今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト ボーケイデザイン SM6 ウェッジ です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフト58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は477gです。
惚れ惚れするほど美しいタイトリストのニューウェッジです。
形状、そして質感など、さすがタイトリストといった感じがします。
何ともいえない、いい雰囲気があります。
しばらく見とれてしまいました。
目の保養ができました。
ボーケイウェッジらしい美しいデザインと、高い機能性を感じさせます。
久しぶりにボーケイウェッジを手にすることができたのですが、期待感がどんどん高まっていきました。
バックフェース部分がフラットではなく、段差のようになっています。
これも、適正な重量配分が計算されているのでしょうか?
先日試打した、フォーティーンのウェッジを思い出しました。
タイトリストとフォーティーンはウェッジにおいて、『日米の雄』といっていいメーカーだと思いますし、そのツートップがこのようにしているということは、それだけ大きな理由があるのだと思います。
とはいっても、タイトリストは日本製が多い印象がありますし、逆にフォーティーンは海外製のイメージが強いので、曖昧になってしまうところもあるのですが・・・。
タイトリストは海外メーカーですが、半分日本メーカーというイメージを私はもっています。
このウェッジもやはり日本製なのでしょうか?
ややワイドソールです。
今はSWもワイドソールが増えてきているので、このウェッジが特別ワイドだとは思いませんでしたが、私の中ではワイドな部類に入ります。
ソール全体が丸みを帯びていますが、目立った削りは見られませんでした。
バンスも利いていました。
バンカーショットに強みを発揮するウェッジなのかな?と思いました。
バンカーショットがあまり得意でない方。
エクスプロージョンのイメージを出したい方には、好まれやすいソール形状といえるのではないでしょうか?
私はどちらかというと、砂を大きく弾いて飛ばすというよりは、できれば薄くカットしていきたいほうなので、もう少し狭くて丸みが無くてもいいな・・・。と思うのですが、このソール形状でも特に不満はありません。
ボーケイウェッジは色々なソール形状の物が同時に発売されるので、おそらく今回も違うタイプのウェッジが発売されているのだろう・・・。と思いました。
昔はSWといえば、ひとつの物しかありませんでしたが、今はバリエーションが豊富になって、プレイヤー自身が自分に合ったものを選びやすくなっているのがとてもいいことだと思います。
自分の特性に合ったクラブを使うことが、ゴルフを易しくする条件のひとつだと思います。
ネックの長さは、しっかりとキープされていました。
それほどロングネックだとは思いませんでしたが、これくらいの長さはあって欲しい・・・。という長さには達していたので、好感がもてました。
ピカピカ光るミラー仕上げのウェッジもありますが、やはりこのような艶消しで落ち着いた感じの仕上げが好きです。
集中力を高めてくれます。
『絶対』というわけではないのですが、ウェッジを選ぶポイントにしています。
こうして見ているだけで、すぐに使いたい・・・。と思いました。
ホーゼルには『VOKEY DESIGN』の文字がありました。
ボーケイウェッジファンの方にはたまらないのではないでしょうか?
私の周りでもボーケイウェッジは大人気ですし、何代も使い続けている人も少なくありません。
すごくいい顔をしています。
さすがはボーケイウェッジだと思いました。
適度な小顔です。
それほどシャープさはなく、少し丸みがあって親しみやすい顔をしています。
バランスの取れたティアドロップ形状といっていいでしょうか?
この顔は間違いなく『タイトリスト顔』だと思いました。
ほんの少しだけ『出っ歯』な感じがしましたが、昔からよく見られますし、極端ではないので、全く問題ないと思いました。
球を拾いやすそうな印象を受けます。
とても魅力的な顔をしたウェッジです。
フェース面には、細かなミーリングがありました。
フェース面を指で触ってみると、微妙な感じのザラザラ感がありました。
『ゴツゴツした感じ』ではなく、『優しい感じ』のザラザラ感といったらいいでしょうか?
トップラインの幅は適正でしたが、ちょっと変わっていました。
トゥからヒールにかけて平行になっているものが多いですが、このウェッジは違っていました。
トゥからヒールにかけて狭くなっていました。
『テーパータイプ』です。
とても珍しいです。
これもメーカーによる、緻密な計算によるものでしょうか?
ボーケイウェッジなので、きっと大きな理由があるのだと思います。
トゥからヒールにかけてを『横』だとすると、この『縦』の部分もテーパーになっていました。
これはよく見られます。
フォーティーンのウェッジを思い出します。
こうすることで、適正な重量高さを得られているのではないでしょうか?
このウェッジは『ダブルテーパータイプ』といっていいのかもしれません。
このようなタイプは初めてですし、かなりこだわって作られているのだと思います。
海外メーカーのクラブの中には、『大味』に感じられる物も時にはありますが、このウェッジはそんなことはありませんでした。
むしろ全くの真逆タイプで、『繊細』な感じがします。
繊細なショットが要求されるウェッジショットでは、このような雰囲気のあるウェッジがマッチしやすいだろうな・・・。と思いました。
ミスに寛容なオートマチック感ではなく、自然とその風景に溶け込む感じのオートマチック感といったらいいでしょうか?
おそらく構えただけで、自動的にイメージが湧いてきてショットできるんだろうな・・・。と思いました。
このオリジナルグリップは、なかなかいい感じです。
よく見かけるグリップです。
ラバータイプらしい、ソフトなフィーリングです。
ウェッジだけでなく、ドライバーなどにもよく採用されているグリップです。
リーディングエッジは削られている感じはなく、あくまでも自然な感じでした。
今は一目で削られているのが分かるくらい、大きく削られているものが多いので、珍しく思いました。
タイトリストはボールだけでなく、ウェッジでもトップメーカーのひとつだと思いますし、これにも大きな理由があるのだと思います。
バンスも利いているように見えましたが、今はこれくらいが当たり前のような気がします。
一時期よりも『ローバンスモデル』は減ってきているように思います。
とても構えやすいです。
ヘッドの据わりもいいです。
ボールとの大きさのバランスもちょうどいいので、あくまでも『主役はボール』といいますか、ボールをターゲットまで運ぶイメージが出しやすいです。
イメージが色濃く出ました。
これがもしヘッドが大きすぎたり、異型だったりすると、ヘッドばかり意識が集中してしまって、ボールへのコンタクトが乱れてしまいそうです。
このウェッジの構え感は秀逸です。
さすがボーケイウェッジだな・・・。と思いました。
日本だけでなく、世界中で高い人気を誇っているのが解るような気がします。
フェースを開いて構えてみたのですが、予想していたよりも構えやすくて好感がもてました。
オートマチックタイプっぽいウェッジだな・・・。と思っていたのですが、細工をしやすい面も持ち合わせているようです。
開いて構えても、リーディングエッジが浮いてこないので、そのまま打っていけそうだな・・・。と思いました。
ソール形状は全体的に大きな削りがあるようには見えなかったのですが、ヒール側が大きく膨らんでいなくて、逆に絞り込まれているように見えました。
それが功を奏しているのかもしれません。
ソールが平らではなく、丸く機能してくれているように感じました。
久しぶりのボーケイウェッジですが、どんどんテンションが高まっていきました。
試打を開始しました。
『打感』はとてもソフトです。
軟鉄らしい『優しい』フィーリングです。
このフィーリングだからこそ、自然と距離感も合ってくるのだと思います。
フェース面にはミーリングがあったので、『強烈な食いつき感』があるのかな?と思っていましたが、それほどでもありませんでした。
多少の食いつき感はありましたが、それよりも『優しく乗せて運ぶ』イメージが出やすい感じがしました。
『打つ』のではなく、『運ぶ』ということを感じさせてくれるフィーリングでした。
『スピン性能』も高いです。
ボールがよく止まってくれました。
食いつきが強くて強烈にスピンが掛かる・・・。というよりは、滑ることなく安定してスピンが掛かる・・・。という印象をもちました。
こういったところは、これまでのボーケイウェッジに共通する長所だと思います。
強烈にスピンが掛かって止まりすぎたり、逆にスピンが掛かりきらず転がりすぎたり・・・。といったことにはなりづらいような気がします。
『計算しやすいスピン性能』といったらいいでしょうか?
実戦向きのウェッジだと思います。
角溝が禁止になっても、メーカーの努力によって高いスピン性能を誇るウェッジがたくさん登場してきました。
しかし、それらはスピンが掛かりすぎて使いづらい・・・。という方もいらっしゃると思います。
それよりは適正なスピン性能のほうが、計算しやすくて寄せやすい・・・。という方も多いと思います。
『激スピン』ではなく、『適スピン』タイプのウェッジを使いたい・・・。という方には、とても魅力的なウェッジといえるのではないでしょうか?
その場面に応じた、適正なスピン量というものがあると思います。
それができるから、ボーケイウェッジは世界中で多くの支持を集めているのではないでしょうか?
球はとても拾いやすくてイージーです。
出球の高さも揃いやすいです。
とてもよくまとまっていて、『エラー』が出にくいウェッジだと思いました。
安定性という点では、とても構えやすいので、ラインも出しやすいですし、大きく乱れる感じはしません。
『易しさ』を追求したタイプではないのかもしれませんが、いい顔と粘りのある高性能シャフトのおかげで、とてもまとめやすい感じがしました。
今はウェッジ専用のカーボンシャフトも登場していますが、私は未だにこのシャフトを手放すことができないですし、変える理由が見当たりません。
『距離感』は、とても合いやすいです。
構えたときにいいイメージが自然と湧いてきますし、出球の高さが合うので、自然と落としどころが決まってきます。
精度の高いアプローチが要求されるときでも、強い味方になってくれるだろうな・・・。と思いました。
いい顔をしていて、ミーリングがあってスピン性能も高いのに、それを主張し過ぎていないのがいいと思いました。
ゴルフクラブに限ったことではないですが、いい物ほど高い性能をもっていながら、それを自らが主張しない特性があるような気がします。
あくまでもイニシアチブはプレイヤーにもたせてくれて、『縁の下の力持ち』といった存在でいてくれるように思います。
そういったクラブは長く付き合っていけます。
邪魔に感じるところがないので、ターゲットに集中していくことができました。
あえて邪魔だな・・・。と思ったのは、私にとって『見えない敵』である花粉です。
ここ数年、スギよりもヒノキのほうがきついような気がします。
まだまだ目薬と点鼻薬は手放せません。
『操作性』は、いい感じでした。
最初、ソール形状を見たときに、かなりのオートマチックタイプかな?と思っていたのですが、実際に打ってみるとそうでもありませんでした。
フェースを開いて打ちやすかったですし、細工もできるタイプのウェッジだと思いました。
どちらかといえばマニュアルタイプというよりは、『セミオートマチックタイプ』に感じたのですが、扱いやすいところもあるな・・・。と思いました。
大きく細工をしていくというのではなく、ちょっとだけ細工をして、あとは『オートマチック感』を足して寄せていく・・・。という『ハイブリッドアプローチ』といったらいいでしょうか?
複合的な寄せがしやすいのではないかな?と思いました。
味のあるウェッジだな・・・。と思いました。
すごく自然な感じのウェッジに見えたのですが、よく見てみると細かなところまで工夫がされていて、緻密さも感じられます。
そして、それを感じさせない大らかさのようなものもありました。
今日はできなかったのですが、次は是非バンカーでも試してみたいと思いました。
おそらく、バンカーでもかなり威力を発揮してくれるだろう・・・。と思いました。
適度な小顔ですし、とてもいい顔をしているので、マニュアルタイプかな?と思っていましたが、そうでもなく、どちらかといえばセミオートマチックっぽい性格があるところも面白いな・・・。と思いました。
いい顔をしたウェッジが欲しいけど、あまり細工をせずに、できればシンプルに寄せていきたい・・・。という方には是非試していただきたいと思いました。
タイトリストのウェッジは昔から使っていましたし、私の周りでも大人気です。
しかし、もう何年もタイトリストのウェッジを購入していません。
それは決してタイトリストのウェッジに魅力が無いわけではありません。
むしろ、いいウェッジだという認識は強くなる一方です。
地クラブメーカーのウェッジにたくさん出会ってしまったからかもしれません。
素晴らしいクラブにたくさん出会いました。
初めて出会うクラブも多く、その多くが高い性能を持っていました。
あまり人が使っていない・・・。というのも魅力のひとつなのだと思います。
そういったことでいえば、ボーケイウェッジは『超メジャー』といえますが、改めて有名メーカーのウェッジもいいな・・・。と思いました。
今日試打した、このウェッジも好感がもてましたし、おそらく違うタイプのウェッジもラインアップされていると思うので、是非そちらも試してみたいと思いました。
ゴルフの練習をすることはとても楽しいですし、私にとって特に『心のバランス』を整えるのに役立っているように思います。
特にアプローチやパターの練習は楽しくて、元気になれます。
今日も楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
コースで使ってみたいと思いましたし、購買意欲も刺激されました。
タイトリスト ボーケイデザイン SM6 ウェッジ
- 2016年4月8日
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カムイ TP-09D ドライバー