ゴルフクラブ試打日記。          

クリーブランド ランチャー TL310 ドライバー

クリーブランド ランチャー TL310 ドライバー 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは クリーブランド ランチャー TL310 ドライバー です。
Actionlite 6.0

シャフトは アクションライト6.0 カーボンシャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.2、シャフト重量は62.5g、バランスはD4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317gです。
正面

クリーブランドのニュードライバーです。
SRIスポーツがクリーブランドを買収したからでしょうか?
すごく日本的なデザインになっているように思います。
ピカピカ光って光沢感満点です。
ヒール側

クリーブランドといえば、やはりあの『クラウン部分』が凹んだ形のドライバーの印象が強いですが、このドライバーはすごくノーマルです。
『ダンロップ』が係わることになるので、これからはそういったドライバーは出にくいのではないでしょうか?
私はあの独特な形状のドライバーは性能的にはとてもいいと思っていたのですが、いかんせん見た目が良くありませんでした。
ゴルフクラブには、高い性能が求められているのは勿論ですが、見栄えの良さがとても大切なので、メーカー側としてはとてもたいへんなことだと思います。
Cleveland LAUNCHER TL310 DRIVER

ヘッド全体が、かなり『シャロー感』に包まれています。
こういったところはこれまでのクリーブランドのドライバーと共通しているところだと思います。
ちょっと前までのシャローヘッドドライバーはやや頼りない感じのする物も多かったですが、最近のドライバーは結構頼れるようになってきました。
『骨太』な感じのシャローヘッドドライバーを見かけるようになりました。
Cleveland LAUNCHER TL310 DRIVER

フェース面のトゥ側のところに『440cc』と書かれてあるのですが、それほどコンパクト感は感じませんでした。
日頃よく見かける投影面積の大きい、シャローヘッドドライバーのように見えました。
顔

『顔』も、比較的オーソドックスな感じがしました。
最近よく見かけるようになった顔で、特に珍しい感じはしませんでした。
振り感

素振りをしてみると、振りやすくていい感じがしました。
これまでのシャローヘッドドライバーによく見られたような『振り遅れ感』や『暴れ感』のようなものは感じませんでした。
しっかりとついてきてくれました。
構え感

ボールを前にして構えてみても、とても構えやすく感じられました。
やはり『ディープ感』よりは『シャロー感』を感じますし、約20cc小さくなったようなコンパクト感はあまり感じませんでした。
これがもっと立体的な形状のヘッドだったら、また違った印象になるような気がします。
それほど色々なラインのイメージが湧いてくる感じではありませんでしたが、違和感などは全く感じませんでした。
球のつかまりも良さそうですが、引っかかりそうな印象は感じませんでした。
試打を開始しました。
バックフェース

まず感じたのが、その『易しさ』といいますか、『安定性の高さ』です。
かなりイージーなドライバーだと思いました。
TOUR

『ソール』のトゥ側のところに『TOUR』と記されてありますし、いわゆるツアーモデルなのだと思いますが、そんなシビアな感じは全くしませんでした。
ちょっと前まで、『ツアーモデル』とか『プロ』などといった言葉がクラブにつけられていると、かなり敷居の高いものが多かったですが、このドライバーにはそんな感じは全くしません。
すごく敷居が低い感じがしましたし、難しく感じる部分はありませんでした。
『スイートエリア』も、かなり広いのではないでしょうか?
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、秀逸です。
形状からくる印象そのままの高弾道ドライバーです。
タフな感じは全くしません。
装着されているシャフトは、『MIYAZAKI』のシャフトなのだそうですが、すごく親しみやすいシャフトに仕上がっているような気がします。
ヒッタータイプの方は、もう少ししっかりしていてもいいんじゃないかな?と感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
9.5度というロフトを感じさせない、『球の浮きやすさ』『弾道の高さ』でした。
フェース面

『打感』はとてもソフトな感じで好感が持てました。
このドライバーを初めて見た時から、打感が良さそうな感じがしていましたが、予想通りのグッドフィーリングでした。
『MADE IN JAPAN』ということなのだそうですし、品質の高さをすごく感じます。
打球音

『音』も、すごく好感がもてました。
最近は音のいいドライバーが増えてきて、打つ前からすごく安心しているところがあるのですが、このドライバーもそんな『高音質』のドライバーだと思いました。
操作性

『操作性』という点では、扱いづらい感じはしなかったのですが、それほど大きく左右に曲げやすい感じはしませんでした。
やはり『直進性の高さ』のほうが優位に立っているドライバーなのだと思いました。
飛距離性能

『飛距離性能』も高いと思いました。
球をまとめやすいので、『平均飛距離』も伸びる感じがしましたし、今日は『長尺の難しさ』をあまり感じませんでした。
私個人的には、また違ったスペックのドライバーだと、もっと距離が稼げたような気もするのですが、このスペックのドライバーもすごくいい印象を持ちました。
『一発の飛び』というよりは、『まとまった飛び』といったらいいでしょうか?
『最高飛距離』と『最低飛距離』の落差がそれほど大きくなることはないように感じられました。
この安定性の高さと、長尺の効果が上手く噛み合っているように感じました。
側面

海外メーカーでも、日本製のドライバーはたくさんありますし、珍しいことではありません。
海外製のドライバーもいいですが、やはり日本製のドライバーには魅力を感じます。
特にこのドライバーは『メイドインジャパン』でありながら、価格設定も高すぎずに親しみやすいところに好感が持てました。
『ミス』にも『財布』にもやさしいドライバーです。
『ツアーモデル』という名の割には、すごくイージーなドライバーですし、これといった欠点は見当たりません。
すごく『コストパフォーマンス』にも優れたドライバーだと思います。
Cleveland LAUNCHER TL310 DRIVER

今日は25球ほど、このドライバーを楽しんだのですが、最初から最後まで『易しい』という言葉がずっと付いて回りました。
いろいろなメーカーも含めて、『TOUR』の名が付くドライバーの中で、おそらく『史上最高の易しさ』をもったドライバーなのではないかな?と思いました。
クリーブランドといえば、やはりウェッジが有名ですし、私も初めて『ノーメッキ』のウェッジを購入したのは、クリーブランドでした。
それからも色々なメーカーのウェッジを使っていますが、やはりクリーブランドは外せません。
いい思い出がたくさんあります。
ウェッジ(特にサンドウェッジ)は私にとっては14本のクラブセットの中で、最も摩耗が激しく、いわば『消耗品』のようになっているところもあるのですが、これからもクリーブランドのウェッジは欠かせません。
それと同時に、今日試打したような素晴らしい『イージードライバー』に出会うことができると、ドライバーまで欲しくなってしまいました。
気を全く遣わなくていいドライバーです。
『ダンロップ』といえば、『スリクソン』と『ゼクシオ』の二大ブランドに分かれますが、このドライバーはどちらかというと『ゼクシオ』に近いポジションにあるのかな?と思いました。
これからもクリーブランドのドライバーには注目していきたいです。