<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
今日は、この2本のドライバーを比較試打してみました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z-TX と XXIO ザ・ゼクシオドライバー です。
<上>Z-TX <下>ザ・ゼクシオ
<右>Z-TX のスペック
シャフトはSV-3020J T-55 カーボンシャフトです。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は57g、トルクは3.7、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は307gです。
<左>XXIO ザ・ゼクシオのスペック
シャフトはThe ゼクシオ MP500 カーボンシャフトです。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は51g、トルクは4.7、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は290gです。
<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
『スリクソン』の最新ドライバーと、『ゼクシオ』史上、最も完成度が高いと私自身思っている、『5代目ドライバー』を比較してみることにしました。
『Z-TX』は初めて試打したときに、『スリクソン』というよりは、何となく『ゼクシオ』に似た感じがしたので、今日はそれを検証してみようと思いました。
<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
こうして見比べてみても、やはり似ている感じがしました。
『クラウンマーク』が有るか、無いかの違いはありますが、やはり似た部分が多いような気がします。
『SRIXON』と『XXIO』の線引きが益々曖昧になったような気がします。
実際はヘッドの性能なども、かなり違っているのかもしれませんが、見た目はかなり似ている感じがしました。
2年前から、『異型ドライバー』(スクエア・トライアングル・ペンタゴン)が流行った時も、決してダンロップはそれに乗らなかったですし、『PRGR TR DUO』が火付け役となって『カーボンコンポジット』が流行しましたが、『フルチタン』にこだわり続けた、『ダンロップ』は流石だな・・・・。と思って見ていました。
おそらく『カーボンコンポジット』なども研究したと思うのですが、安易に流されない『老舗のプライド』のようなものを感じました。
ただ、今現在でも最新ゼクシオドライバーである『REVO』は、私の中ではじゅうぶんに異型ドライバーなのですが・・・・・。
<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
素振りをしてみると、かなりフィーリングが違っていることに気づきました。
『ゼクシオ』の方が、かなり『軽くて軟らかい』感じがします。
同じメーカーであり、そして同じ『S』というフレックスではありますが、かなり違います。
やはり同じメーカーでも、モデルによって、シャフトの硬さはバラバラなんだな・・・・。と思いました。
『Z-TX』も、決して『S』らしい『S』ではないのですが、『ゼクシオ』はもっとはっきりしています。
『硬い』とか『軟らかい』というのは、人それぞれ感じ方が異なるので、やはり曖昧な表現なのだと思います。
『S』とか『SR』とか『R』というのは、ユーザーが決めるのではなく、あくまで『メーカー』が決めるものだと思いましたし、このスペックを求めておられる方には『S』と表示した方が販売しやすいのだと思います。
一部のメーカーが既に実施していますが、やはり『振動数』を表示してくれると、目安になって我々ユーザーにはありがたいような気がします。
Z-TX
ザ・ゼクシオ
ボールを前にして構えてみても、どちらも構えやすいですし、やはり『似た匂い』のするドライバーのような気がしました。
どちらかというと『Z-TX』の方が、好きな『顔』ですが、双方とも構えづらい感じはしません。
上げようとしなくても、自然に上がっていく弾道をイメージできました。
試打を開始しました。
<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
『球のあがりやすさ』という点では、やはりどちらもすごくよくあがる『高弾道ドライバー』だと思いました。
『Z-TX』は以前試打した『ロフト9.5度』の試打クラブもあったのですが、『ゼクシオ』のスペックになるべく合わせようと『10.5度モデル』を選択したのですが、かなりの高弾道です。
『ロフト9.5度モデル』も、かなり球があがりやすい印象を受けたのですが、それ以上にかなり高く球があがっていきます。
『打ち出し角』が高いので、このスペックが合う方には、かなりの高弾道が約束されている感じがします。
『ゼクシオ』も久し振りに試打してみたのですが、やはりその球のあがりやすさは顕著に感じられました。
どちらもかなり高く球が打ちあがっていきますし、私には正直『上がりすぎ』な感じがしたのですが、この高弾道に魅力を感じられる方もきっとたくさんいらっしゃると思います。
『Z-TX』のこのスペックを初めて試打してみて、改めてかなり『幅広い層』に受け入れられる感じがしました。
『スリクソンデビュー』をこのドライバーで果たしてみるのもいいのではないでしょうか?
きっと多くの方が『打ちやすさ』『あがりやすさ』を感じられると思います。
『GiEシリーズ』は別として、以前も書きましたが、おそらく『SRIXON史上、最も『シビアさ』を取り去ったドライバー』といえるのではないでしょうか?
これまで『ゼクシオ』しか使わなかった・・・。という方も試してみる価値があるのではないでしょうか?
<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
『打感』はどちらもいいですが、私は『Z-TX』の方が好きだと思いました。
『ゼクシオ』も、すごくいいのですが、『Z-TX』はさらにその上をいく感じがします。
やはりどちらもブランドの違いはあれど、『ダンロップ』らしい、『気品の良さ』といいますか、『質の高さ』を感じさせてくれます。
私はゼクシオよりもスリクソンの方が接する機会が多いのですが、今日久し振りにゼクシオのドライバーを試打してみて、改めてゼクシオのドライバーもいいなあ・・・・。と思いました。
<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
『飛距離』という点では、私は『Z-TX』の方が稼ぎやすい感じがしました。
どちらも『キャリー』を稼いで飛距離を出していけるのが大きな特徴だと思いますし、ここ数年の『トレンド』のような気がします。
この『飛距離性能』や『弾道の高さ』などは、これまで出会ってきた、他のメーカーのドライバーとあまり大きな違いはないような気がしました。
『立体化』した『中弾道ドライバー』は、今は少なくなってきていると思いますし、今でいえば『ZR-30』がその代表格だと思うのですが、ちょっと前までたくさんあったそういったドライバーはだんだんと見なくなり、今は『ニーズ』が減ってきたのかもしれません。
<左>ザ・ゼクシオ <右>Z-TX
『安定性』という点でも、『Z-TX』の方が、私はまとめていきやすい感じがしました。
どちらも私にはやや合わないスペックなので、正直球が暴れてしまう感じもしましたし、『シャフトの戻り』に一定感を欠いていたような気がします。
ただ、もっと『タイミング』さえ合えば、この2本の高性能をもっと堪能できる気がしました。
この『ゼクシオ』は2年前から発売されて、今でもとても人気のあるドライバーですし、『Z-TX』も結構試打クラブの貸し出しが多いようです。
きっともっと人気がでるだろう・・・・。と思いましたし、『スリクソン』に対するイメージも変わってきて、これまで敬遠してこられた方が新たに『スリクソンユーザー』になる・・・。ということも増えてきそうです。
今日、この2本を試打してみて、やはり似ています。
私にはやや難しい感じもしましたが、どちらも高性能な『高弾道ドライバー』なのだと思いました。
今年発売されるであろう、『ゼクシオ』がとても楽しみになってきました。
昨年発表された『REVO』は、私には難しすぎるドライバーだったので、今度はどんなドライバーなのだろう・・・?と思うと、すごく待ち遠しいです。