ゴルフクラブ試打日記。          

カムイ TP-09S ドライバー

カムイ TP-09S ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは カムイ TP-09S ドライバー です。
FIRE EXPRESS 65
シャフトは FIRE EXPRESS 65 です。
ロフトは9度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は69g、トルクは3.7、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は315gです。
正面
久しぶりに出会ったカムイのドライバーです。
いつも気になっていたのですが、なかなか出会うことができなかったので、とても嬉しく思いました。
今は優れた地クラブメーカーがたくさんありますが、私にとってカムイは『地クラブの雄』という印象があります。
側面
とても美しいヘッドです。
機能性と美が上手く組み合わさっています。
重厚感もあり、力強さも感じられます。
チープな感じは全くなく、高級感が漂っています。
ネック長さ
ネックは短めです。
見慣れた長さです。
2つのウェイト
バックフェースには2つのウェイトが配置されていました。
こういった工夫は、これまでもたくさん見てきました。
六角レンチがあると、簡単に取り外せそうです。
色々な重さのウェイトが用意されているのでしょうか?
トゥ側のマーク
フェース面のトゥ側にある、この控えめなカムイのマークがオシャレです。
顔
カムイらしく、いい顔に仕上がっています。
やや面長なタイプです。
これまでたくさん出会ってきました。
私はもう少し小顔が好きですが、この顔を好まれる方はとても多いように思われます。
特にフッカーの方には、好感度が高いのではないでしょうか?
セミディープバック形状
セミディープバック形状といっていいと思います。
今はシャロー系のヘッドが全盛なので、少しディープな感じがします。
このドライバーのTP-09Sの『S』は『シャロー』ということなのだそうですが、シャローというよりもセミディープのほうが近いように思いました。
ディープタイプもあるそうなので、今度機会があればそちらも見てみたいと思いました。
振り感
素振りをしても、いい感じです。
何かこう、飛びそうだな・・・。という感じがすごく伝わってきました。
高性能なシャフトが挿してあるということもありますし、ヘッドがとてもいい雰囲気を醸し出しています。
構え感
ボールを前にして構えてみても、いい印象をもちました。
構えやすいです。
先ほども書きましたが、私はもう少し小振りなほうが好きなのですが、このような面長なタイプは左への不安を和らげてくれる効果があります。
面長でフェースが被っていないので、スライサーの方には構えづらいところがあるかもしれません。
私はフッカーですが、できれば面長なタイプではなく、小顔なタイプがいいな・・・。と思うのですが、それは私の好みですし、このような面長なタイプにもいい思い出がありますし、『易しい』ということが分かっているので、この易しさに任せて打っていこう・・・。と思いました。
叩ける雰囲気が漲ったドライバーだな・・・。と思いながら見ていました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は、柔らかいというよりはしっかりめな感じです。
球の重さがしっかりと伝わってきました。
かなり弾きがいいドライバーだな・・・。と思いました。
打球音
『音』は高めの金属音でした。
嫌な音ではありませんでした。
むしろ、気持ち良くフィニッシュまで振り切っていける音です。
一球一球が楽しくなってきました。
トゥ側
『球のあがりやすさ』は、まずまずだと思いました。
今のドライバーの中では、結構しっかりしているほうだと思いました。
『シャロー』という位置づけですが、ディープに近い印象をもちました。
決して球があがらないとか、ドロップして失速してしまう・・・。ということはないのですが、ある程度のHSは必要になってくると思います。
『しっかり感』がありました。
ライナー系とまではいかなくても、中弾道といっていいように思いました。
明らかにヒッター向けのドライバーです。
バックフェース
『安定性』は高いと思いました。
予想していたよりも直進性が高くて、余計なサイドスピンは掛かりづらいように感じました。
適度なシャローと2つのウェイトがよく効いているのかもしれません。
ラインも出しやすく、そこから大きく逸れていかないので、安心感があります。
飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり高いと思いました。
弾きが良くてとても力強い弾道です。
年明け(といっても既に1月末ですが)早々、ヒット作だな・・・。と思いました。
ボールがあっという間に飛び去っていきました。
予想していたよりも遠くに飛んでいたので、ひょっとしたら『高反発モデル』なのかな?と思い、訊いてみたのですが、『適合モデル』ということでした。
ルールギリギリになるように、かなり丁寧に研磨されているのではないでしょうか?
バルドなどのドライバーを思い出しました。
カムイは昔の『カムイプロ300』の頃から、ずっと『飛ぶ』イメージが私にはあるのですが、このドライバーも、その良き伝統を受け継いでいるように感じました。
操作性
『操作性』は、なかなか良い感じでした。
直進性が高いな・・・と思ったのですが、曲げることにもトライしてみて、一応曲げることができました。
面長なタイプだったせいか、ドロー系よりもフェード系のほうが打ちやすいと思いました。
かなり極端にカットに打っていったら、大きく右に曲げることができました。
『球持ち』がそれほど長いタイプではないですが、変なクセは感じられなかったので、気を遣いすぎることもありませんでした。
KAMUI P-09S ドライバー
私はフッカーなので、このドライバーを易しく感じましたが、スライサーの方の中にはひょっとしたら球がつかまりきらずに右にプッシュしてしまう・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
そういったときはロフトやシャフトを替えられると、また違う結果も得られるような気がします。
今は大手有名メーカーの『調整機能』が当たり前のようになっているので、このようなシンプルなタイプは購入前に徹底的に試打を繰り返してフィッティングを受けるほうが得策だと思いました。
今日試打したモデルはロフト9度でしたが、10度から11度くらいが一番人気があるのかもしれない・・・。と思いました。
ヒール側
かなりポテンシャルが高いので、とても気に入りました。
あとは強度の問題だけだな・・・。と思いました。
使い続けて割れや凹みなどが出なければいいな・・・。と思いました。
永く使い続けていきたい・・・。と思えるドライバーでした。
KAMUI P-09S DRIVER
見た目のカッコ良さと重厚感にマッチした飛距離性能をもっているドライバーです、
カッコ良くて飛距離も出るので、まさに『硬派』といいますか『骨太』な感じがします。
今は男性用のドライバーでも女性の方が使う機会も増えてきています。
それだけ、クラブの幅広い層に対する対応力も高まっているのかもしれません。
しかし、このドライバーはそういったタイプとはちょっと違うように思いました。
ユーザー層を限定しているように感じられます。
KAMUI P-09S ドライバー
カムイは元々好きなメーカーでしたし、気になっていましたが、ヒット作に出会うことができて嬉しく思いました。
地クラブメーカーの性能の高さを堪能することができました。
予定よりもたくさん球を打ってしまいました。
コースでも、このドライバーの高い実力を試してみたいと思いました。
とても気分良く練習場を後にすることができました。