今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ コレクション アイアン の7番です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、トルクは1.7、キックポイントは手元調子、バランスはD3 です。
落ち着いた感じのする、キャロウェイの新しいアイアンです。
デザインにこだわりながらも、易しさも同時に追求しているように見えます。
コレクションというのは、キャロウェイの新しいブランドなのでしょうか?
キャロウェイコレクションといえば、ウェアをまず思い出します。
こうして見ていても、レガシーとイメージが少し被ります。
レガシーの後継モデルなのでしょうか?
それとも、また新たにレガシーが発表されるのでしょうか?
キャロウェイはブランドの移り変わりが激しいメーカーだと思います。
彫りの深さもしっかりあります。
かなり大きくえぐられています。
トップラインは厚めでした。
しかし今、これくらいはよく見かける厚さだと思います。
このオリジナルグリップは少し変わっているな・・・。と思いました。
これまで、キャロウェイのグリップはもっと硬めの物が多かったのですが、このグリップはややソフトなタイプです。
コレクションシリーズは、このグリップに変更されたのでしょうか?
私はグリップに関しては、これまでのモデルよりも、こちらのほうが好きです。
ソール幅は広めです。
シャープな感じはせずに、滑らかな曲線が目立っています。
キャロウェイのアイアンらしいところだと思います。
ネックの長さは、やや短めです。
ネックの、この部分を見ていると、やはりキャロウェイのアイアンなんだな・・・。と思えてきます。
しばらくは見られませんでしたが、昔からキャロウェイのアイアンといえば、このようになっていました。
他のメーカーでは見られない、キャロウェイの個性だと思います。
キャロウェイのアイアンが登場してからずっと、私は苦手にしていました。
独特の顔や形状などがどうしても馴染めませんでした。
しかし、キャロウェイフォージドというアイアンに出会ってから印象が変わりました。
このアイアンは少し昔にタイムスリップしたような感じがします。
キャロウェイコレクションシリーズは、バリバリの最新モデルというよりも、どこか昔の懐かしいところを活かすような作りになっているのでしょうか?
最新モデルなので、おそらくたくさんのハイテクなどが組み込まれているのだと思うのですが、こうして見る限り、それをあまり感じませんでした。
このヒール部分の出っ張りも、キャロウェイらしい感じがします。
海外メーカーのアイアンによく見られます。
できればもうちょっとすっきりしていて欲しいと私は思うのですが、この出っ張り部分が好きだという方もたくさんおられるのではないでしょうか?
このようなタイプのアイアンはたくさんあります。
フェース面にミーリングはありませんでした。
ごく普通のフェース面です。
キャロウェイの『コレクション』という新しいネーミングなので、もうちょっと高級感があるタイプなのかな?と思っていましたが、こうして見ている限り、それほどでもないような気がしました。
見慣れた感じのノーマルなフェース面です。
ボールを前にして構えてみると、まずまずでした。
予想していたよりもクセがなく、構えやすいと思いました。
余計な物も見られなかったですし、自然にスッと構えることができました。
見とれてしまうようなことはなく、淡々と見つめていたのですが、緊張することなく楽に構えることができました。
もっとシャープ感を出したら却って難しそう・・・。と苦手意識をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
そういったところに配慮して作られているのではないかな?と思いました。
この構え感からは、あまり主張のようなものは伝わってきませんでした。
試打を開始しました。
『打感』は柔らかいというよりは、結構しっかりめといいますか、ずっしりと重さを感じることができました。
『乗っかり感』もあまりなく、バンと弾く感じです。
もっと柔らかい打感を予想していたのですが、実際はしっかりした感じでした。
球はあがりやすくてイージーです。
タフなタイプではないと思いました。
見た目から想像できる易しさでした。
安定性も、なかなか高いです。
キャビティらしい寛容さがありました。
シビアな感じはしませんでした。
キャロウェイのアイアンは登場してからずっと、『易しさ』に重きを置いていたように思います。
ビッグバーサなどもそうでした。
このアイアンも、その流れを汲んでいると思いました。
『飛距離性能』も、なかなか優れていると思いました。
今の飛距離へのニーズにも、きちんと応えているように感じました。
球質が軽すぎず、『ズドン』という感じで飛んでいきました。
球の勢いが感じられました。
見た目はシンプルなキャビティアイアンですが、見えないところにも様々な最新技術が組み込まれているのではないでしょうか?
『操作性』はまずまずでした。
左右にも曲げることは難しくありませんでしたが、できればあまり細工をしたくないタイプです。
グースがきつすぎないところに好感がもてました。
球を逃がすことも難しくないアイアンだと思いました。
この新しいブランド『コレクション』は、易しさを求めつつも、見た目の良さにもこだわっているのではないかな?と思いました。
まだアイアンを試打しただけなので、他の番手のクラブがどうなっているのか分からないのですが、このアイアンを試打してみて、そのように感じました。
キャロウェイの昔のアイアンはクセの強い物がたくさんありました。
先ほども書きましたが、苦手なタイプが多かったです。
顔を見ただけで、試打をせずに返却してしまったことがたくさんあります。
そうしたことが多かったメーカーの、おそらくトップ3に入っていたんじゃないかな?と思っています。
それくらい苦手にしていました。
このアイアンを試打してみて、そういったところが改善されているように思えました。
抜群の構えやすさ・絶妙のフィーリングということはなかったのですが、『~過ぎない』ということが感じられ、上手くバランスが取れているように感じました。
次は、また違う番手のクラブを試してみたいと思いました。
キャロウェイ コレクション アイアン
- 2015年7月9日
- キャロウェイ
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