今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは コブラ S3 アイアン の7番 です。
シャフトは FST コブラオリジナル スチール です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は102g、トルクは2.0、バランスはD3、キックポイントは中調子です。
ある意味、とてもコブラらしい、思い切ったデザインのアイアンです。
今は色々なタイプのアイアンがたくさんありますが、このアイアンはかなりキャビティ部分が大きくなっています。
かなり個性的だと思います。
『ソール幅』も、かなりワイドな感じがします。
最近ではあまり見かけなくなったような気もしますが、これくらいの幅のアイアンは昔からたくさんありました。
海外メーカーらしい感じがします。
ホーゼルもかなり短い感じがしますし、『低重心』をとことん突き詰めていけば、こういった形状になるのでしょうか?
ドライバーにせよ、アイアンにせよ『低重心』が必ずしも易しさに結び付くとは思いませんが、これは人によって好みや嗜好なども変わってくると思いますし、こういったタイプのアイアンを好まれる方もたくさんいらっしゃると思います。
『グース』もかなり効いていて、私にはやや難しく感じるタイプのアイアンだと思いました。
『彫り』も、かなり深い感じがします。
この『彫りの深さ』だけで見ても、『世界最大級』といえるのではないでしょうか?
この角度からアイアンを見ると、そのアイアンが『打感』にこだわりをもっているのか、それとも『あがりやすさ』『ミスに対する寛容さ』を重視しているのかが、だいたい解るのですが、このアイアンは明らかに『打感』よりも、『ミスに対する寛容さ』が重視されているのだと思いました。
フィーリング性能はともかく、かなり『大らかな』アイアンだという雰囲気が伝わってきます。
ボールを前にして構えてみると、その独特な雰囲気に、かなり苦手意識を持ちました。
海外メーカーらしい構え感ではありますし、何度も出会っている感じがするのですが、どうしても馴染むことができません。
どのようにして振っていいのかすら分からなくなってしまいます。
弾道のイメージも殆ど湧いてくることはありませんでした。
いつもは積極的に打っていこう・・・。と思うのですが、今日は何故か気持ちが最初から『守り』に入ってしまっていたような気がします。
背中に若干の汗をかきながら、試打を開始しました。
打ち始めから、5球連続でダフってしまいました。
当然球も変なところへ飛んで行ってしまい、私自身、かなり変なスイングとタイミングで打っていることがはっきりとわかりました。
やはり私にはかなりハードルの高いクラブなのだと思いましたし、私自身のスイングがまだまだ未熟なことを嫌というほど実感しました。
精神的な脆さも感じました。
その後、なんとか少しずつまとめていくことができました。
『安定性』という点では、本来はかなり高い性能を持っていると思うのですが、私ではなかなかこのアイアンのいいところを引き出していくことができませんでした。
時々、いい方向へ打っていくことができたのですが、まるでイメージできていない打球でしたし、そういった打球というのは、所詮『結果オーライ』に過ぎないと思いました。
『操作性』という点でも、なかなか色々な球を打つ気が起こりませんでした。
そこまで余裕がなかった・・・。というのが、正直なところです。
『打感』は、まずまず・・・。といいますか、予め予想していた通りの感触でした。
『球のあがりやすさ』という点では、このアイアンの『最大級』といってもいいほどの低重心が多くのゴルファーにとって、アドバンテージを与えてくれるのではないでしょうか?
私は上からつぶしていきたいタイプなので、なかなかこういったアイアンに馴染むことができませんでしたが、こういったタイプのアイアンを使い慣れておられる方には、球があがりやすくて好感をもたれるのではないでしょうか?
『飛距離性能』という点でも、かなりのパフォーマンスが期待できそうな気がします。
今日の私は球がバラついてしまって、ショットの確実性上げていくことが困難に感じられたのですが、それは私の技術やメンタルの未熟さからくることが大きな要因だと思いました。
今日はこのアイアンにかなり苦戦をしてしまい、なかなかいい感じの試打をすることができませんでしたが、もっと練習を積んで対応できるようになりたいです。
私には難しいタイプのアイアンでしたが、コブラには昔からいい思い出がありますし、とても好きなメーカーなので、これからも期待していきたいです。
コブラ S3 MAX アイアン
- 2011年4月14日
- コブラ
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