今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト TS2 フェアウェイウッド です。
シャフトは Speeder 519 Evolution です。
ロフトは18度、クラブ長さは42インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.6、シャフト重量は52g、バランスはD0、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は323gです。
タイトリストTSシリーズのフェアウェイウッドです。
先日ドライバーを試打したのですが、今日はFWを試打する機会に恵まれました。
シャロー感のあるヘッドですが、形は崩れていません。
適度にキュッと引き締まっています。
シンプルなタイプではなく、色々なパーツが組み合わさった機能的なタイプのようです。
ソールにはウェイトがひとつだけありました。
ここの位置にあるのが一番多いように思います。
一時期、フェース寄りにある物が多くありましたが、『あがりやすさ』を追求するのであれば、ここの位置がベストなのではないでしょうか?
刻印が無かったので重さは分かりませんが、色々な重さのウェイトが用意されているのだと思います。
ネックには調整機能が搭載されていました。
タイトリストでは普通です。
試打するのは、この『A1』のポジションです。
ネックは適度な長さがありました。
ソールのフェース寄りは溝のようになっていて、『ACTIVE RECOIL CHANNEL』の文字がありました。
これは今までも見たことがあります。
フェース面の仕上げは丁寧で美しいです。
タイトリストのイメージにピッタリ合います。
海外メーカーはたくさんありますが、その中でも特にタイトリストは『チープさ』とは縁遠いメーカーだと思っています。
このフェース面を見ただけで、やる気度がどんどんあがっていきます。
シャロータイプのヘッドですが、今はこれくらいが標準的です。
ディープバックタイプは、全くといっていいほど見なくなりました。
とてもいい顔をしています。
こういった顔の良さもタイトリストの特徴のひとつです。
今は白いヘッドも人気がありますが、タイトリストは昔からシルバーや黒を採用していますし、この『収縮色』のおかげで引き締まって見えカッコ良さが増しています。
気難しそうな感じはなく、むしろ易しそうな顔をしているのですが、整っているのがいいです。
タイトリストは海外メーカーですが、日本的に感じることが多いメーカーでもあります。
装着されているグリップはシンプルなタイプです。
よく見られるグリップで、多くのクラブに採用されています。
最近ではタイトリストといえば、このグリップという印象もあります。
素振りをしてみた感じはまずまずでした。
FWにしては軽量感がありますが、今はこれくらいが普通でしょうか?
本当はもっと重量感があったほうがいいような気もするのですが、ドライバーの軽量化がかなり進んでいるので、それに合わせると、このような重さになってしまうのかもしれません。
シャフトもハードなタイプではなく、よく動く感じです。
ボールを前にして構えてみると、とてもいい印象をもちました。
タイトリストらしい構えやすさです。
この構えやすさは最初から想定していましたが、その通りだったので、さすがタイトリストだな・・・。と思いました。
『ブレない構えやすさ』といったところでしょうか?
今ではFWも異型を見なくなりましたが、一時期は見られました。
タイトリストには、これからも『構えやすさの王道』を突っ走って欲しいです。
こうして構えてみると、シャロー感は感じるのですが、それが強すぎず小振りになっているのがいいです。
ロフトが18度なのでクリークという認識でいいと思うのですが、クリークらしい大きさだな・・・。と思いました。
クセのない顔で、方向性に対する不安は全くありませんが、つかまえ系の顔を好まれる方でしたら、少し不満に感じられるかもしれません。
しかし、このクラブは調整機能が付いているので、構え感も多少は変えられるのではないでしょうか?
試打を開始しました。
『打感』はソフトで良いです。
期待していた通りのグッドフィーリングです。
フェース面を見ていたときに、打感が良さそうに感じていたのですが、その通りでした。
弾き感のあるフィーリングですが、インパクトがボヤけていないところもいいです。
『音』も好感が持てます。
どちらかといえば、おとなしめな感じで、主張しすぎないところもいいです。
インパクトが緩むことなく、しっかり振っていくことができました。
球はあがりやすくタフなタイプではありませんが、どちらかといえばヒッター向けかな?と思いました。
直打ちでも、クリークらしい浮きやすさと弾道の高さがありました。
『安定性』という点では、平均的といったところでしょうか?
寛容さが特別秀でてはいませんが、普通に打っている限り、特に難しく感じることはありませんでした。
『悪さ』をしないタイプのFWです。
『飛距離性能』は、かなり優れています。
タイトリストのドライバーやFWは飛びが優れているものが多いですが、このクラブもその伝統を引き継いでいます。
初速が速くて頼もしいです。
ハードなタイプではなく、易しさもありますが、弾道は力強くて実戦的です。
『操作性』は、なかなかいい感じです。
普通に左右への打ち分けもできました。
オートマ性とマニュアル性の中間くらいにあって、少しマニュアル性に寄っているかな?という印象をもちました。
一球目からすごく気に入って、何球も楽しむことができました。
是非実戦でも使ってみたい、高性能なFWです。
タイトリスト TS2 フェアウェイウッド
- 2018年11月30日
- タイトリスト
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