今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z765 アイアン の7番 です。
シャフトは N.S.PRO 980GH D.S.T. です。
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は99g、トルクは2.4 です。
スリクソンのカッコいいアイアンです。
これまで『565』『965』と試打してきました。
スリクソンは三兄弟なので、もうひとつのモデルに出会うことをずっと楽しみにしていました。
硬派な感じの、カッコいいアイアンです。
スリクソンのイメージにピッタリ合います。
このカッコ良さは歴代モデルからずっと引き継がれています。
彫りも浅く、ノーマルなハーフキャビティといっていいと思います。
キャビティにはキャビティの美しさがあって、メーカーの腕の見せ所といっていいと思うのですが、このアイアンは見事です。
球を打ちたくなる衝動に駆られます。
このオリジナルグリップはとてもいいです。
ベルベットタイプで、とてもソフトなフィーリングです。
このしっとり感は、他のグリップではなかなか味わえません。
距離感や方向性、球筋を感じとりたいアイアンでは最適なグリップのひとつだと思います。
トップラインはそれほど薄いとは思いませんでした。
少し厚みがありました。
しかし、それが嫌みになっていないのがスリクソンらしいところだと思いました。
『安心して見ていられる』といったらいいでしょうか?
ソール幅はノーマルな感じです。
トゥからヒールにかけて、それほどテーパーになっていないタイプです。
これまで試打したモデル同様、リーディングエッジがよく削られています。
こういったところが、クラブを易しくしている要因のひとつだと思います。
ネックの長さは標準的な感じでした。
それほど長いという印象はありませんでした。
フェース面にはスリクソンらしいミーリングがありました。
これも、以前試打したモデルと共通しています。
とても好感のもてる構え感です。
いい顔をしているのですが、敷居の高さを感じさせません。
シャープ過ぎず、どこかまろやかさのようなものもあって、ふんわりしたイメージが浮かんできました。
尖っている感じはありませんでした。
とはいってもイメージの出しやすさは『さすが』といったところで、いいイメージがどんどん湧き出てきました。
マイナスに感じるところは全くありませんでした。
楽な気持ちで構えられるアイアンです。
試打を開始しました。
『打感』はとても良いです。
ハーフキャビティらしい、厚みと柔らかさの両方が楽しめる打感です。
飛距離系アイアンのあの弾く感じの打感とは違う、フィーリングです。
バンと弾くのではなく、衝撃を上手く吸収してくれる感じです。
とても楽しめます。
『球のあがりやすさ』という点では、アスリートモデルらしいところがあって、敷居が低いとはいえないのかもしれません。
ある程度のHSがあったほうが易しく感じやすいと思うのですが、装着されているシャフトのバリエーションがたくさんあるそうなので、自分に合ったシャフトを選ぶと難易度も変わってくると思います。
『安定性』という点では、ハーフキャビティらしいところがありましたが、シビア過ぎず、少し大らかなところもありました。
『ガチガチ』に固められているというよりは、少しフワッとした易しさを感じました。
『飛距離性能』という点では、それほど秀でてはいないのかもしれませんが、この標準的な距離がまた魅力的に感じられます。
『飛ばす』のではなく、『狙う』ということに専念したアイアンといっていいでしょうか?
『操作性』は抜群です。
軟鉄ハーフキャビティらしい、『球乗り』の良いアイアンです。
クセは無く、左右同じように対応してくれました。
とても楽しいので、飽きがこないアイアンといっていいように思います。
スリクソンらしい素晴らしいアイアンです。
『力作』といっていいと思います。
性能的に、過去のモデルと大きく変わったところは感じられなかったのですが、そこがまたいいのだと思います。
『変わらない良さ』というのもあると思います。
フィーリングを大切にしながらも、そこに色々な味付けがされているアイアンだと思いました。
是非実践でも使ってみたいアイアンです。
ダンロップ スリクソン Z765 アイアン
- 2016年9月1日
- ダンロップ
- 前の記事へ
MaxSoul Rise ユーティリティ
- 次の記事へ
ご無沙汰しておりました