ゴルフクラブ試打日記。          

ツアーエッジ エキゾティクス XCG ドライバー

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今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ツアーエッジ エキゾティクス XCG ドライバー です。
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シャフトはグラファイトデザイン クアトロテック MD-6X です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは3.5、キックポイントは中調子です。
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初めて手にする『ツアーエッジ』のドライバーです。
名前だけは聞いたことのあるメーカーですが、こうして実際に目にするのは初めてです。
なかなかカッコいいデザインだと思いました。
いつもそうですが、初めて手にするメーカーのクラブというのは、とてもドキドキします。
慣れ親しんだメーカーのクラブですと、ある程度の予測が立つのですが、初めてだとそうもいきません。
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素振りをしてみると、なかなかのバランス感ですし、いい感じで振っていけました。
ヘッドが『走りすぎず、遅れすぎず・・・・』といった感じでしょうか?
余計なことをしない感じで、こちらのフィーリングで振らせてくれる感じです。
やや軽くはありますが、これくらいが現在の主流といえるのだと思います。
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ボールを前にして構えた感じは、とても構えやすい・・・・。と思いました。
大型ヘッドではありますが、ボールが引っかかる感じもしませんし、苦手意識も芽生えてきませんでした。
『バルジ』に適度な丸みがあり、それを見ていると、私は『操作性の良さ』を感じます。
最近は、ほぼ『ストレート』に近いものが主流だと思うのですが、この『丸み』に『安心感』や『美しさ』を感じられる方も多いと思います。
構えた感じでは、『ドロー』というよりも、『フェード』の方がイメージしやすい感じがしました。
『フックフェース』ばかりを見てきた感じもしますが、こうして『いい顔』のクラブに出会えると、『砂漠の中にオアシス』を見つけたような気分になってきました。
かなり落ち着いて構えることができました。
試打を開始しました。
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まず感じたのが、その『静かな音』です。
思っていたよりも、はるかに静かで練習に集中できます。
最近は音が静かな物が増えてきて、私としてはとても嬉しいのですが、その中でもかなりの『静音設計』だと思いました。
私はとても好感の持てる音だと思いました。
球数をこなしていく度に、集中力も増してくるような気がします。
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『打感』という点では、『軽い』という表現がすぐに浮かびました。
決して物足りない感じの『軽さ』ではなく、『ソフトで手に嫌な衝撃が残らない軽さ』だと感じました。
何球打っていても、疲れが残らない感じです。
予定よりも数多く打ってしまいます。
『構えやすさ』『音』『打感』という『フィーリング三拍子』が揃っているドライバーです。
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『球のあがりやすさ』という点では、この形状と『ロフト10.5度』ということもあり、私はかなり『打ち出し角の高さ』を感じました。
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普段より『小指一本』くらい、低くしてもいい感じかな?と思ったのですが、残念ながら練習場の私の打席には、このひとつしか『ゴムティ』が無かったのが少し残念でした。
今は、こうした『高弾道ドライバー』は驚きませんが、『ディープ・ヘッド』全盛の頃だと、かなり驚いたと思います。
『キャロウェイ・ビッグバーサ』を初めて見た時を思い出しました。
すごく驚いたものです。
これまでの『クラブの常識・概念』が覆されたような気がしました。
今は解説者としても活躍されている、牧野 裕選手が試合で使って好成績を挙げ、それから一気に人気に火がついたドライバーでした。
最初は好き嫌いがはっきりとしていた『ビッグバーサ』ですが、その高性能をみんな実感すると、それまでその『円盤』のようなドライバーを否定していた人達も、次第にキャディバッグに入れ始めていたのを思い出しました。
いつの時代もそうですが、『今日の非常識は、明日の常識』に、つながるのだと思います。
新しい物を生み出すときには、それなりの『抵抗』や『障害』などがつきまとうものですが、それを突き破ると、今度はかなりの『追い風』が吹いてくれるものだと思います。
この角度から見ていて、そんなことをふと考えていました。
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『安定性』という点では、私は『まずまず』といった感じがしました。
決してバラつきやすい感じはせずに、比較的まとめやすい感じがしたのですが、これまでの『超・ワイドスイートエリア』『高慣性モーメント』のドライバーよりは、若干低く抑えられているのかな・・・・?と思いました。
しかし、決して曲がりやすい感じはしません。
普通に打っていくなら、かなりいい感じの球を打つことができました。
ただ、『スライサー』の方には、やや難しく感じられるかもしれません。
ひょっとすると、右へ滑りやすい感じがするかもしれませんし、球がつかまりづらく感じられるかもしれません。
決して『スライスを抹消』してくれるドライバーではない・・・・・。と思いました。
しかし、決して敬遠すべきドライバーではないと思いますし、練習を重ねていって、スイングが『シェイプアップ』されると、『スライス』から『フェード』へとシフトしていけるドライバーなのだと思いました。
『フッカー』の方には、かなり打ちやすく感じられるのではないでしょうか?
左へ引っかかり過ぎる感じもしませんでしたし、かといって右へ『プッシュ』する感じもしませんでした。
いい感じの『ドローボール』を打つことができました。
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『飛距離性能』という点でも、私はいい感じだと思いました。
高性能クラブばかりが目に付く今では、決して『最も飛ぶ』とはいえないのかもしれませんが、秀でていることに間違いはないと思いました。
それほど『反発力』で飛ばすタイプではないように感じたのですが、程良い『弾き感』と『球持ち感』を兼ね備えたドライバーといってもいいのではないでしょうか?
『構えやすさ』『音』『打感』がいいからでしょうか?
気持ちよく振っていけるからなのか、ボールは力強く飛んでいってくれました。
『フィーリング性能』が悪いクラブですと、ボールにブレーキがかかってしまう感じがすることもあるのですが、このドライバーの場合は『アクセル一杯』踏み込んだ感じがします。
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『操作性』という点でも、私はなかなかいい感じだと思いました。
『フック』も『スライス』も比較的楽に打っていける感じがしました。
決してどちらかの方向に『一辺倒』なドライバーではありません。
特に大きなスライス、『バナナスライス』を打つのが楽しくなってきました。
これほど大きく曲げる必要は、実戦ではまずありませんが、練習場で打っていると楽しくなってきました。
日頃は、より実戦的なことを考えながら、コースの中にいるつもりで練習しているのですが、たまにはこうした『遊び心』をもって練習するのもいいものだと思いました。
とても気持ちよく、楽しく練習することができました。
『ツアーエッジ』のクラブに出会える機会には、なかなか恵まれませんが、また見かけることがあったら試してみたい・・・。と思いましたし、これからも注目していきたいです。