今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ ROGUE SUB ZERO ドライバー です。
シャフトは Tour AD IZ-6 です。
ロフトは9度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは3.2、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は312g です。
キャロウェイROGUEシリーズのドライバーです。
これまで、ROGUE、ROGUE STARと試打してきたので、これで3つめです。
どうやら『三兄弟』のようです。
以前試打したGBBの後継モデルということでいいのでしょうか?
名前は違いますが、よく似ているように思います。
おそらくですが、この『ROGUE』という名前は、これで終わりではないかな?と思っています。
次は、また違う名前になるような気がします。
たくさんありすぎてもどうかと思いますが、おそらくこれで終わりではないか?と思っています。
それは先日も書きましたが、『ROGUE』という単語が、あまりいい意味ではないからです。
これまでのモデル同様、シャロー感が強くて、円盤のようなタイプです。
キャロウェイらしいヘッド形状です。
他のメーカーでは時々見られるようになってきましたが、キャロウェイはディープタイプを発売しないのでしょうか?
ビッグバーサが登場してシャローヘッドの人気が爆発したということもあり、キャロウェイはシャロー形状に、先駆者としての誇りとこだわりを持っているのだと思います。
今はシャロータイプの支持のほうが、圧倒的に多いように思います。
昔のシャローは頼りないものも多く、飛距離のロスを大きく感じていましたが、今は技術がどんどん進んで、『頼れるシャロー』が多くなってきました。
ソールのフェース寄りにウェイトがひとつだけありました。
これは昨年試打したGBB EPIC Sub Zero ドライバーと同じです。
こういうところを見ると名前は違えど、やはり後継機種なんだな・・・。と思います。
バックフェース寄りにもウェイトがひとつだけありました。
これもやはりGBB EPIC Sub Zero ドライバーと同じです。
デザインはちょっと変わっていますが、基本的には同じコンセプトで開発されているのかな?と思いました。
ネックの長さは標準的です。
他のメーカーでは標準的ですが、キャロウェイということで、変わったな・・・。と思ってしまいます。
どうしても、スルーボアのイメージが抜けないですし、スルーボアでなくても、ショートネックのイメージが強いです。
ネックには調整システムが搭載されていました。
これもGBB EPIC Sub Zero ドライバーと同じです。
試打するのは、この『N』と『S』のポジションです。
キャロウェイらしいシャローバックタイプのヘッドです。
シャローバックではありますが、フェース高はしっかりとあって、ディープフェースになっています。
これも、今のドライバーの特徴のように思います。
これまでの経験から、シャローフェースよりも、ディープフェースのほうが飛ばしには有利だと思いますし、フェースを縦に使っていけるので、実戦でも有利に感じます。
いつも同じ高さでティアップできればいいのですが、状況(風など)によってティの高さを変えていかないといけない場合もあるので、ある程度のフェースの高さが欲しいと思っています。
キャロウェイらしい顔です。
三角形のような形状で、フックフェースに見えました。
これまでのモデルと共通するところだと思います。
よく見かけるので、これが今の顔のトレンドといえるのかもしれません。
クラウンはカーボンコンポジットタイプでした。
これも、前と同じですし、他のメーカーのクラブでもよく見られます。
装着されているグリップは、ソフトなフィーリングで好感がもてました。
薄いというよりは、結構厚みのある感じで、手にフィットしやすいです。
素振りをしてみても、いい感じです。
タイミングも取りやすく、自然な感じで振っていくことができました。
他のメーカーでもそうですし、このシャフトを最近よく見かけるようになりましが、このドライバーには、この IZ-6が純正なのでしょうか?
ボールを前にして構えてみても、やはり独特な感じがしますが、これまでのモデルと共通していますし、特別何か変わっているような感じはしませんでした。
球があがりそうですし、フックフェースに見えたので、『ハイドロー』をイメージしました。
私の好みの構え感とはちょっと違うところもあるのですが、こうしたほうがいいメリットもたくさんあるのだと思います。
このドライバーはロフトが9度ということですが、もっと寝ているように見えました。
しかし、これは昔から普通にあることですし、あまり気にしないようにしました。
高めのつかまったイメージが出ました。
試打を開始しました。
『打感』は、なかなかいい感じでした。
これまでのモデルで感じてきたフィーリングで、この打感は予想していました。
キャロウェイらしいフィーリングです。
『音』は、こもった感じはなく、はっきりしていましたが、高すぎず大きすぎないので、好感がもてました。
無難な音だと思いました。
球はよくあがってくれました。
構えたときのイメージ通り、高めでドロー系の球が一球目から出ました。
シャローで大型のドライバーですが、球はしっかりつかまってくれました。
高めの弾道ですが、結構スピンは抑えられているように感じました。
フェース寄りにあるウェイトが、よく効いているのでしょうか?
『安定性』も高いです。
フックフェースに見えたのですが、球は引っ掛かるようなこともなく、しっかりとラインを出してくれました。
安定したドロー系の球が打ちやすいです。
私はフッカーなので、ドロー系の球が自然に出る感じでしたが、フェードボールが持ち球の方も、このドライバーは右にフケにくくつかまりがいいので、易しく感じられる方も多いのではないでしょうか?
シャロー系ヘッドの特長のひとつだと思うのですが、一旦ラインに乗せたら、そこから大きくブレにくい利点があります。
昔のドライバーは、打ち出しは狙った方向にラインを出せても、途中から球筋が乱れてしまって、思ってもいない方向に飛んでいくことがよくありました。
最後まで気が抜けませんでした。
しかし、最近のドライバーではそういったことが殆ど無くなりました。
最初の打ち出しさえしっかりと出していければ、後はボールの行方を目で追っていけるようになったので、安心感があります。
『飛距離性能』も、キャロウェイらしいレベルの高さを感じましたが、正直GBBから大きく伸びているようには感じませんでした。
あまりといいますか、変わっていないような感じがしました。
今度機会があれば、打ち比べてみたいと思います。
『操作性』という点では、このようなタイプなので、あまり操りたいとは思わないのですが、一応左右に曲げてみることにもトライしました。
つかまりがいいので、私はドロー系のほうが打ちやすいと感じました。
しっかりと球をつかまえてくれました。
オートマチック性が強くなったように感じ、ブレにくいのがいいな・・・。と思いました。
最初はこれまでの流れを汲む、イージー系のドライバーなのかな?と思いましたが、結構叩いていけるところが気に入りました。
弾道の高さはしっかりと出していくことができましたが、スピンが抑えられているのがいいと思いました。
キャロウェイらしい、『易しい飛び』にこだわったモデルですが、どちらかといえば、ヒッタータイプの方に合いやすいように感じました。
キャロウェイはフィーリングよりも、どちらかといえば機能性を重視しているメーカーだと思うので、次はどのような工夫をしてくるのかがとても楽しみです。
これからも、キャロウェイのニューモデルには期待していきたいです。
キャロウェイ ROGUE SUB ZERO ドライバー
- 2018年3月16日
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