ゴルフクラブ試打日記。          

クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウェッジ

クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウェッジ です。
ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは58度、クラブ長さは35.125インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は119g、トルクは1.2、バランスはD4、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は472g です。
正面
クリーブランドのカッコいいウェッジです。
私が初めて購入した『ノーメッキ』のウェッジがクリーブランドだったので、やはりクリーブランドには愛着がありますし、何か安心感のようなものがあります。
これまで使ってきて、すごく信頼できたからなのかもしれません。
側面
形状はオーソドックスです。
クリーブランドのウェッジは、この『ブラック仕様』がよく似合います。
落ち着いていて引き締まった感じが、とてもいい雰囲気を醸し出しています。
ソール幅
ソール幅はノーマルな感じです。
ソールが丸みを帯びているのがよく解ります。
トゥ側からヒール側にかけて、真っ直ぐではなく、微妙な曲線になっています。
『見返り美人の曲線』を思い出していました。
あまり見ない形状です。
これもクリーブランドの研究の成果によるものでしょうか?
トレーリングエッジの丸み
トレーリングエッジが、ここまで丸いのも珍しいような気がします。
結構目立っています。
どのような効果が期待できるのでしょうか?
ネック長さ
ネックの長さも、しっかりと確保されています。
さすがはクリーブランドといった感じがします。
今のウェッジに多い、いわゆる『首長(くびなが)美人』です。
ある程度ネックの長さがキープされているほうが、スピンを掛けやすいイメージが、私には定着しています。
途中でスピンがほどける印象がありません。
トップラインの厚さ
トップラインの厚さも、ちょうどいい感じです。
全体的にすごくシャープな印象ではないのですが、ところどころを見ると、いい具合にまとまっています。
クリーブランドは、今はもうダンロップの中に組み込まれていますが、これまでのノウハウが上手く活かされているのではないでしょうか?
フラットバック
このオーソドックスなフラットバック構造も魅力的です。
今はウェッジもキャビティ構造の物が増えてきましたが、私はこのようなオーソドックスなタイプが好きです。
より繊細なイメージを伝えたいウェッジでは、必要以上の寛容さを私は求めていません。
オートマチックタイプではなく、マニュアルタイプだからこそ出しやすいフィーリングもあるように思います。
ゴルフクラブなので、やはり『物理的な性能』も求められると思うのですが、それ以上に『プレイヤーのフィーリングの引き出しやすさ』が求められるのではないでしょうか?
そういったことを考えたときに、このように昔ながらの形状をしたウェッジを見ると、魅力的に見えます。
ミーリングあり
フェース面には、とてもはっきりとしたミーリングがありました。
今はメーカーによっても、様々ですし、目立たないような物もあります。
しかし、このウェッジのミーリングはよく目立ちます。
『蛇腹(じゃばら)』のようなミーリングだな・・・。と思いました。
クリーブランドらしい感じがします。
『模様』のようなミーリングもありますが、このミーリングはスコアラインと上手く『リンク』しているように思います。
『新溝規制』によって、角溝にできなくなったところを何とか補おうとしているような感じがします。
オリジナルグリップ
ベルベットタイプの、このオリジナルグリップも、すごくいい感じです。
繊細なフィーリングを出していきたいウェッジには最適のグリップです。
さらに好感度がアップしました。
構え感
とても構えやすいです。
いいイメージがどんどん出てきました。
『ティアドロップタイプの原型』といってもいい顔をしているな・・・。と思いました。
年月が経っても、このクリーブランドウェッジの顔の良さは不変だな・・・。と思いましたし、そこがすごくいいところだと思いました。
初めて試打するクラブでも、これまでの経験や感覚を活かしやすいところが魅力的です。
ミーリングも見えたのですが、あまり気にはなりません。
すごく落ち着いて構えることができました。
ウェッジで色々と細工をして打つのが好きなので、どんな球からスタートしようかな?と思ったのですが、まずは素直にこのウェッジのフィーリングを確かめるようにして打つことにしました。
ワクワクしてきました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はソフトで、いい感じでした。
ミーリングが効いているのでしょうか?
結構『食いつき感』もありました。
スピン性能
スピン性能も高いと思いました。
ボールを止めにいきやすいウェッジだと思いました。
今は高性能な新溝ルール適合ウェッジがたくさんありますが、このウェッジはそれらの中でも、結構いいところにあるな・・・。と思いました。
『計算しやすいスピン性能』といったらいいでしょうか?
トゥ側
球はとても拾いやすくてイージーです。
出球の高さのイメージも合いやすいです。
『ポーン、ポーン』という感じで、オートマチック的に高さを揃えていくことができました。
バックフェース
ラインも出しやすいです。
いい意味で、すごく『普通』だと思いました。
懐かしさと、『勝手が分かる易しさ』といったらいいでしょうか?
旅に出ると、色々な新しい宿に泊まりたい・・・。という方も多いと思いますし、逆に勝手が分かる気心がしれた『定宿』に泊まりたい・・・。といらっしゃると思います。
私はどちらかというと、後者のほうで、勝手が分かる安心感を求めているような気がします。
ちょっと話は逸れてしまいましたが、このウェッジを試打していて、定宿に宿泊しているような安心感をもつことができました。
操作性
『操作性』もいい感じです。
色々と細工をして打つことができました。
今は『オートマチックタイプ』のウェッジも増えてきましたが、このウェッジは『マニュアルタイプ』だと思います。
特殊なミーリングが施されていて、至るところに『ハイテク』が搭載されているようにも感じるのですが、フィーリングを邪魔しないマニュアルタイプのウェッジだと思いました。
距離感
構えやすくて、いいイメージが強く出せたので、距離感もすごく合いやすいです。
一球目から、かなりシビアにターゲットを絞り込んでいったのですが、このウェッジがその『円の中』に上手くボールを運んでくれました。
出球の高さのイメージが合いやすいので、必然的に距離感も合いやすくなります。
ヒール側
私が好きなストレートネックタイプだったころも良かったのかもしれません。
今は『セミグースタイプ』がとても多いように思うのですが、このウェッジはストレートタイプといっていいと思います。
いつも通りの感覚で球を拾っていくことができました。
インパクトのタイミングも合いやすいです。
クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウエッジ
やっぱりクリーブランドのウェッジはいいな・・・。と思いました。
昔から、『ウェッジのトップメーカー』という印象があります。
ドライバーやアイアンなどもいいですが、やはりウェッジは別格のような感じがします。
ウェッジの存在感を強く際立たせてくれたメーカーだと思います。
クリーブランドの功績はとても大きいと思います。
クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウエッジ
最新モデルですし、色々な工夫が施されていると思うのですが、変えていいところと変えてはいけないところの区別がはっきり出来ているように思いました。
いいウェッジだな・・・。
楽しいな・・・。
と思いながら、あっという間に時間が過ぎていきました。
クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウエッジ
色々と細工をして楽しむこともできましたが、ノーマルなショットの再現性の高さもハイレベルだと思いました。
『手の延長』として使っていくことができましたし、フェースへのボールの乗っかり感を感じ取ることができました。
クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウエッジ
今はウェッジでも、かなり高価な物が増えてきていますし、全体的な価格にバラつきがあるように思います。
必ずしも高価であればいいというものでもないと思いますし、高価だからこそ私たちラストユーザーの心を揺さぶるようなところもあるのかもしれません。
このウェッジはすごくいい感じだったので、かなり高価なのかな?と思い、尋ねてみたのですが、とてもリーズナブルな価格設定になっていました。
間違いなくコストパフォーマンスは高いな・・・。と思いました。
海外製なのかな?と思っていたのですが、『日本製』と訊いて、ますます購買意欲が刺激されました。
ウェッジに『オートマチック性』よりも『マニュアル性』を求めておられる方に、とても魅力的なウェッジではないかな?と思いました。
クリーブランド 588 RTX 2.0 ブラックサテン ウエッジ
すごく楽しい練習ができました。
ウェッジ好きの私は、予定の球数よりも多く楽しんでしまいました。
できればアプローチグリーンで試してみたかったのですが、今日はできなかったので、また試す機会があればトライしてみたいです。