今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ゴリラ XX1 ドライバー です。
シャフトは To-Be XX1 POWER 60です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は60g、トルクは4.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は314g です。
久しぶりに出会った、ゴリラのドライバーです。
これまで記事には書いていませんが、何度か試打したことがあります。
ゴリラ(カナモリゴリラゴルフ)は、昔から有名な老舗メーカーです。
今日は久しぶりに、ゴリラのドライバーに出会うことができて、嬉しく思いました。
久しぶりに出会って、ちょっと印象が変わったな・・・。と思いました。
昔もいいドライバーがありましたが、このニューモデルは精悍さが増しています。
すごくカッコいいです。
適度にディープ感もあります。
とてもシンプルで美しいヘッドです。
ゴチャゴチャしていないので、メーカーの自信がうかがえます。
バックフェースにはひとつだけウェイトが配置されていました。
この位置にひとつだけあるのは、今では珍しいような気もします。
しかし、これもメーカーの綿密な計算によるところなのだと思います。
ネックの長さは、標準的だな・・・。と思いました。
こうして見ても、改めてその美しさに魅了されていました。
いい目の保養になります。
このような雰囲気のあるドライバーには、いい思い出がたくさんあるので、自然と気持ちも安らぎます。
ヒール側
トゥ側
ヒール側とトゥ側には、凹みがありました。
これも空気抵抗を減らす効果が期待できるのでしょうか?
微妙な曲線がとても綺麗だな・・・。と思いました。
同じゴルフクラブでも、パターなどはどちらかというと『直線』を感じさせるクラブだと思いますが、ドライバーやFWなどは『美しい曲線』のあるものに魅力を感じます。
セミディープバックといっていいでしょうか?
それほど厚みがあるようにも見えないのですが、今のドライバーの中では、結構ディープなほうなのかもしれません。
こういった形状のドライバーにも、たくさん出会ってきました。
高い飛距離性能が期待できそうな予感がしました。
フェース面のデザインも、シンプルでカッコいいです。
フェース面に磨きをかけて、弾きの良さを追求しているように見えます。
フェース面の中央に、ゴリラマークがあるのがオシャレだと思いました。
性能に直接影響する部分ではないと思いますが、こういった遊び心のようなものには、好感がもてます。
野生のゴリラはパワーがあって、気性が激しそうな印象もありますが、このドライバーは繊細さとカッコ良さが両立できている感じがします。
とてもいい顔をしています。
大顔ではなく、適度に小顔です。
思わず目尻が下がってしまいました。
輪郭がシャープなので、鋭い弾道をイメージできます。
これまで同様の男前ドライバーにたくさん出会ってきているので、この顔を見ているだけで、自然と気持ちも盛り上がります。
余計なことをしないで、普通に打っていくだけでいいんだな・・・。と思いました。
丸っこいというよりは、シャープな印象を受けました。
素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
シャフトがもうちょっとしっかりとしていてもいいかな?と思ったのですが、大きな不満はありませんでした。
これくらいのスペックが、今のドライバーの標準的なところなのかもしれません。
このシャフトのフレックスはSということでしたが、ハードな感じは全くしませんでした。
今はシャフトもカラフルになりましたが、このイエローもいい色だな・・・。と思いました。
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
すごく構えやすいです。
いいイメージがたくさん出ました。
落ち着いて構えることができましたし、肩の力も抜けました。
大型のヘッドを好まれる方は少し小さく見えて不安に感じられるかもしれませんが、私はあまり大きく見えすぎないほうがいいイメージも出やすいので、好感がもてました。
これは人によって、好みの違いもあるかもしれません。
アドレスがすぐに決まりました。
ごく僅かな躊躇もなく、堂々と構えることができました。
試打を開始しました。
『打感』は硬すぎず、ややしっかり目で好感がもてました。
フェースが弾く力も感じることができました。
今はあまり耳にしなくなりましたが、『トランポリン効果』という言葉を思い出しました。
『音』は、ややはっきりとした感じです。
もう少し小さくてもいいかな?と思いましたが、嫌な感じは全くしませんでした。
インパクトが緩むこともなかったですし、このままでも全く問題ないと思いました。
『球の上がりやすさ』という点では、普通かな?と思いましたが、明らかにヒッタータイプの方に合いやすいだろうと思いました。
タフな感じはしなかったのですが、すごく球があがりやすくて、どのように打っても高弾道・・・。といったタイプのドライバーとは明らかに異なると思います。
ある程度のHSがあったほうがいいのかもしれません。
人によっては『ドロップ感』を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このドライバーも当然ながら違うスペックが用意されているようなので、そちらを選ぶとまた選択肢が広がるのかもしれません。
ただ、基本的にはヒッター向けのドライバーといっていいと思います。
『安定性』という点では、今のドライバーの中では、結構『正直』な部類に属するのかな?と思いました。
『高い直進性』とか『寛容さ』は、それほど期待できないのかもしれません。
『真っ直ぐな球』というよりも、『自分の持ち球』で勝負していきたい感じがしました。
すごくシビアなドライバーだとは思いませんでしたが、今は寛容なドライバーがたくさんあるので、それらと比べると『正直さ』が感じられました。
『飛距離性能』は優れていると思いました。
最初は、やや抑えめにして『ライン出し』を中心にして打っていったのですが、予想よりもかなり飛んでいました。
かなり弾きがいいので、フェース面が仕事をしてくれるドライバーだと思いました。
適度に小顔な分だけ、球が逃げずにしっかりと捕まってくれ、それも飛距離性能にもつながったように思います。
装着されているシャフトも、それほど頼りない感じはしませんでしたが、もうちょっとしっかりしていると、もっと振っていけるような気がしました。
かなりポテンシャルの高いドライバーだな・・・。と思いました。
『操作性』も良いと思いました。
フッカーである私は最初からフック系の球を打つことができました。
曲がりを抑えていくこともできましたし、スライス系の球も打つことができました。
すごくシャープな印象のあるドライバーですが、性格的には尖った感じはなく、むしろ扱いやすい感じがしました。
プレイヤーの持ち球・得意球に素直に応えてくれるドライバーだと思いました。
インパクト時の球に伝わるパワーがすごいと思いました。
フェースがターンしやすく、ボールをしっかりとつかまえていくことができますが、自然とつかまるタイプではないので、スライスに悩んでおられる方には、易しいドライバーとはいえないのかもしれません。
投影面積が大きく、大きなフックフェースのドライバーを好まれる方には合いづらいかもしれません。
高い直進性を求めておられる方にも、合いづらいところがあるかもしれません。
人によって、ドライバーに求めるものが違うところもあると思いますが、私はこのドライバーに興味をもつことができました。
一番の特長は、高い飛距離性能だと思います。
かなり弾きがいいので、『高反発モデル』なのかな?と思ったのですが、『ルール適合モデル』なのだそうです。
安心して競技でも使うことができます。
この弾道の力強さと、ゴリラのパワフルなイメージが上手く合致しているな・・・。と思いました。
かなり久しぶりに出会った、ゴリラのドライバーで、昔のモデルとはちょっと印象も変わったところもありましたが、すごくカッコ良くなっていて性能も高いので、好感がもてました。
また何度でも試打してみたいと思いましたし、できればコースでも試してみたいと思いました。
購買意欲も刺激されてしまいました。
ゴリラは老舗メーカーですし、このメーカーのことをご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。
いわゆる『地クラブメーカー』といっていいのだと思いますが、本当に日本の地クラブメーカーの力は凄いな・・・。と思いました。
といっても海外の地クラブメーカーのことを、私は全くといっていいほど知らないのですが・・・。
このドライバーで球を打つのが楽しくて、ついつい予定の球数をオーバーしてしまいました。
すごく気に入ったので、仲間たちにも、このドライバーのことを紹介してみようと思っています。
清々しい気分のまま、練習場を後にすることができました。
ゴリラ XX1 ドライバー
- 2014年6月21日
- ゴリラ