ゴルフクラブ試打日記。          

エポン AF-102 ドライバー

EPON AF-102
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは エポン AF-102 ドライバー です。
写真を取り忘れてしまったのですが、シャフトは グラファイトデザイン Tour AD DI-6 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.3、キックポイントは中調子です。
昨日、私はとても嬉しいニュースを目にしました。
それはタイガー・ウッズ選手がマスターズでツアー復帰する・・・。といったニュースです。
昨年、信じられないようなスキャンダルが発覚しましたが、私は彼をずっと応援していましたし、彼の素晴らしいゴルフを見られないのは私一個人だけでなく、『世界の損失』だと思っていました。
色々と辛いこともあったとは思いますが、それを全てエネルギーに変え、ゴルフで素晴らしい成績を挙げて欲しいと思います。
これだけ苦しんだのだから『年間グランドスラム』という、とてつもない偉業も今の彼ならば決して不可能ではない・・・。と思っています。
来月がとても待ち遠しいです。
エポン AF-102
さて、このクラブですが、待望のエポンのニュードライバーです。
今月に発売になっていたのは知っていたのですが、こんなにも早く手にすることが出来るとは思ってもみませんでした。
昨年、初めてエポンのクラブを手にしたばかりなので、まだエポンのクラブとのお付き合いはとても短いのですが、私はとても魅了されています。
それとこれまで色々な方から聞いた情報などで、メーカー名は違えど、このメーカーが作るクラブを何度か手にしてきたことがあるのだと知りました。
そのクラブはどれも好印象のものばかりでした。
AF-102
昨年、私は『AF-101』という素晴らしいドライバーに出会って、すっかりその『虜(とりこ)』になってしまったのですが、このドライバーはその後継機種モデルです。
あれほど素晴らしいモデルの後継機種というのは、それだけで大きなプレッシャーとなってしまいそうですが、このドライバーを見ている限り、そんなプレッシャーに押しつぶされたような感じは全くしません。
すごく品があって、力強い感じがします。
デザイン的にも、『AF-101』より、少しすっきりしたような感じもします。
このモデルも前回同様、とても高級感が溢れています。
『最高峰』といってもいいほどの、完成度の高さを伺わせます。
このドライバーに出会えただけで、心がすごくときめいてしまいました。
これまでも書いてきましたが、こうして見ていると『美しさ』というのも、『性能の一部』なのだと改めて感じさせられます。
美しいクラブというのは、それだけでゴルファーのハートをしっかりとキャッチしますし、好きなクラブでゴルフをするから余計にゴルフが楽しくなるのだと思います。
早く『エポンユーザー』になりたいな。・・・・。と思いました。
エポン ドライバー
この角度から見ていても、とてつもなく美しいです。
脳がとろけるようです。
登山には『クライマーズ・ハイ』、マラソンには『ランナーズ・ハイ』という言葉がありますが、今日の場合、それらとちょっと意味合いが違いますが、『ゴルファーズ・ハイ』といっていいのかな・・・?などと考えていました。
『クライマーズ・ハイ』も『ランナーズ・ハイ』も、苦しい状況が続いたなかでの発生することではありますが、この『ゴルファーズ・ハイ』は、最初からずっと楽しい状況のままです。
美しいクラブは、それだけでゴルファーの心をくすぐります。
こうした美しさを目にすると、他の多くのモデルとは『別格』といえるのではないかな?と思えてきます。
上手く表現できないのですが、『集中力を生み出す美しさ』といったらいいのでしょうか?
こうして見ているだけで、いい意味で『自分の世界』に入れます。
周りの風景を消し去ってくれます。
これまで多くのモデルは『後継機種』となると、フェースが被っていたり、少し異型になっていたり・・・。と、あまりいい感じがしない物もあり、『進化』というよりは『退化』してしまっているんじゃないかな・・・・?と思えるものもありましたが、このドライバーに関してはそういったことは全くあてはまりません。
『AF-101』に初めて出会った時の感動を、今日も感じることが出来ました。
エポン ゴルフクラブ
『フェース面』を見てみると、前のモデルの『AF-101』は、『ヒッティングエリア』に『スコアライン』がありませんでしたが、この『AF-102』には、きちんと入っています。
『ヒッティングエリア』のデザインが丸くなっているので、このエリアで球を捉えればいいんだな・・・。と思いました。
それは結構広い感じがしました。
これまでの『プロモデル』と呼ばれるモデルの『ノーマル的』なスコアラインではありませんが、このフェース面のデザインも、とても好感を持つことが出来ました。
『フェース高さ』も、前のモデルより少し『ディープフェース』になっているように感じられました。
『AF-101』も、決してシャローフェースだとは思いませんが、この『AF-102』と比べると、少しシャローな気もします。
少しハードな設計になっているのかな?と思いました。
今度見比べてみたいと思いました。
02
素振りをしてみても、すごくいい感じで振っていくことが出来ました。
もう少し重量感が感じられてもいいような気もしたのですが、これくらいの重さでもすごくいい感じで振っていくことが出来ました。
とてもタイミングが合いやすいです。
何度振っても同じ音を聞くことが出来ました。
この音を聞いているだけで、「今日は調子がいい日だな・・・。」と思えてきました。
そして何より、エポンのドライバーを振っている・・・。というだけでテンションが上がりますし、私には勿体ないことだ・・・。と思えてきました。
エポンのクラブを使っても恥ずかしくないようなゴルファーに早くなりたい・・・・。と思いました。
07
ボールを前にして構えてみると、改めてその『美しさ』に感動してしまいました。
心が涙しそうになりました。
完全な『丸型』というよりは、やや『洋梨型』といえると思うのですが、とても美しいヘッドです。
『美しい』という言葉だけでは片づけられないのかもしれません。
いいイメージラインが、次から次へと頭の中に浮かんできました。
この構えやすさが、とてもいい感じで私を補助してくれているような気がします。
とても構えやすいので、体全体はリラックスしていたのですが、頭の中はずっと興奮状態でした。
もっと冷静でなければならない・・・。と何度も自分自身に言い聞かせたのですが、興奮を抑えることが出来ませんでした。
本当はもっと落ち着いた状態で試打しようと思っていたのですが、気持ちを抑えきることが出来ませんでした。
試打を開始しました。
05
まず感じたのが、その卓越した『安定性の高さ』です。
一球目から、すごくいい感じの『ストレートボール』が打てました。
打つ前から興奮状態が続いていたので、最初はややミスしてしまうかな?と思っていたのですが、その予想とは逆にすごくいい感じで、このドライバーがナイスショットを打たせてくれているように感じられました。
練習場では勿体ない。実戦に取っておきたい・・・。と思わせるような球でした。
その後も夢中になり打ち続けたのですが、球はずっと安定していました。
このドライバーに限らず、現在の多くのドライバーに共通していえることだと思うのですが、打ち出し方向に飛んでいったボールは、その先も殆ど大きな曲がりをしません。
つまり打ち出し方向さえ間違わなければ、かなり精度の高い球を打つことが容易に出来る時代になったのだと思います。
こういったオーソドックスな美しいヘッドでそれが簡単に行えるのだから、やはり『異型ヘッド』は私には縁のないものなのだと思いました。
やはり『美的性能』が高いと、ショットの弾道の美しさまでも呼び込んでくれるのではないかな・・・?などと感じていました。
最初に構えたままの『イメージライン』が、ずっと残っている感じです。
普段は一球打ち終えて次の球を打つ時は、前のショットのイメージラインは消えていることが多いのですが、今日はそれが残っているように感じられました。
次の球のアドレスをして、ワッグルしているときに、
ああ。前の打球はこのラインで打っていったんだな・・・。
と確認することが出来ました。
何球か打ち続けて、このように高い安定性があり、曲がりにくくて、おまけに飛距離も稼げるドライバーを使うことは、とても大きなアドバンテージにつながるのだと強く実感しました。
ゴルフは打つ前にナイスショットであるか否かが決まっている・・・・。という格言を以前何かの本で読んだ記憶があるのですが、このドライバーで試打を楽しんでいたら、ふとこの言葉を思い出しました。
クラブによって、その『有利性』は大きく異なる部分があると思うのですが、このドライバーは間違いなく『トップクラス』だと思いました。
『スイートエリア』も狭くて、シビアだ・・・。とは全く思いませんでした。
見た目は、このような本格派な形状のヘッドですし、難しそうな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は殆どシビアさは感じられず、いい意味での『イージーさ』を感じることができました。
他のメーカーのドライバーのように、『フェース面』全体がスイートエリアだ・・・・。というようなタイプではありませんが、あまりシビアに感じずに済むドライバーだと思います。
03
『打感』がいいことはいうまでもありません。
すごく繊細な感じがとても心地良いです。
大雑把な感じは一切しません。
前のモデルの『AF-101』の打感も私は大好きなのですが、この『AF-102』は、それに少し『柔らかさ』がプラスされたような気がします。
とてもソフトでありながらも、『球の質感』も感じられる素晴らしい感触です。
打っていてすごく楽しいです。
打感に違和感を感じてしまうと、球数をこなしていく度に『パワーダウン』してしまうこともあるのですが、今日はどんどん『パワーアップ』していく感じがしました。
なかなか疲れを感じさせません。
このような贅沢なドライバーを打っているのに、疲れを感じている暇はないな・・・・。と思いました。
とても心地良い感触を楽しむことが出来ました。
11
『音』も前のモデル同様、とても好感度が高い音です。
すごく心地良い音が耳に届いてきますし、集中力が増してきます。
大きめで甲高い音を好まれる方には、やや物足りなく感じられる音かもしれないですが、私はこの音にとても好感を持ちました。
何度でも聞いていたくなる音です。
せめてこの音を録音しておいて、家で聞くことが出来たら・・・。などと考えていました。
私にとっては、まるで『鳥のさえずり』にも似た、落ち着き感をもたせてくれる、ナチュラルな音です。
04
『球のあがりやすさ』という点でも、とても好印象でした。
先ほども書きましたが、『AF-101』よりは少し『ディープフェース』に見えていたので、少し球があがりにくい感じなのかな?と打つ前は予想していたのですが、実際はそんなことはなく、とても球があがりやすい感じがしました。
ただ球がよくあがる・・・。とか『打ち出し角』が高い・・・。というのではなく、弾道の力強さに大きな魅力を感じます。
打つ前はもっと低い感じをイメージしていたので、ちょっと意外な感じがしたのですが、やはり見えないところで大きな工夫が施されているのでしょうか?
このドライバーも、前のモデルの『AF-101』同様、『ウェイト』のような物は見えないですし、すごく『ナチュラル』な感じのドライバーなのですが、きっと目に見えないところで様々な『ハイテク』が組み込まれているのだろうと思いました。
この『DIー6』というオレンジ色のシャフトとの相性も、とてもいいようです。
全く『タフ』な感じはしませんでした。
楽に振っていくことが出来ました。
シャフトの高性能はもとより、このヘッドの高性能もすごく感じました。
このような『フェース高』なので、ティを低くして打つことが容易に行えるのですが、実際にやってみるとやはりとても簡単で低く抑えていくことも楽な感じがしました。
高弾道ボールから、ライナー性の球まで『守備範囲』の広いドライバーです。
08
『操作性』という点では、『AF-101』を初めて試打したときと同じように、決して操作しづらい感じはしなかったのですが、なかなか大きく曲がる球が打てませんでした。
私が最近ずっと目標にしている『フェードボール』がとても打ちやすいドライバーだと思いました。
しかし、大きなスライスをなかなか打つことが出来ませんでした。
かなり『切って』打ったりもして、きっとこれは大きく右に曲がっていってるだろう・・・。と思い、弾道を目で追いかけたのですが、思いのほか球は曲がっていませんでした。
やはり直進力の強いドライバーだと感じました。
球が引っかかりづらいので、私のような『フッカー』には、とても安心して振っていけるドライバーだと思います。
『ドロー系』と『フェード系』では、どちらが打ちやすく感じたかというと、今日の感じでは明らかに『フェード系』でした。
勿論、わざと大きく引っ掛けようと思えば、フッカーの私にはそれほど難しいことではないのですが、やはりそれはとても不自然なことだと思いましたし、そうする気も起こりませんでした。
このヘッドの美しさにすっかり参ってしまったような気がします。
このドライバーの性能に任せて、気持ちよく振っていくことが、一番いい結果がもたらされるのだと思いました。
09
『飛距離性能』という点では、先ほども書きましたが、かなり強烈です。
『美しさ』と『飛距離性能』が上手く両立できているドライバーだと自信を持って言えます。
『AF-101』を昨年体感しているので、このドライバーにも同じくらいの期待をしていったのですが、その飛距離性能は、こちらの期待を全く裏切らないハイレベルなドライバーです。
あっという間にボールが練習場のネットへ突き刺さっていきました。
私は『ヘッドスピード』よりも、『ボール初速』を気にするのですが、今日はその『ボール初速』がとても速いように感じられました。
この弾道の『力強さ』『速さ』は、大きな魅力です。
『AF-101』と比べてどうかな?と思ったのですが、かなりいい勝負をするような気がします。
今日試打した限りでは、どちらに軍配があがるかは解らなかったので、今度同時に試打して比較してみたいと思いました。
いずれにせよ、かなりのハイレベルな争いになることは間違いありません。
06
今日、私はこの芸術品とも呼べる素晴らしいドライバーに出会えて、すごく気持ちが高ぶっていました。
それはこうして記事を書いている今でも治まることがありません。
『ゴルフをしている上での喜び』とは、例えば、ドライバーショットがよく飛んだり、アプローチが寄ったり、ロングパットが入ったり・・・。などと色々あると思うのですが、このような素晴らしいクラブと出会うことも含まれると思います。
私はこれまで多くのクラブに出会ってきましたが、間違いなくこのドライバーは深く記憶に残るドライバーです。
『AF-101』同様、私の心の中に、ずっと存在し続けるドライバーです。
色々なゴルフクラブを試打してみるのは私のもうひとつの趣味のようなものなのですが、今日のような日があるからゴルフクラブの試打は止められません。
もし、見た目やフィーリングの合わないクラブばかりに出会っていたら、おそらくあまり試打はしないような気がしますし、自分のクラブだけにしか興味がいかないような気もします。
ちょっと『殻に閉じこもった状態』になってしまうのかもしれません。
しかし、このような素晴らしいクラブに出会えるおかげで、私の心はいつも好奇心でいっぱいです。
あまりたくさん出会う機会がないメーカーではありますが、また目にすることがあれば、試打してみてこのドライバーを楽しみたいと思いました。
同じシャフトは勿論、違うシャフトが挿してあるモデルがあれば、即座に試打したいと思いますし、その時はここでまたレポートさせて頂きたいと思います。
10
私は昨年、『AF-101』という素晴らしいドライバーに出会い、ずっと私の心の中に存在し続けていて、それをなかなか購入できずにいる自分自身をすごく歯がゆく思っています。
今はまだ何とか『AF-101』も発売されているようなので、出来るだけ早く購入したいと思っていました。
新製品の『AF-102』よりも、先にまずは『AF-101』が先決だ・・・・。と思っていました。
『AF-101』を購入できずに、廃番となり一生出会えなくなってしまえば、これから先ずっと悔いが残る・・・。と思っていたからです。
それくらい『AF-101』というドライバー(ヘッド)は、私にとっては特別な存在です。
しかし今日、この『AF-102』という素晴らしいドライバーに出会うことが出来て、少しその考えが薄まってきました。
もし、『AF-101』を購入出来なかったとしても、『AF-102』を購入することが出来れば、その葛藤は無くなるような気がしました。
勿論、『AF-101』を購入できて、この『AF-102』を購入出来れば、それが『ベスト』なのですが、このような高価なヘッドは、なかなか実現が難しいです。
価格設定も同じようなので、この『AF-102』を購入するかもしれない・・・。と思いました。
今日は初めて『AF-101』と出会った日のように、私自身の『購入意欲』とすごく激しく戦わなければならない一日になりました。
なかなか寝付けない日になってしまいます。
昨年もそうでしたし、今年もすごくいいクラブにたくさん出会ってきて、欲しいクラブが多すぎますが、仕事を頑張って少しずつ貯金をして早く購入できるようになりたいです。
今度このドライバーに出会うことが出来たら、もっと冷静でいたいと思います。
なかなか興奮が治まりませんでしたが、今日はとても楽しい試打を行うことが出来た一日でした。