今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは アキラプロダクツ ADR ドライバー です。
シャフトは ATTAS 6☆ です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは6S、シャフト重量は64g、トルクは3.3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は311g です。
アキラの機能性を感じさせるニュードライバーです。
アキラのドライバーはディープで硬派なイメージの物も多いですが、このように大らかさを感じさせる物にもたくさん出会ってきました。
アキラはプロトタイプのイメージもありますが、このドライバーはどうなのでしょうか?
シャロー系のドライバーです。
易しそうな雰囲気があります。
バックフェース付近にはウェイトのような物がありました。
トゥ側
ヒール側
トゥ側とヒール側にもウェイトがありました。
2つ共、『7』の数字がありました。
7gということでいいのでしょうか?
この3つの位置にウェイトがあるということは重心を深くして、慣性モーメントを高めているのかもしれません。
ソールには、文字が記載されていました。
L CUP FACE
LOW,DEEP&WIDE
CENTER OF GRAVITY DESIGN
TUNABLE WEIGHT SYSTEM
となっていました。
つまり、
Lカップフェース
低くて深く、そしてワイド
重心設計
ウェイトを調整できるシステム
ということでいいのでしょうか?
クラブの特性を文字で表してくれています。
ネックは短めでした。
ウェイトが3つありますが、ネックに調整機能は搭載されていませんでした。
フェース面のデザインが変わっていました。
フェース面の中央ではなく、下のほうにスコアラインがありました。
とはいっても、この部分を指で触ってみたのですが、溝にはなっていませんでした。
強度を保つ為なのかな?と思いました。
こうして見ても、シャロータイプであることが分かります。
今はとても多い形状です。
ディープな物も少しずつ増えてきましたが、やはりシャローのほうがまだまだ多いですし、この形状を見て安心される方も多いのではないでしょうか?
大きめで丸っこい感じの顔です。
少しトゥ側が主張しているように見えたので、『つかまえ系』の顔だな・・・。と思いました。
素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。
このシャロータイプのヘッドと、アッタスの青いシャフトとの相性もいいと思いました。
タイミングもすぐに合いました。
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
つかまりが良さそうで、弾道も高いイメージが出ました。
つまり、『ハイドロー仕様』ということです。
これまでたくさん出会ってきました。
つかまりやすいので方向性を出しやすい。
球があがりやすそうなので、無理にあげる必要もない。
そんな易しさが感じられる構え感でした。
オートマチック系のクラブだと思いました。
私は少し左が気になったので、そこに気をつけよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトで良いです。
心地いいフィーリングです。
見た目の印象とマッチした打感です。
『音』は少し高めですが、全く問題ないです。
音が気になることはありませんでした。
気持ち良く振り抜いていくことができました。
球はとてもあがりやすいです。
イメージした通りでした。
ロフト(10.5度)ということもありますし、シャロー系で深重心タイプのあがりやすさを感じました。
『リアル』では、確実にもっと(ロフトが)寝ているな・・・。と思いました。
『安定性』は、高いほうだと思いました。
大きくブレる感じはしませんでした。
シビアさを感じさせるドライバーではありませんでした。
フェース面を見たときに、少し『神経質な』タイプなのかな?と思うところもあったのですが、実際は全くそんなことはありませんでした。
今、多くの支持を集めている『イージータイプ』です。
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
キャリーで伸ばしていけるタイプです。
ドライバーにも色々なタイプがあって、中にはランで押し込んでいけそうなタイプもあれば、しっかりとキャリーを出して運ぶイメージが出しやすいタイプもあります。
このドライバーは後者だと思いました。
あくまでも『私の感覚では』なのですが、もう少し弾道を抑えていければもっと距離が伸ばせたと思うのですが、それは仕方のないことだと思いました。
『操作性』は、いい感じでした。
予想していたよりも易しく感じられました。
左右へ曲げるのも難しくないと思いました。
打つ前は、もっと曲げにくいタイプかな?と思っていたのですが、そうでもなく扱いやすい印象が残りました。
それはヘッドもそうですし、装着されているシャフトのクセの無さが、そうさせているのだと感じました。
易しくて、大らかさのあるドライバーです。
機能性を感じさせるドライバーですが、それが全て『易しさ』につながっているように感じました。
機能性をもたせることによってプラスに働くドライバーもあれば、逆にマイナスに感じてしまうドライバーにも、これまでたくさん出会ってきました。
機能性が、本来の性能を邪魔しているように感じるドライバーもありました。
このドライバーはそれらとは違い、上手く機能していると思いました。
正直、真新しさのようなものは特に感じなかったのですが、今のニーズにしっかり応えているな・・・。と思いました。
特別、どこかが優れている・・・。とか、ここが他のメーカーには無い最大の長所・・・。
というところは感じられなかったのですが、全体的に上手くバランスが取れているな・・・。と思いました。
それほど多く出会うわけではないのですが、これからもアキラには期待していきたいですし、また新しいクラブに出会うことができたら、どんどん試打していって、『アキラの経験値』を高めていきたいと思いました。
アキラプロダクツ ADR ドライバー
- 2016年8月14日
- アキラプロダクツ