今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201MB と 三浦技研 MB-5003 アイアン の7番 です。
シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<左>KS-201MB のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200 です。
<右>MB-5003 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200 です。

どちらも、とてもカッコいいマッスルバックアイアンです。
マッスルバックアイアンは最近増えてきましたが、それでもキャビティと比べると、まだまだ少ないので、今日はラッキーな日だと思いました。
美しいクラブが大好きなので、こうして見ているだけで目尻が下がってしまいます。

アイアンメーカーとして優れている、三浦技研とアキラプロダクツのアイアンを同時に試打できるのは、とても贅沢なことです。
こうして打ち比べるのは初めてじゃないかな?と思いました。
どちらも以前試打していますが、とても印象深いアイアンです。
特に三浦技研MB-5003は、私の中での『キング・オブ・マッスル』といっていい、特別な存在です。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
右側のMB-5003には見られませんが、左側のKS-201MBには少しだけリーディングエッジの削りが見られました。
こういったところは、数年前のモデルと最新モデルとの違いといえるでしょうか?
今はリーディングエッジが削られているアイアンが多くなりました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
ソール幅はどちらも狭いタイプで、殆ど同じでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
ネックは、ほんの少しだけMB-5003のほうが長いです。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
顔つきは違っていました。
KS-201MBもいい顔をしていますが、私は断然MB-5003のほうが好きです。
KS-201MBは最近よく見られる『今風(いまふう)』の顔といっていいのかもしれません。
ちょっとだけクセがあります。
それに比べ、MB-5003はクラシカルな顔で、全くクセがありません。
この美顔も、『キング・オブ・マッスル』たる所以です。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
トップラインの厚みにも、違いがありました。
はっきりとした違いです。
明らかにKS-201MBのほうが厚いです。

MB-5003

KS-201MB
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても構えやすいですが、私はMB-5003のほうが構えやすいです。
KS-201MBが普通だとすると、MB-5003は、よりクリア感があるように感じます。
KS-201MBは少しエラが張っているように見えますが、今のアイアンは多くがこのようになっています。
その点、MB-5003はエラが張っていなくてスッキリした男前です。
試打を開始しました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『打感』は、MB-5003のほうがソフトで好感が持てました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』は、互角でした。

『安定性』も互角でした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『飛距離性能』にも違いは見られませんでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『操作性』はどちらもとても優れていて、優劣はつけられませんでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
どちらもハイレベルなマッスルバックですが、顔や打感という点でMB-5003のほうが好きです。
最新モデルも素晴らしいですが、数年前のモデルも今のクラブと互角かそれ以上に競えるということを、今日改めて実感しました。