<左>712U <右>Z U45
今日は、この2本のアイアン型ユーティリティを打ち比べてみました。
試打クラブはダンロップ スリクソン Z U45 ユーティリティ と タイトリスト 712U ユーティリティアイアン です。
<左>712U <右>Z U45
<左> タイトリスト 712Uのスペック
シャフトはダイナミックゴールドです。
ロフトは21度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は417gです。
<右>スリクソン Z U45 のスペック
シャフトは ダイナミックゴールド D.S.T. です。
ロフトは20度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中手元調子、クラブ総重量は407gです。

スリクソンの最新アイアン型ユーティリティと、これまでのアイアン型ユーティリティの中で、一番構えやすいタイトリストの712Uを打ち比べてみる機会に恵まれました。

どちらもアイアン型ではありますが、こうして見ると、厚みなど色々な違いに気づきます。
Z U45は、今風のアイアン型ユーティティといった感じがします。
厚みがすごくあります。
対して712Uは、すごくスッキリしていいて、好感がもてます。
艶消しタイプの712Uと、光沢感たっぷりのZ U45といった違いもあります。
私は艶消しタイプのほうが好きです。

<左>712U <右>Z U45
ソール幅は、かなり違います。
右のZ U45のほうがワイドです。
しかし、これくらいが今の標準といえるような気がします。
球のあがりやすさを追求していくには、これくらいの幅が必要になってくるのかもしれません。
ただ、このワイドさが『構えづらさ』につながっていくこともあるのですが・・・。

<左>712U <右>Z U45
ネックの長さも一目瞭然です。
Z U45のほうが短いです。
ソール幅も広いので、『頭でっかち』に見えます。
とことん低重心にこだわって作られているのでしょうか?
グースが利いているのも、よく解ります。

このオリジナルグリップは、どちらもソフトで、すごくいい感じです。
あえて選ぶとするならば、ベルベットタイプのスリクソンだな・・・。と思いました。
このグリップのほうがフィット感があり、手に吸い付く感じがあります。

<左>712U <右>Z U45
顔の印象も違います。
Z U45のほうが、少しだけ大顔です。
グースも利いています。

<左>712U <右>Z U45
トップラインの厚さも違います。
Z U45のほうが厚いです。
こうして見ると、色々な違いが見られますし、タイトリストの712Uが、いかにアイアンに近いように作られているかが解ります。
3番アイアンの代わりに使っていけます。

Z U45

712U
ボールを前にして構えた感じも違います。
あくまでも私の好みとしては、圧倒的に712Uのほうが好きです。
アイアン感覚で自然に構えることができます。
Z U45も、悪くはないですが、やはり『アイアン』というよりは『アイアン型ユーティリティ』にしか見えません。
アイアンと同じ感覚では構えることができませんでした。
すっきり感があまりなく、ゴツい感じがします。
球があがりやすくなる為の工夫だと思いますが、『構え感』では、712Uのほうが好感がもてました。
試打を開始ました。

<左>712U <右>Z U45
『打感』は、どちらもいい感じですが、712Uのほうが少しいいな・・・。と思いました。

<左>712U <右>Z U45
『球のあがりやすさ』という点では、Z U45でした。
弾道も少し高めです。

『安定性』という点では、おそらく『慣性モーメントの大きさ』など、易しさに関する数値的などは、Z U45のほうがいいのだと思いますが、構えやすさなどから、私は712Uのほうが易しく感じられました。
ラインも出しやすいと思いました。

<左>712U <右>Z U45
『飛距離性能』は、少し Z U45のほうが勝っているように感じました。

<左>712U <右>Z U45
『操作性』という点では、明らかに712Uがいいと思いました。
Z U45も、なかなかいい感じですが、こうして打ち比べ見ると、712Uのほうが反応がいいように感じました。
Z U45は少しオートマチック感がありました。
構えやすさからくる、イメージの出しやすさも、この操作性の高さにつながったように思います。

<左>712U <右>Z U45
どちらも優れたアイアン型ユーティリティですが、私は712Uのほうが好感がもてました。
親近感が湧きました。

<左>712U <右>Z U45
アイアン感覚で構えられるアイアン型ユーティリティは、なかなか出会えませんが、これからも期待して待ちたいです。