タイトリスト VG3 ドライバー

タイトリスト VG3 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは タイトリスト VG3 ドライバー です。
KUROKAGE XM50
シャフトは KUROKAGE XM50 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は55g、トルクは4.9、キックポイントは中調子、バランスはD1.5、クラブ総重量は283gです。
正面
タイトリストVG3の新しいドライバーです。
タイトリストは2年に一度、ニューモデルが発売されるイメージがあります。
VG3のニューモデルも久しぶりです。
側面
名前はVG3ですが、外見は915によく似ています。
915の良いところをそのまま、このクラブにも取り入れているのでしょうか?
ネック長さ
ネックの長さはまずまずですが、今はショートタイプが多いので、そういう意味では少し長めといえるのかもしれません。
ソールの溝
ソールには溝がありました。
これが前のモデルとの大きな違いであり、915と重なる部分でもあります。
溝には『ACTIVE RECOIL CHANNEL』の文字がありました。
溝の深さ
溝の深さは結構ありました。
今はソールに溝のあるドライバーが増えてきましたが、メーカーによって幅や深さが違うところが興味深いです。
ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されていました。
この調整システムも、915と同じようです。
シャローヘッド
シャロータイプのヘッドです。
915もシャロー系ですが、このニューモデルのVG3はシャロー感がさらに強くなっているように見えます。
ウェイト
ソールのバックフェース近くにはウェイトがひとつだけ配置されていました。
これも915と似ているところです。
今はフェース寄りにウェイトがある物も多いですが、この位置にあるということは、結構深重心なのでしょうか?
顔
個性的な顔をしていました。
意外でした。
もっとシュッとしていて無難な感じを予想していたので、この顔は予想していませんでした。
915と大きく異なる印象です。
特にヒール側に特徴があるな・・・。と思いました。
タイトリストは異型のイメージはありませんが、昔はトライアングルタイプも発売しましたし、必ずしも正統派にこだわっているのではないのかもしれません。
つるつるのフェース面
とても綺麗なフェース面です。
つるつるのフェース面です。
ヒッティングポイントにスコアラインが無い、これまで通りのフェース面です。
何となく『乗っかり』が良さそうだな・・・。と思いました。
クラウンマーク
この個性的なクラウンマークも見慣れてきました。
やはり915シリーズに近いドライバーなんだな・・・。と思いました。
名前はVG3ですが、明らかに915をモデルにして開発されているように見えました。
振り感
素振りをしてみると、予想以上に軽くてシャフトも軟らかいです。
いわゆる『純正』ではなく、『KUROKAGE』シャフトなので、もう少ししっかり感があるかな?と思っていましたが、そうではありませんでした。
見た目の印象に合わない軽量感と軟らかさがあります。
このようなスペックがVG3のスタンダードなのでしょうか?
915と似ている部分が多いな・・・。と思っていましたが、素振りをしてみて、一番違いを感じました。
かなりソフトスペックに仕上がっています。
構え感
ボールを前にして構えてみると、少し違和感がありました。
正直、構えづらいです。
フェースが左を向いているように見えました。
左へのミスが怖い私は、苦手意識が強く出ましたし、緊張しました。
ネックのポジションは『A1』だったのですが、おそらくこのポジションが『スタンダード』なのだと思います。
調整機能を使えば、構え感も改善できるかもしれない・・・。と思ったのですが、あいにく調整の為の工具が無かったので、このまま試打することにしました。
普通に打つと、ほぼ100%左にしか行きそうにないので、少し右を向いて右から回すことにしました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は、硬いというほどではないのですが、ややしっかりとした印象をもちました。
打球音
『音』は少し高めの金属音でした。
もう少しおとなしめでもいいな・・・。と思いました。
トゥ側
球はあがりやすいです。
タフな印象は全くありませんでした。
外見は915に似ていたので、どちらかといえばヒッター向けかな?と思っていたのですが、違っていました。
スインガータイプの方をターゲットにしているのではないでしょうか?
ロフトは9.5度いうことですが、球はあがりやすいと思いました。
バックフェース
『安定性』も、なかなかいい感じです。
スイートエリアも広く、寛容さを感じます。
ラージサイズ&シャロータイプのドライバーは、昔は球がつかまりきらずに右にプッシュしてしまうことも多かったのですが、このドライバーは違っていました。
球はつかまりやすいです。
私にはつかまり過ぎな感じもします。
『ハイフック設計』といったらいいでしょうか?
フェースアングルもそうですし、違うシャフトに変えると、つかまり過ぎをもっと抑えていけるかもしれない・・・。と思いました。
飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じだと思いました。
ヒッタータイプの方よりも、スインガータイプの方のほうが恩恵を受けやすいかもしれません。
球は浮きやすくてしっかりキャリーも稼いでいくことができますし、つかまりの良さも、飛距離に結びついているように思います。
飛びの要素がいくつも重なり合っている感じがします。
操作性
『操作性』は、まずまずでした。
どちらかというと、あまり操るタイプではないと思いますが、とりあえず左右に曲げることができました。
私は持ち球がフック系なので、少し扱いづらいところはあったのですが、日頃球のつかまりが弱く、ラインを出しづらい・・・。という方には易しく感じられる部分があるのではないでしょうか?
ヒール側
タイトリストのドライバーは昔からいい物が多いですが、正直このニューモデルは私には少し合いづらい感じがしました。
顔の印象、構えたときの印象のままでした。
最初からフックが出てしまったので、少し難しいな・・・。と感じました。
タイトリスト VG3 ドライバー
名前はVG3ですが、機能的に見ても、おそらく915シリーズのほうが近いんじゃないかな?と思いました。
915シリーズの『イージーバージョン』といったらいいでしょうか?
敷居を低くして、より幅広い層にタイトリストのドライバーを使って欲しいというメーカーの思いが伝わってくるようでした。
タイトリスト VG3 ドライバー
このドライバーは私には合いづらいところもありましたが、スライス系に悩んでおられる方は多いと思いますし、そういった方々には頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
今のニーズに合ったドライバーといえるのかもしれません。
タイトリスト VG3 ドライバー
おそらく今年は915の後継モデルが発売されると思います。
発売の時期は、やはり秋でしょうか?
『913』『915』ときているので、次は『917』が順当だとは思いますが、まだ分かりません。
どのような機能が付けられるのか、今からとても楽しみです。