アキラプロダクツ ツアーウェッジ

アキラプロダクツ ツアーウェッジ 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは アキラプロダクツ ツアーウェッジ です。
ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは54度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、バランスはD2、キックポイントは元調子、クラブ総重量は478gです。
正面

アキラのニューウェッジです。
アキラのクラブは、これまでもあまり数多く接してきたわけではないのですが、今日は初めてのウェッジに出会うことができました。
今、私はウェッジを新調したいと考えているので、色々なメーカーのウェッジに興味があります。
側面

余計な贅肉がそぎ落とされた感じの、このシンプルさがすごくいいです。
やはり感性をより大切にしていくならば、よりシンプルなデザインになっていないといけないような気がします。
あまりにも余計なものがごちゃごちゃとあると、何となく『濁った』印象になってしまいがちなのですが、そういった意味でも、このウェッジはすごく『透明』な感じがしました。
やはりクラブは、こうであって欲しいものです。
ソール幅

ソール幅は、最近のウェッジの中でも、それほど広いほうではないような気がしました。
しかし、私はこれくらいの幅のウェッジをこれまでもたくさん手にしてきたので、すごくいい印象を持ちました。
平らなソールというよりは、『ラウンド』が付いていますが、何となく『滑り性能』が高そうだな・・・。と思いながら見ていました。
ネック長さ

ウェッジには、絶対に持っていて欲しい『ハイネック構造』になっています。
このネックの長さが『操作性の良さ』や『スピンの掛けやすさ』を実現してくれていることを、これまでも何度も経験してきました。
『後姿で魅せる』といったらいいでしょうか?
まるで『男の背中』のようです。
思わず見惚れてしまうようなカッコ良さが、このウェッジには感じられました。
これはすごく打ちやすそうだ・・・。と思いましたし、やる気がすごく出てきました。
今日は予定よりも、かなり多くの球数を打つんだろうな・・・。と思いました。
構え感

ボールを前にして構えてみても、とても構えやすくて、いい顔だと思いました。
やや『出っ歯形状』になっていて、ボールをすごく拾いやすそうです。
適度な小顔なのでボールが大きく見え、これから何秒後かに打つショットがまるでアニメーションのスロー再生のように頭に浮かんできました。
今日はかなりいい感じでイメージが湧いてきました。
こういった構えやすいウェッジを目にすると、『勇気百倍』といった感じがします。
ウェッジは他のクラブと比べても、かなりシビアな場面で使うことが多いですが、こういった構えやすさがすごく安心感を与えてくれ、ショットの成功率を高めてくれることを、これまでも何度も経験しています。
ウェッジはまず『顔』だ・・・。と思っておられる方も、このウェッジにはすごく好印象を持たれるのではないでしょうか?
ただ、強いグースを好まれる方は、あまりいい印象は持たれないのかもしれません。
試打を開始しました。
フェース面

まず感じたのが、そのしっかりとしていて『食いつき』の良い打感です。
これは、かなりはっきりと感じられました。
写真では、ちょっと見えづらいのですが、このウェッジのフェース面にも、しっかりとミーリング加工がされています。
それで、この喰いつき感があるのでしょうか?
MILLED FACE CNC GROOVE
 
トゥ側のところに、『MILLED FACE CNC GROOVE』と表示されていたのですが、それがこの高性能につながっているのでしょうか?
アイアンも含め、最近出会ったミーリング加工がされたクラブといえば、『ヤマハのアイアン』や『ロイコレのウェッジ』を思い出しますが、このアイアンもその効果がかなり高いと思いました。
アキラプロダクツ TourWedge

そのミーリング加工の効果なのか、スピン性能がピカイチのウェッジです。
先日、あるメーカーのウェッジを試打したときに、思っていたよりもスピンが感じられなかったのですが、このウェッジにはかなり強烈に感じられました。
この『アキラプロダクツ ツアーウェッジ』というウェッジは今、出回っているルール適合ウェッジの中でも、間違いなく『トップクラス』といっていいほどのスピン性能を持っているといっていいのではないでしょうか?
ウェッジには『顔の良さ』も含め、『高いスピン性能』を求めておられる方がたくさんいらっしゃると思うのですが、そういった方々に是非お勧めしたいウェッジです。
これはコースでもかなり活躍してくれそうだと思いました。
AKIRAPRODUCTS TourWedge

新溝ルールが適用されて、メーカーは新たに作るクラブ(ロフト25度以上)は、全てこのルールに適合させなければならない・・・。というようになっていると思うのですが、すごくスピンが効くので、店員さんに一応『新溝ルール適合』か尋ねてみたのですが、やはりルールに適合しているのだそうです。
ルールに適合しているのであれば、このウェッジを使わない手はないな・・・。と思いました。
グリーン回りがとても有利に展開できそうな気がします。
トゥ側

ウェッジなので球が上がりやすいのは勿論ですし、構えたときに感じていたように、とても球が拾いやすくて打ちやすいウェッジだと思いました。
思っていた高さで球を運んでいけるところにすごく好感を持つことができました。
極力『誤差』を小さくできるウェッジだと思いました。
バックフェース

『安定性』という点では、ウェッジらしい易しさが感じられました。
この見た目のカッコ良さから難しそうに感じておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は決してそんなことはないクラブだと思います。
『ツアー』という名前がついていて、いかにもプロが試合で使用するクラブという感じがしますし、実際にそうなのだと思いますが、敷居は高いとは思いませんでした。
むしろ、すごく馴染みやすくて親しみやすいウェッジだと思いました。
だからこそ、プロや上級者の方も使っていけるのではないでしょうか?
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、『54度』ということで、私の中では『AW』なのですが、飛び過ぎないので、すごく自然体で距離を刻んでいくことができました。
思ったような高さが出しやすかったので、必然的に距離感も合いました。
結構突っ込んでいっても、ボールを止めてくれることが解っているので、よりアグレッシブにカップを攻めていけそうな予感がしました。
フルショットのときはもちろん、グリーン回りのピッチショットなどでも、この『食いつき感』は病みつきになりそうです。
操作性

『操作性』という点でも、かなり高く、とても扱いやすいウェッジだと思いました。
これだけロフトが寝ているので、なかなか左右に大きく曲げることはできませんが、高低もつけやすかったですし、イメージに乗せていきやすい易しいウェッジだと思いました。
方向性もそうですが、やはり『距離感が合うクラブ』というのはすごく楽ですし、勇気を持つことができます。
『飛び過ぎない』『狙ったところに落としていける』クラブというのは、やはり手放せません。
気のせいだとは思ったのですが、こういった高性能なウェッジでターゲットまで運ばれているボール自体も、すごく喜んでいるように思いました。
私はつい先日のラウンドで、久しぶりにシャンクをしてしまい、その時使っていたボールに申し訳ないと思っていたのですが、今日のようにいい感じでカップを攻めていけるとボールも嬉しいのではないかな?と思いました。
AKIRAPRODUCTS ツアーウェッジ

ウェッジで『有名どころ』といえば、やはり『タイトリストのボーケイ』や『フォーティーン』『クリーブランド』などが思い出されますし、その他にも『ツアステ』や『ヤマハ』『キャロウェイ』などが人気が高いと思います。
最近試打した中では、『ロイコレ』のウェッジも、とても高性能で印象深いです。
そうしたハイレベルなウェッジがたくさんあるなかで、私はこのアキラのツアーウェッジをすごく気に入りました。
大手有名メーカーのようなクラブと違い、出会う機会がそれほど多くないのが残念ではありますが、是非ひとりでも多くの方に、このウェッジの高性能を堪能していただきたいと思いました。
ヒール側

新溝ルールが適用されて、アイアンやウェッジのスピンの掛かり具合が弱くなって、物足りなさを感じておられる方も、こういった高性能なウェッジを手にされることで、またゴルフが楽になるのではないでしょうか?
ラウンドしていると、攻めたり守ったりの繰り返しだと思うのですが、やはり攻めているときは楽しいものです。
それには日頃の練習やコースを熟知していることなども必要だと思うのですが、やはりクラブの高性能という点は見逃せません。
一般のアマチュアは、2024年からルールが適用されるので、まだそれほど慌てて買い替える必要もないと思うのですが、やはり『ルール適合クラブ』を少しでも早く使いたい・・・。というゴルファー心理が働くと思います。
しかし、それによってスピンの効きが弱くなることに不安を持っておられる方もたくさんいらっしゃると思います。
そういった方にも、ルール適合でありながら、高いスピン性能を約束してくれる、こういったハイレベルなウェッジをお勧めしたいです。
アキラのクラブを私はまだそれほど多く接してはいないのですが、このウェッジは間違いなく強く印象に残るクラブですし、すごく購買意欲が刺激されました。
是非頼れる相棒として迎え入れたいです。