ゴルフクラブ試打日記。          

タイトリスト T-MB アイアン

タイトリスト T-MB アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは タイトリスト T-MB アイアン の7番 です。
ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は442gです。
正面

タイトリストの新しいアイアンです。
タイトリストは秋にニューモデルが登場するイメージがあるので、珍しい感じがします。
以前試打して、すごくいい印象が残っている『712U ユーティリティアイアン』に似ているな・・・。と思いました。
側面

T-MBとありますが、中空構造なのだということが解りました。
MBはマッスルバックということではないかな?と思いましたが、『T』の意味が解りませんでした。
『タイトリストのT』かな?それとも『タングステンのT』かな?などと考えていました。
712U ユーティリティアイアンは3番を試打したのですが、このアイアンは7番なので、フルセット中空タイプなのかな?と思いました。
昔は一時期、中空アイアンも見られましたが、今はとても少なくなっています。
しかし、先日試打したナイキのアイアン同様、中空構造のアイアンが再びスポットを浴びているのかもしれません。
ただ、私はこの番手(7番)では中空構造を必要としていません。
できれば2番か3番で試してみたいな・・・。と思いました。
716

ホーゼルには『716』という刻印がありました。
早くも次のシリーズなのでしょうか?
ソールのウェイト

ソールにはウェイトが組み込まれていました。
とてもよく目立っています。
ここの部分が、712U ユーティリティアイアンとの一番の違いではないでしょうか?
ウェイトがあるのが一目瞭然なので、低重心をイメージさせ、球があがりやすそうな印象を与えられる『視覚効果』を狙っているんじゃないかな?と思いました。
このように目立つデザインもいいですが、私はできればあまり目立たないほうが好きです。
しかし、この『視覚効果』を魅力的に感じられる方もたくさんいらっしゃると思います。
ソールなので、構えたときに邪魔にならないだろうな・・・。と思いました。
ソール幅

ソール幅は少しワイドに見えましたが、中空タイプの中では普通といえるように思います。
リーディングエッジもそうですが、トレーリングエッジも丸みを帯びているのがよく解りました。
細かいところまで配慮されているようです。
ネック長さ

ネックの長さも、きちんとキープされています。
ロングネックというほどではありませんが、適度な長さがあるので、アイアン感覚で打っていけそうです。
ショートネック過ぎると、持て余してしまいそうに感じることも多いです。
ミーリング無し

フェース面にミーリングはありませんでした。
これまで通り、ノーマルなフェース面です。
トップラインの厚さ

トップラインは、やや厚めですが、全く問題ない範囲だと思いました。
ぼてっとした感じがなく、とてもすっきりしています。
振り感

素振りをしてみても、いい感じです。
とてもしっかりとしているので、タイミングも取りやすいです。
普通のアイアン感覚で振っていけます。
私はDGに慣れているので、このままでいいと思いましたが、他にもNSプロなどがラインアップされていると訊きました。
構え感

ボールを前にして構えてみても、好印象でした。
いい顔をしています。
『タイトリスト顔』といっていいと思います。
これまでのタイトリストユーザーの方にも、受け入れられやすいのではないでしょうか?
変なクセがないので、打ちやすそうだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』はソフトで、いい感じでした。
712U ユーティリティアイアンを試打しているので、このソフトな打感は予想通りでした。
今度機会があれば、打ち比べてみたいと思いましたし、この打感の柔らかさを感じて、712U ユーティリティアイアンの後継モデルなのではないかな?と思いました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』は、いい感じです。
ソールに配置されているウェイトがよく効いているのでしょうか?
球が浮きやすい感じがします。
高さもしっかり出せました。
今日は7番でしたが、これがもし2番や3番だったら、どんな感じかな?と思いました。
バックフェース

『安定性』は、まずまずだと思いました。
決してイージーさが全面に出ている感じはしませんでした。
ある程度の正直さはあるように思います。
もちろん、普通のマッスルバックよりは寛容なところもありますし、球があがりやすいので、ブレにくくなっているように思います。
しかし、基本的にはある程度のミート率を要求してくるアイアンだと思いました。
飛距離性能

『飛距離性能』は、まずまずだと思いました。
今の多くのアイアンのように飛距離に特化している感じはしませんでしたが、そこそこ飛ばしていける感じがしました。
『縦の距離感』を大切にしながら飛距離も追求していくには、これくらいが限度なのかな?と思いました。
操作性

『操作性』は、いい感じでした。
クセがないので、左右どちらにも同じように反応してくれました。
中空タイプなので、あまり曲げていこうとは思わなかったのですが、扱いやすいタイプのアイアンだと思いました。
今は大きく曲げにくいタイプのアイアンも多いですが、このアイアンはそれらとは違う印象をもちました。
ヒール側

タイトリストらしく、いいアイアンだな・・・。と思いました。
一番の大きな特徴は、やはりソールのウェイトですが、それ以外にも新たな工夫が施されているのかもしれません。
タイトリスト T-MB アイアン

しかし、おおよその部分では、712U ユーティリティアイアンと大差無いように感じました。
712U ユーティリティアイアンのソールを一旦くり抜いて、そこにウェイトを組み込んだような印象をもちました。
タイトリスト T-MB アイアン

先ほども書きましたが、この番手(7番)では、こういった構造のアイアンを私は必要としていないところもあるので、もし機会があれば『2番』か『3番』を試してみたいと思いました。