ゴルフクラブ試打日記。          

オノフ ドライバー タイプS

オノフ ドライバー タイプS 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは オノフ ドライバー タイプS です。
Smooth kick MP-613D

シャフトは SMOOTH KICK MP-613D です。
ロフトは10度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.8、シャフト重量は63g、バランスはD2、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は318gです。
正面

オノフらしい、とてもオシャレなデザインのニュードライバーです。
服装でいいますと、フォーマルというよりはカジュアルで親しみやすそうな雰囲気があります。
『正装』というと、少し堅苦しく感じることもありますが、カジュアルな服装は着ていてもとても楽で、リラックスできます。
要はTPOによって使い分ければいいのだと思いますが、オノフのオシャレだけど堅苦しくなく、実際に試打してみても難し過ぎないという、過去のモデルの印象から、このドライバーにはとてもカジュアルな感じがしました。
側面

これまでのオノフのドライバー同様、それほどディープな感じはしません。
かといってシャロー過ぎるほどでもないですし、これくらいが丁度いい・・・。と感じておられる方は多いのではないでしょうか?
適度なシャロー感と丸みを帯びたヘッドが特徴的です。
ネック長さ

ネックも短めで、球がよくあがりそうな印象を受けます。
タフそうな感じは全くしません。
セミシャロー

ヘッド後方の厚みも、それほど感じません。
セミシャローといっていいのではないでしょうか?
WIDE HYPER EFFECT ZONE

『WIDE HYPER EFFECT ZONE』と記されています。
とても弾きが良さそうです。
この言葉は前のモデルでも見られました。
WEIGHT DISTRIBUTION

他にも『WEIGHT DISTRIBUTION』と記されていました。
DISTRIBUTIONという単語を辞書で調べてみると、『配分』だとか『配布』という意味だと解りました。
ウェイトが適正な場所に配分されているという意味でいいのでしょうか?
こういった工夫は、これまでもたくさん見かけたように思いますし、特に珍しく感じることはありませんでした。
顔

『顔』は、とても整っています。
オノフらしい、美顔です。
整ってはいますが、難しさを感じさせない親しみやすさも兼ね備えています。
好感が持てました。
振り感

素振りをしてみた感じは、少し軽くて物足りない感じもしましたが、特に大きな不満はありませんでした。
これまでのオノフのドライバーに共通する『タフ過ぎないスペック』なのだと思います。
構え感

ボールを前にして構えてみても、良いと思いました。
ボールが不自然に曲がる感じはしません。
真っ直ぐのストレートボールをイメージすることができました。
とても整った顔ですが、ディープ感というよりは、ややシャロー感を感じました。
見惚れてしまうようなことは無かったのですが、いいイメージばかりが頭に浮かんできました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、しっかり感があって良いと思いました。
球を上手く押していける感じがします。
反発力も高く感じられますが、ボールを一瞬押していけるところに魅力を感じました。
打球音

『音』は、はっきり目で少し大きいですが、全く問題ありません。
甲高くないですし、品(ひん)のある音だと思いました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、いい感じです。
ロフト10度らしい、易しさが感じられました。
タフな感じはしませんでした。
バックフェース

『安定性』という点では、高いと思いました。
スイートエリアも広いのではないでしょうか?
ある程度のミスヒットは見逃してくれるやさしさを感じます。
ヘッド自体にシビアな感じがしませんでした。
ただ、シャフトが私には少し合っていないように感じられたので、また違ったシャフトで試してみるともっと易しく感じられたような気がします。
少し叩く度合いを強めていくと、ボールは吹き上がってフックが出てしまいました。
私が最も恐れている球です。
低いフックも嫌なのですが、今日のようにハイボールのチーピンにも、これまでたくさん痛い目にあっているので、気を付けなければならないと思いました。
ただ、これはあくまでも私のスイングレベルが低いせいであって、このドライバーの性能が良くないのだとは全く思いませんでした。
真っ直ぐな球しか出ない・・・。というドライバーではありませんが、本来はあまり球の曲がりを気にしなくていいタイプの『易しいドライバー』だと思います。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、まずまずでした。
ある程度予想していた感じの飛び性能でした。
店員さんの話によると、このドライバーは前のモデルよりも『低スピン性能』が向上しているのだそうですが、実際に打ってみても、私には『スピン過多』に感じられましたし、前のモデルの印象と大きく変わることはありませんでした。
私はもう少しライナー系の球を打っていきたかったのですが、どうしても高くあがってしまいました。
高さを抑えていければ、もっと飛距離は稼げたような気がします。
操作性

『操作性』という点でも、まずまずだと思いました。
左右どちらにも曲げるのは容易でしたが、それほど敏感に反応するタイプではないように感じました。
インテンショナルなショットにも対応しつつ、できれば安全策をとって自分の得意な持ち球で勝負すべきドライバーのような気がします。
ただ、強く叩いてしまうと、先ほども書きましたが私の場合、吹き上がりと左方向へのミスを気にしなければならないので注意が必要です。
私のスイングの精度をもっと上げていかなくてはならないと感じました。
ヒール側

オノフのニュードライバーでしたが、正直言って、前のモデルからの『マイナーチェンジ』に過ぎないと思いました。
大きく変化した感じはしません。
ずっと球を打っていて、驚くようなことは全くありませんでした。
GLOBERIDE ONOFF Driver Type-S

オノフのデザインはとても好きですが、これからはちょっと違ったタイプのクラブにも出会っていければ・・・。と思いました。
ここ最近のドライバーで、すごく魅了されたのは ヤマハ インプレスX V203 ツアーモデル ドライバー です。
このドライバーのことが頭から離れません。
メーカーがターゲットにしているゴルファーが違うので、クラブも違って当然だとは思うのですが、何かこうグッと惹きつけられるようなクラブに出会いたいと思います。
おそらく実際の製造元は同じなのではないか?と思うのですが、『打感』や『音』『顔』などで魅了されたいと思いました。
飛距離性能でも、私にはヤマハのドライバーのほうが高いパフォーマンスが期待できるような気がします。
Globeride ONOFF DRIVER TYPE-S
 
おそらく、他にも前のモデルよりも改良した部分がいくつかあるのだろうと思うのですが、あまり大きな違いはないように思いました。
前のモデルを使っていて、ニューモデルが出たから急いで買い替えなければ・・・。という感じはではありませんでした。
それは他の多くのメーカーにも共通していえるところだと思います。
ただ、このドライバーの性能が低いのではなく、あくまでも『前のモデルから大きな進化は感じられない』ということに過ぎません。
それくらい、ここ数年のクラブのレベルが高いということもいえるのだと思います。
私は感性が鈍い人間ですので、このように感じたのかもしれませんが、感性の鋭い方であれば、もっと大きな違いを感じとられたかもしれません。
このドライバーもいいドライバーだな・・・。とは思いましたが、購買意欲が刺激されることはありませんでした。
また次のモデルに期待したいですし、もっと大きな変化も感じ取りたいです。