ゴルフクラブ試打日記。          

エポン AF-502 アイアン

エポン AF-502 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは エポン AF-502 アイアン の7番 です。
NS PRO950GH
シャフトは NS PRO950GH です。
ロフトは31度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、キックポイントは中調子、バランスはD1.5、クラブ総重量は427gです。
EPON AF-502 アイアン
エポンのニューアイアンです。
今年、エポンというメーカーのクラブを初めて手にすることができ、色々なクラブに出会ってきましたが、今日またこうして新製品を試打できることにすごく幸せを感じました。
とてもワクワクします。
つくづく自分は恵まれていると思います。
このエポンのクラブを試打したくても、出来ない方がおられることを考えると、やはり私はラッキーなのだと思います。
しかし、エポンの直営店がある、新潟県に住んでらっしゃる方は、もっと羨ましい感じがします。
私は夢に出そうなほど、行きたくてたまらないお店です。
E
『彫り』は、それほど深くありません。
しかし、すごく易しそうな雰囲気が伝わってきます。
この形状でも『アンダーカットキャビティ』というのだそうです。
これなら、プレー後の掃除も楽だなあ・・・・。などと考えていました。
アンダーカットキャビティというのは、とても性能的に優れているのは、これまでたくさん試打してきて実感できているのですが、これまでのものは掃除が大変そうなものばかりで、なかなか購入意欲を刺激されることはなかったのですが、この形状ならすごく興味が湧いてしまいます。
クラブの性能もすごく大切ですが、後のメンテナンスのことも私はついつい考えてしまうので、なるべくシンプルな形状のものを好みます。
そういった点で、このアイアンにはとても好感を持てました。
C
『ソール幅』は、少し広い感じがしました。
極端なワイドソールという感じはしませんでしたが、なかなかの『低重心』を感じさせてくれます。
一般的にかなり易しい設計になっているのだと思いました。
N
『ホーゼル』も、しっかりとありますが、やや『ショートホーゼル』な感じがしました。
『ノンホーゼル』『スルーボア』といったアイアンは、とても難しくてなかなかコントロールしづらかった記憶が鮮明にあるのですが、これくらいだと何とか対応していける感じがします。
ただ、この角度から見ていても、『操作性』よりは『球のあがりやすさ』をチョイスして設計されているのだと思いました。
こういったアイアンに魅力を感じられる方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
M
素振りをしてみても、これまで沢山接してきた、『軽量スチールアイアン』そのものです。
昔ほど苦手意識はありませんが、やはり今でも少し難しい感じが私はしてしまいます。
『軽さ』を感じてしまうと、ついつい横着をしてしまい『手打ちスイング』になってしまうこともあるのですが、今日はそんなスイングをしないよう自分自身を戒めていきました。
一回一回丁寧に素振りを繰り返し、何とかこのアイアンの感じを掴んでいこうと思いました。
O
ボールを前にして構えてみると、意外とヘッドが大きく感じられました。
私にとっては、少し『面長』な感じがします。
こうして見ていても、『ネック回り』が少し気にはなったのですが、構えづらく感じるほどではありませんでした。
私の好みとしては、もう少し『ネック回り』が、すっきりしていた方がいいイメージが出せるのですが、それほど強い苦手意識は感じませんでした。
すごく球がつかまりそうな印象を受けました。
この『面長』と『ネック回りの形状』でお互いがうまく『相殺』されて『チャラ』になっている感じがしました。
『アイアンの構えやすさ・美しさ』という点では、つい先日試打した 三浦技研 MB-5003 というアイアンが忘れられません。
これからも、ずっと記憶に残っていくアイアンだと思います。
この『EPON AF-502』というアイアンも、その最上級のアイアンと比較してしまったら多少の違いは感じてしまいますが、このアイアンもなかなかだと思いました。
『グース』は、それほど強い感じはしなかったのですが、球がよくつかまりそうな感じがしたので、どちらかというと『スライス系』というよりは『フック系』が打ちやすそうな感じがしました。
試打を開始しました。
L
まず感じたのが、その『球のつかまりの良さ』です。
構えたときのイメージそのままの感じがしました。
決して引っ掛けて『フック』が出やすい感じはしなかったのですが、自然につかまりのいい球を打つことができました。
『プッシュ気味』の球も出ませんでした。
J
『打感』も、すごくソフトで好感を持ちました。
『EPON』のクラブなので、すごくフィーリング性能がいいのは打つ前から予想できていたことですが、やはりその期待が裏切られていないと思いました。
店員さんの説明によると、このアイアンは『中空アイアン』なのだそうですが、昔の中空アイアンに感じられていた、『打感の物足りなさ』を感じることはありませんでした。
すごくソフトな打感ですが、『球の重さ』も感じることができましたし、鈍い感じもしなかったのでとてもいいフィーリングで打っていくことができました。
K
『球のあがりやすさ』という点でも、とても好印象でした。
適度な『低重心』に加え、この高性能軽量スチールが上手く『コラボ』している感じがします。
『ストロングロフト』を全く感じさせない上がりやすさです。
このような『ロフト』が立ったアイアンで、ある程度の『高重心』だと、かなり難易度があがる気がします。
『7番』という刻印があっても、実質『5番』や『6番』になってしまうのだと思います。
この『あがりやすさ』があるからこそ、やはり『7番』なのだと思います。
昔は『距離』でその番手が決められていたような気がするのですが、今はこれだけロフトが立ってしまうと、昔の方程式は全く成り立ちません。
『スインガータイプ』の方にも、このアイアンはとても打ちやすく感じられるのではないでしょうか?
すごく楽に球をあげてくれるアイアンだと思います。
H
『安定性』という点でも、とても高いと思いました。
見た目は結構シャープな感じもしますが、見た目の印象以上に『ワイドスイートエリア』なのではないでしょうか?
最初の数発は、少し打点がバラついてしまったのですが、それを感じさせない『打感のソフトさ』と『球の安定感』です。
普通に打っていくなら、それほど曲がりを気にしなくていいアイアンだと思います。
『ワイドソール』過ぎたり、『グース』がきつすぎるアイアンが、いくら『ワイドスイートエリア』でも、私はすごく難しく感じてしまうのですが、このアイアンにはそんな難しさを殆ど感じませんでした。
比較的構えやすく感じたのも、その大きな理由のひとつだと思います。
やはりいいフィーリングを感じたり、打ちやすくする為には『構えやすさ』というのは、とても大切な『キーポイント』だと思います。
構えたときの印象でその人にとっての、そのクラブの性能が決まってしまうところもあると思うので、『物理的な性能』も確かに大切ではありますが、それ以上に『構え感』は重要だと思います。
しかし、この『構え感』も、色々と好みが分かれるところがあると思うので、なかなか『一本化』は難しいのかもしれませんが・・・。
そういった意味でも、このアイアンは私にとって、とても『安定感』を感じますし、全く難しい感じはしませんでした。
正直いって、本当はもっと『重量感』などが欲しいところですが、今日は運良くそれほどミスショットが出やすい感じはしませんでした。
すごく打ちやすいアイアンだと思いました。
Q
『飛距離性能』という点では、やはりその『大きな飛び』を強く感じます。
かなり『ロフト』が立っているので、こういったことはもう『慣れっこ』にはなっているのですが、最近はかなり本格的なアイアンに出会ってきていたので、今日はこのアイアンの『高い飛距離性能』が少し新鮮に感じられました。
アイアンに飛距離性能を求めておられる方もたくさんいらっしゃると思いますし、そういった方々にも満足できる飛距離をこのアイアンは持っていると思います。
球も浮きやすく、左右にブレにくいので、打ちやすいアイアンを探しておられる方にも、このアイアンは、かなり力になってくれるのではないでしょうか?
『中空アイアン』の『易しさ』『飛距離性能の高さ』を充分に実感できるのではないでしょうか?
私にとっては明らかに『飛び過ぎ』なので、なかなか実戦では試しづらいところがありますが、この『飛距離性能の高さ』に魅力を感じられる方も、きっとたくさんいらっしゃると思います。
P
『操作性』という点では、まずまず・・・。です。
やはり『安定性』が『操作性』を上回っているアイアンだと思います。
普通に打っていくには、なかなか曲がりづらい感じがしました。
『スライス』や『フック』にも挑戦し、一応打つことはできましたが、その確実性を上げていくには、もっと球数と時間が必要だと思いました。
しかし、このアイアンに慣れてくると、おそらく『マイアイアン』が少し難しく感じてしまうだろうと思ったので、それほど慣れなくてもいいかな・・・・?などと考えていました。
G
私はアイアンには大きく2つに分けて、『マニュアルタイプ』と『オートマチックタイプ』があると思っているのですが、このアイアンは、かなりフィーリング性能の高い『オートマチックアイアン』だと思いました。
楽な気分で振り切るだけで、自然といい球がいく感じがします。
全くシビアなアイアンではないですし、『敷居』も低いアイアンです。
それでいながら『構えやすさ』も、なかなかの感じでしたし『打感』もいいので、かなり『質の高さ』を感じました。
『エポン』らしい、ハイグレードなアイアンだと思いました。
I
易しくて、飛距離の出るアイアンを探しておられる方には、とてもいいアイアンといえるのではないでしょうか?
スインガータイプの方で、『エポン』に興味がすごくあって、使ってみたいけど難しそう・・・・。と二の足を踏んでおられる方にも、このアイアンはとても易しく感じられると思います。
これまで『エポン』のクラブを使ったことがない方にも、『初手合い』に適したアイアンといえるのかもしれません。
私が初めて『エポン』のクラブを手にしたのは、この前のモデルの『AF-501』というアイアンでしたが、そのアイアンもすごく好感度が高かったですが、このアイアンはそれ以上にいい印象を持ちました。
『バックフェース』のデザインがすっきりしているところにも好感を持てましたし、先ほども書きましたが掃除しやすい感じもすごくいいと思いました。
『AF-501』も、すごく好きなアイアンですが、どちらかといえば私はこの後継機種の『AF-502』の方が使ってみたい感じがしました。
私の周りには、まだ『エポン未経験』の人が多いので、そういった人達にもこのようなアイアンを奨めてみたいです。
すごくいいアイアンなので、気に入る人もたくさんいるだろうと思います。