ゴルフクラブ試打日記。          

エポン I-33 パター

エポン I-33 パター 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは エポン I-33 パター です。
オリジナルスチールシャフト

シャフトは オリジナルスチールシャフト です。
ロフトは3度、クラブ長さは34インチ、クラブ総重量は533gです。
正面

初めて手にした、エポンのパターです。
これまで、ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジは試打したことがあるのですが、パターは初めてです。
以前、同じ名前のI-33が発売されましたが、すぐに売り切れになったと聞いたことがあります。
このパターは、その復刻版なのでしょうか?
それとも後継機種ということなのでしょうか?
側面

こうして見ても、ごくノーマルなPING型パターに見えました。
見慣れた感じの、オーソドックスな感じがします。
つい先日、PINGのパターを試打したばかりなのですが、立て続けにカッコいいパターに出会うことができて、とても嬉しく思いました。
PING型のパターを発売するメーカーはたくさんありますが、EPONということで、さらに魅力が増しているように感じました。
PING型のパターを好まれる方もたくさんいらっしゃると思いますが、他にもL字マレットや普通のマレットも発売して欲しい・・・。と思っておられるエポンファンの方も多いのではないでしょうか?
エポン I-33 パター
 
先日試打したPINGのパターは、いかにも新品という感じがしていましたが、このパターは最初からいい雰囲気が漂っています。
いい意味での『USED感』といったらいいでしょうか?
新品ではありますが、結構使い込んだテイストが感じられます。
真新しさを感じさせるクラブもいいですが、このパターの落ち着いたフォルムに見とれてしまいました。
EPON I-33 パター

先日試打したPINGのパターは、フェース面にインサートといいますか、特別な溝のようなものが組み込まれていましたが、このパターは、これまでたくさん出会ってきたノーマルな感じがします。
『削り出し』なのでしょうか?
フェース面の模様

フェース面には独特の凹凸があって、それが模様のようになっています。
この模様は、これまで他のメーカーのパターでも、よく見られました。
I-33

ヒールには『I-33』の文字が刻まれています。
S20C FORGED 5×MILLED

トゥ側には、『S20C FORGED 5×MILLED』の文字が刻まれています。
柔らかい打感が特徴の、S20Cの鍛造ということなのでしょうか?
エポンマーク

ネックの部分にある、EPONマークが控えめで、オシャレです。
ソール

ソールはミラー仕上げになっていて、ピカピカ光ります。
色は違いますが、前日試打したPINGのパターと似ているな・・・。と思いました。
構え感

ボールを前にして構えてみても、さすがはEPONだな・・・。と思いました。
とても構えやすいです。
何といったらいいのでしょうか?
『ボールとの垂直感』がよく出ているな・・・。と思いました。
これまで、色々なメーカーのPING型のパターで転がしてきましたが、時には被っていたり、逆に開いたりしていて、『垂直感』が出ていないパターにも出会ってきました。
ゴルファーなら誰もが知っているような有名なパターメーカーの物でしたが、やはり『当たり外れ』はあるのかな?と思ったことを覚えています。
しかし、このパターは違います。
『正確さ』が感じられました。
精度が高いと思いました。
ボールを転がすラインが色濃く浮かんできました。
いいイメージをもつことができました。
試打を開始しました。
フェース面

この何ともいえない柔らかい打感に、思わず笑みがこぼれてしまいました。
先日試打したPINGのパターもとても柔らかいのですが、このパターはまた違ったフィーリングです。
何といったらいいのでしょうか?
あくまでも自然な柔らかさ。
吸い込む感じの柔らかさとはまたちょっと違う『メタルタッチ』の柔らかさ・・・。といったらいいでしょうか?
『芯のある柔らかさ』に、心が和みました。
ずっと遠征や出張が続いていて、久しぶりに我が家に帰った『安堵感』といったらいいでしょうか?
遠征先や出張先で、足を伸ばして入る温泉は格別なのですが、それでも我が家に帰って、小さな湯船に浸かる『落ち着き感』といった感じでしょうか?
ホッとする感じです。
ボールの芯と、フェースの芯がうまくコンタクトすると、こんなにも柔らかいフィーリングになるんだな・・・。と改めて感じました。
フェース面を指で触ってみても、当然ながら金属の硬さと、凹凸によるザラザラ感があるのですが、ボールをヒットしたときには、すごく柔らかく感じるのが不思議に思えてきます。
転がっているボールも、喜んでいるように見えてきます。
トゥ側

球の転がりも、とてもいいです。
一球目から、距離感がバッチリ合いました。
PINGのパターも転がりが良く、柔らかいフィーリングでしたが、このEPONのパターは適度に食いつき感がありますし、ブレにくい感じがしました。
エポン I-33 パター

やはり、このフェース面の模様も、大きく影響しているのではないでしょうか?
ボールが滑る感じはしません。
食いつきが良く、いい意味で『押して』いけるので、小さなテークバックでイメージしたスピードを出していけます。
なので、正確性が出てきます。
最小限の小さな動きで、転がしていけるので、再現性も高くなるように感じました。
バックフェース

『安定性』という点では、ごく普通のPING型パターといった感じがしますが、いい意味で『小さく打っていける』ので、誤差を小さくしていける感じがしました。
オデッセイなど、今は『樹脂』や『インサート』のあるパターの人気が高いですし、私もそういったパターの良さを実感しているのですが、改めて『メタルタッチ』の良さを感じました。
EPON I-33 PUTTER

コースの『本グリーン』と違い、練習グリーンはやや荒れていて、結構凹凸があったり、芝が枯れているところなどあったりして、状態は決して良くはなかったのですが、このパターはとてもいい転がりをボールに与えてくれているように感じました。
『凹凸を消した転がりの良さ』といったらいいでしょうか?
しっかりと転がしていくことができました。
今はパターのフェース面も、色々な工夫が施されるようになりましたが、改めて、こういった『ノーマル』な工夫の良さを感じ取ることができました。
ヒール側

ネックの長さもしっかりとありますし、やや上から打っていきたい方にも、とてもフィーリングが合いやすいのではないでしょうか?
とても丁寧に造られているのがよく解りましたし、エポンのクラブなので、ある程度覚悟はしていたのですが、やはり今の多くのパターと比較しても高価でした。
それでも購買意欲が刺激されてしまいました。
エポン I-33 パター

他のメーカーの『巨大な』パターの性能の高さも感じますが、やはりオーソドックスなタイプのパターのほうが使いやすいな・・・。と思いました。
先日、あるメーカーの大きなパターをコースで試してみたのですが、物理的といいますか計算上の易しさはあるんだろうな・・・。と思ったのですが、ちょっと苦戦してしまいました。
なかなか融通が利かない感じがしました。
パターでダフることは普通ありませんが、その日は2回ほどダフってしまい、大きくショートしてしまいました。
まだまだ大きなヘッドのパターに慣れていないのだと思いました。
もし、このパターをコースで試すことができたらいいな・・・。と思いました。
すごく楽しいラウンドになるだろう・・・。と思いました。
このパターで転がすのがとても楽しくて、ついつい予定よりも時間をオーバーしてしまいました。
また機会があれば、是非試打してみたいです。