、『普通』といったところかな?と思いました。
ワイドスイートエリアという感じはしませんでした。
飛距離性能
『飛距離性能』という点では、いい感じでしたが、今はかなり高性能な飛び系FWがたくさんあるので、そういったことを考えてみると、ノーマルな感じかな?と思いました。
しかし、飛び性能がいいことは間違いありません。
操作性
『操作性』は良いと思いました。
フッカーである私は、フック系のほうが打ちやすく感じたのですが、スライス系にも上手く反応してくれました。
逃がしていける球が打ちやすいのは、左への恐怖心を常に持っている私には心強く感じられます。
ヒール側
色々なクラブを試打していると、あまり個性的に感じられなかったり、他のメーカーのクラブのアイデアをそのまま取り入れているようなクラブにも、よく出会います。
流行などもあるので仕方のないことかもしれませんが、やはり他のメーカーには見られない独創性のあるクラブには強く惹かれます。
このツアーエッジのFWも、すごくいい印象が残りました。
TOUR EDGE EXOTICS CB PRO フェアウェイウッド
初めて試打したツアーエッジのFWだったので、最初のうちはどんな感じなんだろう?という思いもあったのですが、とてもいい印象が残りました。
特に強く残ったのが、やはりソール形状です。
すごく滑りがいいな・・・。と思いました。
実際に球を打つまでは、これだけ凹凸がはっきりしていれば、突っかかるんじゃないかな?と思っていたのですが、そうではありませんでした。
むしろ、スムーズに滑ってくれました。
『接地面積』が小さくなったことによるメリットなのでしょうか?
TOUR EDGE EXOTICS CB PRO FW
最初は少し不安な思いもあったのですが、実際に打ってみて、ソール形状に対する不安を感じることは全くありませんでした。
顔の良さにつられ、そのまま気持ちよく打っていくことができたような気がします。
今日は練習場のマットの上からだったので、次回は実際のコースで試してみたいと思いました。
TOUR EDGE EXOTICS CB PRO フェアウェイウッド
他のメーカーのFWには見られない、この『滑りの良さ』は、大きな武器になると思います。
実際の芝やラフでは、どのように働いてくれるんだろう・・・?と思いながら球を打ち続けていました。
TOUR EDGE EXOTICS CB PRO フェアウェイウッド
コースではいいライだけでなく、むしろ悪いライから打たなければならないことのほうが多いです。
プレイヤー自身がコントロールしきれない『運』というものなのかもしれません。
ディボット跡などもそうですし、特に『逆目のライ』からでは、どのような滑り方をしてくれるんだろう?と思いました。
そこにすごく興味がありました。
TOUR EDGE EXOTICS CB PRO フェアウェイウッド
このソール形状はとても珍しいですが、優れているのは間違いないと思いました。
他のメーカーからも、似たようなタイプのクラブが登場してくるかもしれないな・・・。と思えるほどでした。
このような凹凸は無いですが、私が昔愛用していた、ブリヂストンレイグランデのFWを思い出しました。
TOUR EDGE EXOTICS CB PRO フェアウェイウッド 
とても個性的なソール形状が一番の特長ですが、それ以外にも『構えやすさ』『打感の良さ』『音の良さ』『コントロール性の高さ』も、魅力的でした。
今流行の『調整機能』は搭載されていないので、そこに物足りなさを感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
私はこのシンプルなままでいいと思うのですが、人によって好みが分かれるところだと思いました。
いいイメージのまま、試打を終えることができました。
最初は少し不思議な感じでしたが、球数をこなしていくうちに、どんどん楽しくなってきました。
このFWにはすごく好感がもてたので、今度は違う番手でも試してみたいと思いました。
素晴らしいメーカーは本当にたくさんありますし、これだけたくさん出会うことができると、選択肢が増えすぎて迷ってしまう・・・。という嬉しい悩みも出てきてしまいそうです。