今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA 816◆◆ ドライバー です。
シャフトは BIG BERTHA です。
ロフトは9度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は53g、トルクは5.5、キックポイントは中調子、バランスはD2、クラブ総重量は313g です。
とてもシブいデザインのキャロウェイニュードライバーです。
先日試打した GREAT BIG BERTHA ドライバーと姉妹モデルなのでしょうか?
名前から、昨年試打した キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA 815◆◆ ドライバー の後継モデルということが解ります。
デザインがずいぶん変わりました。
同じALPHAでも、設計が変わっているのでしょうか?
昨年試打した BIG BERTHA ALPHA は重心を上下に移動させることができるという画期的なシステムでしたが、そのシステムはもう採用されないのでしょうか?
シャローなところもありますが、結構厚みもあって、まとまっている感じがします。
黒いヘッドなので、締まって見えます。
私はこのように引き締まって見え、適度な重量感を感じさせるヘッドは大好きです。
機能性がよく目立つデザインですが、美しさもあるな・・・。と思いました。
ネックの長さは標準的な感じがします。
今はショートネックが多いですが、このように適度な長さがあると、コントロールしやすそうな印象を受けます。
ネックには調整システムが搭載されていました。
今はこれが標準という感じがします。
カスタムが当たり前といえる時代になったのかもしれません。
調整システムが搭載されたドライバーは多いですが、中にはゴチャゴチャした感じの物もあります。
このドライバーはそれほどゴチャゴチャ感が強くないので、好感がもてました。
試打するのは、このNとSのポジションです。
グレートも結構コンパクトな感じがしましたが、こちらのほうがさらにコンパクトに感じられました。
ソールには3つのウェイトが組み込まれていました。
GREAT BIG BERTHAはウェイトを移動させるタイプでしたが、このドライバーは交換するタイプのようです。
昨年試打したALPHAは、ほぼ真ん中に大きなウェイトがひとつありましたが、このニューモデルは小さいものが3つです。
1つを3つに拡散させたのかな?と思いました。
トゥ側のウェイトのそばには『NEUTRAL』の文字がありました。
ヒール側のウェイトのそばには『DRAW』の文字がありました。
バックフェースのウェイトのそばには、何も記載されていませんでした。
こうして見ると、結構なシャローヘッドだということが解ります。
見慣れたシャローヘッドです。
しかし、顔が引き締まっていて、そのシャローを感じさせないのがいいです。
ディープそうな顔つきをしていながら、実はシャローな部分もある・・・。
そんな相反する部分が、ひとつのヘッドにあるのが面白いと思いました。
キャロウェイの『もうひとつの顔』といったらいいでしょうか?
先日試打した GREAT BIG BERTHA ドライバー のようなクラウンマークがあるタイプと、このドライバーのように無いタイプがあります。
私はこちらのほうが好きです。
素振りをしてみた感じは、『純正シャフト』ということもあり、軟らかめな印象がありますが、これは予想していました。
他にも色々なシャフトがラインアップされているのだそうです。
違うシャフトでも試してみたいと思いました。
とても構えやすいです。
つかまり過ぎず、逃がしていくイメージも出しやすいです。
左を気にせず、気持ち良く振っていけそうだな・・・。と思いました。
スライサーの方には、やや構えづらいところがあるかもしれません。
フッカーの私は安心して構えることができました。
今回試打するのはNとSのポジションですが、調整機能を使えば顔つきなども変えられるのかもしれません。
高くあがりすぎず、ライナー系に近い高さをイメージすることができました。
いいイメージが出せました。
シャローバックタイプのヘッドだけど、構えたときに、そう感じさせないのが良いと思いました。
構えやすさは『最大の機能』といえるでしょうか?
昔のドライバーは『いかにも』といった感じのものが多くありました。
今は多くのメーカーが『クラブの顔』を大切にしているように思います。
何年か前は、顔よりも機能性重視のクラブがたくさんありました。
私は全く馴染めませんでしたが、今は違います。
機能性を高めながらも、顔や打感・音などにも気を配って開発されたクラブが多くあります。
このドライバーもそのひとつだと思いました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトで良いと思いました。
少し軽めで弾く感じがありました。
キャロウェイらしく、好感のもてる打感です。
『音』は、はっきりしているのですが、大きすぎずいい感じです。
インパクトが緩んだり、合わせにいったりすることもありませんでした。
『球のあがりやすさ』は、まずまずだな・・・。と思いました。
今のドライバーの中では結構タフなほうだと思います。
外見の印象通り、明らかにヒッター向けのドライバーだといえると思います。
『安定性』という点では、それほど『易しさ』に特化したクラブではないと思います。
ある程度正直な反応をするタイプのドライバーだと思いました。
特にスライサーの方には、球がつかまりきらず右に抜けやすいと感じられるかもしれません。
高い直進性があるとは思いませんでした。
ただ、調整機能が付いているので、ある程度のところまではカバーしてくれるような気もしました。
『飛距離性能』は、なかなかいい感じだな・・・。と思いました。
力強い中弾道といったところでしょうか?
シャフトはソフトなタイプですが、しっかりと叩いていくことができました。
高くあがりすぎず、グッと我慢してくれるような弾道でした。
確実に前に運んでくれるドライバーだと思いました。
カスタムシャフトだと、もっと飛ばせそうな予感がしました。
『操作性』も、なかなかいい感じでした。
普通に左右に曲げることができました。
今は曲げにくいと感じるドライバーもありますが、このドライバーはそれらとは違うと思いました。
ウェイトなどを変えることによって、球筋も変えられそうですが、私は今のままの『N』『S』でちょうどいいような気がしました。
キャロウェイらしく、黒が印象的でカッコいいドライバーです。
大人っぽいドライバーといったらいいでしょうか?
骨太で硬派な印象をもちました。
カッコ良さに加え、搭載されている調整機能も、ユーザーの購買意欲を刺激するのではないでしょうか?
低スピン性能は優れているけど、昨年のALPHAほどハードなタイプではないな・・・。と思いました。
高性能だけど、その高性能が『敷居の高さ』につながらないような印象をもちました。
しかし、ヒッター向けのドライバーであることは間違いないと思います。
ロフト9度のドライバーでも、昔から色々なタイプがありましたが、このドライバーは『骨太』といいますか、しっかりした印象をもちました。
高くあがりすぎて弾道も弱い・・・。といった頼りないタイプではないと思いました。
来年のモデルは817になるのでしょうか?
それとも違う名前になるのでしょうか?
元々のビッグバーサとはデザインが大きく変わりましたが、これは明らかに進化なので、また次のモデルが楽しみです。
キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA 816◆◆ ドライバー
- 2015年10月21日
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