ゴルフクラブ試打日記。          

タイトリスト New AP2 アイアン

titleistAP2 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは タイトリスト New AP2 アイアン の7番 です。
ゴルフクラブ
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は439gです。
New AP2 アイアン
久し振りな感じがする、タイトリストのニューアイアンです。
タイトリストらしいデザインで、とてもカッコいいアイアンです。
見た目は前のモデルとすごく似ています。
前のモデルは、すごく好印象だったので、このアイアンにも期待感が膨らみます。
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前のモデルの『AP2』と同様、かなり色々な工夫が施されているようです。
最近よく見られる『アンダーカットキャビティ』では、この部分が空洞になっていますが、このアイアンには何かが詰め込まれているようです。
これにより、きっと何か大きな効果がもたらされているのだと思います。
見た目は結構シンプルなアイアンですが、実際はかなりの『ハイテク』が組み込まれているような気がします。
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素振りをしてみても、やはりこれまでの印象と全く変わることなく、かなりの好印象です。
すごくいい感じがします。
はっきりいって、『どストライク』といいますか、かなり安心して振っていけます。
適度な『重量感』と『粘り感』・・・・。アイアンに必要とされる『振り感』のエキスが『ギュッ』と凝縮されているようです。
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ボールを前にして構えてみても、かなり美しい『顔』です。
前のモデル同様、少し『トップライン』が厚い感じがしますが、全く気になりません。
むしろ、かなり『打ちやすさ』を印象づけてくれます。
すごく美しい顔ですが、全く『タフ』とか『シビア』な感じは一切しません。
『タイトリスト』のアイアンを見ていると、私はよく『ミズノのMPアイアン』を思い出します。
どちらもすごく『構え感』『打感』などの『フィーリング性能』に優れていながらも、他の性能もピカイチで高い信頼性を持てます。
そんな共通点を私は感じていて、タイトリストのアイアンは、どことなく『海外メーカーの中でのMPアイアン』といったイメージを持っています。
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このような美しいアイアンは大歓迎です。
私もそうですし、私の友人にも『タイトリストファン』はたくさんいます。
タイトリストはボールのイメージが昔から強いですが、実はアイアンには名品がとても多いと思います。
打感なども優れていますが、すごく綺麗なアイアンがたくさんあります。
私もタイトリストのボールを使うこともありますが、私はどちらかというと、やはりアイアンのイメージが強いです。
それは、こういったすごく構えやすくて美しいアイアンにたくさん出会ってきたからだと思います。
いつも購買意欲を刺激されています。
試打を開始しました。
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まず感じたのが、その当然とも言える『優れた打感』です。
予想通りではありますが、やはり何度打ってもこの感触は病み付きになる感じがします。
一球目からいいところで打てたせいか、その後もずっとこの心地良い感触を楽しむことができました。
打てば打つほど、日頃のストレスや疲れが吹き飛んでいくようです。
精神的にもすごくいい作用をもたらしてくれているような気がします。
このようなアイアンでボールを打っていると健康にもいいだろうなあ・・・・。といつも思っています。
明日からも頑張ろう・・・・。と、元気が湧いてきます。
写真では上手く写すことができなかったのですが、このアイアンのフェース面にも『ミーリング』が施されています。
初めて見たときは、ずいぶんと驚いたものですが、今はすっかり見慣れた感じがします。
国内主要メーカーのアイアンやウェッジには、よく見られたところだと思いますが、このアイアンもそういった意味でいうと、かなり日本メーカーを意識した設計になっているのでしょうか?
これからは海外メーカーも、どんどん『ミーリング』を採用するのでしょうか?
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『球のあがりやすさ』という点でも、すごく楽に上がるタイプのアイアンだと思いました。
今日、私が試打したのは、日頃使い慣れている『ダイナミックゴールド』で、『軽量スチール』もありましたが、私は迷わずこのシャフトを選びました。
『ダイナミックゴールド』が苦手な方は、軽量スチールを選択されたらいいと思いますし、このオーソドックスで美しいアイアンが、このように上がりやすいのだから『打ちやすさ』『球のあがりやすさ』を感じられる方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか?
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『ソール』の所に、何か組み込まれているのが一目瞭然ですし、これによって適度な『低重心化』が実現しているのだと思います。
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『バックフェース』のところに、『DUAL CAVITY』『TUNGSTEN Ni』という文字が記されています。
この『ソール』に組み込まれているのは比重が大きくて、いつも『ウェイト』の役目を果たす為に組み込まれている『タングステン』や『ニッケル』なのだということが容易に想像できます。
なので極端な『ワイドソール』になっていないので、(する必要もないと思いますが)すごくいい感じがしました。
『ワイドソール』過ぎると、逆に難しく感じてしまいます。
見た目のカッコいいアイアンを使ってみたいけど、球があがりづらそう・・・・。と敬遠しておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方も一度試してみられたらいいのではないでしょうか?
『すくう』とか『はらう』といったイメージでは、多少あがりづらいかもしれませんが、ある程度上からぶつけるイメージを持てる方は、かなり上がりやすく感じられるのではないでしょうか?
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『操作性』も、すごくいい感じがしました。
『操作性』には、そのクラブがもつ『重心距離』が大きく影響してくると思いますが、このアイアンは『長すぎず』かといって、極端に短い感じもしませんでした。
左右に曲げていく練習を楽しむことができました。
操作性はいいですが、『ハンドルの遊び』が全くない、『ガチガチ』なタイプのアイアンではないような気がします。
適度『扱いやすさ』がありながら、ある程度の『寛容さ』がある・・・・。といったところでしょうか?
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『安定性』という点でも、私はすごくいい印象を持つことができました。
前のモデルから、この『高安定性』は引き継がれていると思いますし、全く『シビア』な感じはしません。
上手く当たるだろうか・・・?とか、球が暴れてしまうんじゃないだろうか・・・?と不安を感じながらショットする必要がないように思われます。
構えた時に、この美しい顔を見て心の安定を保ち、あとは気持ちよく振り抜いていくだけ・・・・。
そんなシンプルな感じが丁度いいような気がします。
『ナーバス』になる必要は全くないと思います。
それほど極端な『高慣性モーメント』ではないのかもしれませんが、決して『スイートスポット』が『点』という感じはしませんでした。
ある程度の『ゾーン』というか『エリア』を持っているアイアンだと思います。
『セミオートマチック』といったところでしょうか?
ある程度の部分でこのアイアンの性能を活かしながらも、プレーヤーの意志や感覚を活かしやすいバランスの良さを持ったアイアンといえるのではないでしょうか?
『マッスルバック』と『キャビティ』のいいところが上手く調和されているような気がします。
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飛距離性能は、『まずまず』だと思いました。
明らかに『マイアイアン』よりは楽に距離を稼いでいけるタイプのアイアンではありますが、最近の全てのアイアンの中ではそれほど『飛ぶアイアン』とはいえないのかもしれません。
私の感覚でいうとちょうど6番と7番の中間、『6.5番アイアン』といったところです。
ある程度の飛距離を稼ぐことができながらも、決して極端なストロングロフトになっていないところも好感を持てます。
ここ数年、『ストロングロフト』がいわば『常識化』した感じもあり、今では決して珍しくありません。
むしろ『ノーマルロフトアイアン』を探す方が難しい感じがします。
しかし、これまで『ストロングロフトアイアン』を使ってこられた方で、最近アイアンが難しくなった・・・・。と感じておられる方が結構いらっしゃるのではないでしょうか?
やはりアイアンはロフトを立てるよりもある程度寝かせておいた方が、スコアをまとめやすい・・・・。と実感しておられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方々も、是非このようなアイアンを試してみられたらいいような気がします。
私の周りでは『ストロング』から『ノーマル』へと戻していく人達もいます。
その人達は、ある意味かなりゴルフが楽になった・・・・。と異口同音に言っています。
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比較的シンプルなデザインだと思いますし、このようなカッコいいアイアンではありますが、見た目以上に『敷居が低い』アイアンだと思うので、それほど敬遠する必要はないと思います。
タイトリストらしい、『美しさ』『フィーリングの良さ』を保ちながらも、かなり『打ちやすさ』にこだわったアイアンのような気がします。
見た目カッコよくて、実は易しい・・・・。といったクラブを私は大好きなので、このアイアンにはとても好印象を持ちました。
正直いいまして、前のモデルからそれほど劇的に変わった感じはせずに、ごくわずかな『マイナーチェンジ』にとどまっているような気がするのですが、前のモデルもすごくいいアイアンでしたし、このアイアンも前のモデルのいいところをそのまま引き継いでいるようなレベルの高いアイアンです。
『プラスポイント』ばかり感じ、『マイナス』に感じるところがありませんでした。
かなりいろいろな部分でバランスのとれたアイアンだと思いました。
今日はこのアイアンを約150球ほど、殆ど休みなしで打ち続けたのですが、全く疲れを感じることなく気持ちよく練習場を後にすることができました。
時間さえ許せば、もっともっと打っていたい・・・・。と思わせるアイアンでした。